Bright 英語教育

【日本発⇒世界で活躍する人材】を目指して、英語教育とイギリスをこよなく愛する高校教師が、英語教育、英語学習、イギリス留学関係、その他諸々を書き綴っていくブログです。日本のbrightな英語教育を思い描きながら…。

合唱祭についてのつぶやき

先月卒論を終えて無事に帰国し、職場に復帰して早くも一ヵ月近くが経ちます、、、。

ブライトンで海を眺めてボケーっとしていた日々が懐かしいというよりかは、帰ってきてからも相変わらず中学校現場は忙しなくて、本当にブライトンに一年行っていたのか…という錯覚にさえ陥っています。

 

先日、勤務校にて合唱祭が行われました。市民文化会館に全校生徒が集まり、地域で親交のあるプロの音楽家を審査員として招いて、クラス単位で発表を行う本格的な合唱祭です。生徒たちの素晴らしい歌声に圧倒されっぱなしの一日でしたが、グローバルな視点で見たら、日本の中学校の合唱祭って相当面白いなと思いました!

 

そもそも、中学生の年代に、クラス単位で課題曲に取り組み、合唱祭の場で発表するという国、日本以外にあるのでしょうか??

ホームルーム自体がなかったり、いやいや音楽は競うものではないから、、、という考えなどで行っていない国がほとんどではないのでしょうか。だとすれば、日本の合唱祭は相当特殊で、日本の子供たちは特殊な経験を積んでいるということになります。

 

合唱祭へ向けては、2~3か月かけて各クラスで取り組んでいきますが、その途中では必ずと言っていいほど仲間割れや衝突が起きます笑。「男子ちゃんと歌ってよー!」などと直接言い合ったり、先生とのやり取り帳を通して不満をぶつけたりします。しかし、時間が経って合唱祭が近づくにつれて多くの場合不思議とクラスにまとまり出てきて、衝突の一山を超えたクラスが見事な完成度の合唱を披露したりします。そして後日の感想では「賞に関わらず、賞以上のものを手に入れた気がします。」や「クラスみんなで放課後練習していた時間がとても好きでした。」といったことを書く生徒が多くいます。

 

そもそもクラスという母体があっての学校生活でないと、仲間との衝突もやり遂げた達成感も感じられないのか、と考えると、クラス単位で課題曲に取り組み、合唱祭で披露するということ自体が、日本の教育の素敵な文化だなあと感じました。会社のプロジェクトなどで外国人グループより日本人グループの方がまとまりやすいと言われるのも、クラス母体の教育という文化からきてるのかもしれません。

 

単に英語が使えれば良いのではなく、こうした日本の教育の中で育った日本人が、日本人として英語を使えるようになっていくことに今後ますます意味が出てくるのかなあと思います。