Bright 英語教育

H30年度 イギリスブライトン大学でTESOL(英語教授法)を履修した公立高校教師が、英語教育について感じたこと・学んだこと、その他諸々を書き綴っていきます。 日本のbrightな英語教育を思い描きながら。

学習ストラテジー指導① 「単語の覚え方」

学習ストラテジーの中で、Oxford(1990)の分類における「memory strategy」に関することついて、一つ授業で実践してみました。

よく生徒から、「先生、英単語はどうやって覚えていけばいいですか?」と聞かれます。もちろんこれという一つの正解はなく、100人いれば100通りの取り組み方があると思いますが、覚えた先の「活用」にまで目を向けるのであれば、

「英単語だけでなく、使用されている場面、例文と共に覚える」、または「覚える英単語を用いて自分で例文を作ってみる」

ということは有効な方法だと思います。自分が高校生の時は、例文ごと覚えてしまおうというDUOという単語帳を気に入って使っていました。今でも自分の英単語知識のベースになっていますし、DUOのフレーズが英会話の中で自然と口から出てきたりします。

 

さて、今回の授業の目的は、自分に合う合わないは置いておいて、とりあえずそんなストラテジーを試しに使ってみよう!ということです。中学校2年生の授業にて、単元のまとめの時間に15分程度で、「その単元の単語を使って、オリジナルの例文を作ろう!」という取り組みをやってみました。15分後4人組グループで例文を見せ合い、チェックし合ってからお気に入りの例文たちを提出してもらいました。

わくわくしながら提出用紙を見てみると、教科書本文の “It (this shirt) was originally plastic bottles.”を真似して、“People were originally monkeys.” “I was originally pure.”と作成したり、“Halloween wasn't originally Japanese culture.”と作成した班もありました。

'hope' を用いて、“I hope to eat many sweets for a day.”や “I hope to have a cute dog some day!!” 教科書の “I don't know yet.” から "You don't know me yet!"  "We don't lose yet!" という例文も出てきました。 

 

生徒たちの発想力の豊かさにびっくりしましたし、生徒たちも面白がって例文を作成していました。後日、学年全クラスの例文を集めて、添削後に優秀な例文の一覧プリントを作り、生徒に配布しました。自分の例文が載っているのを発見した子ははしゃいでいましたし、きっと印象付いてその例文は中々忘れないんじゃないかなと思います。また、インプットしたものをアウトプットすることで、次のインプットの質にも変化があるかもしれません。次のレッスンの単語を新しく学んだ時に、「あ、こんな例文が作れそうだ、」と生徒が考えてくれれば、今回やった15分のストラテジー指導が生きてきます。

 

 生徒それぞれに適性があるので、このストラテジーを取り入れるかどうかは各生徒次第。別に強制することでもないし、こうしたから全員が英単語を覚えられるというわけでもありません。ただ、いろいろな覚え方を知って試してみることは非常に重要であるし、そうしてるうちに自分なりの単語を覚える方法が確立しくていくんだと思います。

まだまだいろいろなストラテジーを生徒に試してもらいたいと思っています!