Bright 英語教育

イギリス大学院でTESOL(英語教授法)を履修した、英語教育とイギリスをこよなく愛する高校教師が、英語教育、英語学習、イギリス留学関係、その他諸々を書き綴っていくブログです。日本のbrightな英語教育を思い描きながら…。

ブラック部活のホワイトな部分

初めてのブログです。 今まであまり強い自己主張をしてこなかった人間ですが、留学を機に、備忘録の役割も含めて、すこーしずつ発信型の人間になっていきたいと思っています。

さて、一発目は英語教育について、ではなく、今何かと話題になっている「ブラック部活」についてです。私自身も運動部を担当していたので、生徒、教員双方への負担を感じることが多々ありました。

 

現在のpre-sessionalコース(大学院準備コース)では、主にタイや中国、韓国といったアジアの留学生と共に勉強していますが、ある中国人留学生(24歳)と話している中、部活の話になりました。彼が最初に言ったコメントがこうです。「日本には部活があってみんな何かに参加しているんだろう?いいよなあ、羨ましいよ。」どういうことなのか詳しく聞いてみると、彼は全国大会レベルで活躍をするスイマーらしいのですが、学校に部活はなく、遠くまでスイミングスクールに通う日々を送ったそうです。彼は、中国ではごく一部の生徒のみが地域のクラブに参加し、それ以外の人はスポーツに真剣に取り組んだことがないと言います。「でも、中国って毎回すごい数のメダルをオリンピックで取るよね」と言うと、「スポーツをする生徒の中のまたごく一部が幼いころからスポーツのエリート教育を受けていて、彼らが活躍しているだけだよ。僕も地元で水泳ができるライバルはいないんだ。みんな泳げない。でも、日本の高校に遠征に行ったときにはびっくりしたよ、同じ高校にたくさん泳げる生徒がいるんだ。タイムは僕が一番良かったけど、日本人はほぼみんな同じ水準で泳げるんだ!ライバルが近くにいて羨ましいよ。」と話してくれました。

日本のスポーツ水準の高さ、確かにこれは各学校の部活動があってこそだなあと感じました。考えてみると、本田圭佑長友佑都田中将大ダルビッシュ、今や海外で活躍する選手の多くが部活動出身ですね。高校サッカーや甲子園、部活動の全国大会で活躍して、そこからプロの道へ。元からクラブユース出身ではないんですよね。

サッカーを例にとると、中学校から各市町村地区にトレセン(選抜選手の練習会)があります(中学校の先生とクラブのコーチが共同で運営しています!)。上のカテゴリーに県トレセン、地方トレセン、全国トレセンと、各中学校の部活でも才能を秘めている選手がいれば、全国まで上り詰められるシステムが出来上がっています。他の多くのスポーツでも同様でしょう。各学校でスポーツに打ち込める環境があり、切磋琢磨できる仲間がいて、上のレベルで活躍するチャンスが誰にでもある。当たり前になっているけれど、日本の部活動をベースとするスポーツ水準の高さはすごいと思います。

 

何が言いたいか、日本の頑張っている先生たちをもっともっと敬うべきです!

ちなみに部活をさらに推奨する気はありません。休養日をより多く設定してバランスよく、生徒にとっても先生にとっても心地よい部活動になっていくことを願っています。