Bright 英語教育

【日本発⇒世界で活躍する人材】を目指して、英語教育とイギリスをこよなく愛する高校教師が、英語教育、英語学習、イギリス留学関係、その他諸々を書き綴っていくブログです。日本のbrightな英語教育を思い描きながら…。

生徒、教員におすすめしたい本

久しぶりの投稿になります。
ふと気が付けば、つかの間の冬休みが終わり、3学期も期末考査が視野に入ってくるところまで来ました。一年は本当にあっという間です、、、。去年までは高校受験に向けての指導をしていたのに、今年は中学生を受験で迎え入れる立場なので、なんだか不思議だし、わくわくしています。


さて、2月1日にイギリスは念願だった!?ブレグジットを果たし、今後のヨーロッパの動向が非常に気になります。
様々なニュースでイギリスのブレグジット問題は取り上げられていますが、政治・経済の視点ではなく、生活の地べたレベルではどのような背景があったのか。

 

今回はイギリスでの生活の実際、イギリス社会の現状がよく分かる一冊、
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を紹介したいと思います。

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2019年のYahoo!ニュース ノンフィクション本大賞を受賞した本で、どこの書店にもだいたい店頭に置かれているので、読まれた方もいるかと思いますが、これからイギリスでの滞在を考えている方多文化共生とは何なのかを考えてみたい方には本当におすすめです。とりあえず英語科、社会科の教員は全員読んだ方が良いんじゃないかとさえ思えます。

 

この本の著者であるブレイディみかこさんはイギリスのブライトン在住のライター・コラムニストです。
ブライトンは私が修士課程を過ごした留学先だったので、本屋でこの本を手に取り「ブライトン」の文字を目にした瞬間に購入を決めました笑。単純なやつです。

だがしかし、読み始めたら面白い面白い。

単に自分がブライトンでの生活を思い出せて面白い、というだけでなく、自分が肌で感じてきた多くのことがそのまま文章化されているように感じて、色々なことを改めて考えさせられました。

 

この本では、著者の息子が平和で裕福な家庭の子供が多く通っていたカトリックの小学校から、階級も人種も様々な「元底辺中学校」に進学したことを幕開けに、イギリス社会を色濃く反映しているその中学校で、様々な問題にぶち当たっていく様子が書き綴られています。

 

多様性を受け入れる、受け入れられないの問題マルチカルチュアルな社会で生活する上での衝突自分のアイデンティティとは何なのか、などなどを深く考えるきっかけを与えてくれます。

 

外国語科に進む生徒には是非読ませたいし、教員が読んで、「へえ、イギリスの中学校はこんな感じなんだ」と日本の教育と他国の教育を比較するいい機会にもなると思います。

 

日本の公立学校にも、まだ日本語が流暢ではない外国籍の生徒が入学してくるようになりました。私が勤務していた中学校でも、イスラム教家庭の生徒が3人入学し、空き教室が礼拝部屋になりました。多文化共生とはもはや他人事ではなく、日本に住む大人も子供も、真剣に考えていかなければいけない問題だと思います。


是非この本をきっかけに、多文化共生について考えてみてください!

 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー