Bright 英語教育

H30年度 イギリスブライトン大学でTESOL(英語教授法)を履修した公立高校教師が、英語教育について感じたこと・学んだこと、その他諸々を書き綴っていきます。 日本のbrightな英語教育を思い描きながら。

パラダイムシフト

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コロナの影響でここ数か月、世界は目まぐるしく変化して、時代が大きく動いていっているなあと感じます、、、。


客観的にみると、今色んなところで、これまでの常識や一般的な考え方がガラッと変わるパラダイムシフトが起きるタイミングを迎えているんじゃないだろうか、、、と思えてきます。

1 企業と個人の関係性 

 これまでは「良い高校に入り、良い大学に入り、良い会社に就職する」ことに大きな価値が置かれていました。世間によく知られている会社に就職することが、社会的ステータスに繋がると考えられていました。「企業の中での個人」という位置づけを当たり前と捉えていました。

しかし、インターネット、SNSの普及があり、個人がより力を持つ時代に突入しています。実際に、大手の会社に勤めて貰える給料を、はるかに上回る金額を個人で稼ぎ出しているYou tuber、ブロガー、投資家などが沢山出てきています。「個人ありきの企業」もしくは「組織には属さない個人」といった考え方が主流になってきています。

もう「一つの会社で生涯勤めることが一般的」という考え方は古いと言って良いかもしれません。働き方に関しても、今後「会社に従順な姿勢」よりも「個人の能力」がより重要になってくると思われます。個人のスキルを磨いていき、自分のやりたいことをやっていく、そんな時代が迫ってきています。

また、このコロナ騒動で、テレワークとなった方も多くいますが、ひょっとしたら、お家でこれだけ仕事出来るのなら、そもそも会社行かなくてもいいのでは、、、!?とIT技術の発達によって働き方自体がガラッと変わっていくかもしれません。

働き方、生き方に関わる大きなパラダイムシフトが今起こっていると言えるかもしれません。

 

2 IT、AIの進化で職種が変わる

 ここ数年でIT、AIの進化について様々な議論が沸き起こっています。

これまであった職種が、IT、AIの進化によって機械に取って代わられる。そんな変化が目まぐるしい時代に突入しています。

野村総合研究所は今後10年~15年後に、今日本で働いている人の約半数の49%の職業が、機械やAIによって代替が可能となると発表しています。

機械作業的な業務や、データを取り扱う事務作業的な職種は、より早く正確な機械やAIに取って代わられていきます。

また、学研教育総合研究所が行っている将来就きたい職業ランキング(男子)では、2019年、遂にYou tuber等のネット配信者が一位となりました。最近色んな芸能人もYou tuber デビューをしていたり、先日の安倍総理の動画の件が議論を呼んだりと、You tubeの影響は今抜群なのでものすごく納得です。

しかし10年前では考えられなかったことが起こっています、、、。 You tuberの他にもブロガー、VR作家、ドローン操縦士など、どんどん新しい職業が生まれてきています。

機械やAIではできなく、人間でしかできないことに目を向けていかないと、時代の流れについていけなくなりそうです。

これに関してはこの本がとってもためになります。

 

 

スマホの登場が人の暮らしをガラッと変えてしまったように、IT、AIの進化で職種もガラッと変わっていく。これもまたパラダイムシフト。

 

3 学校 9月始まりに!?

 そして、新型コロナの影響で休校が続いている教育関連でも、学校を9月始まりにしたらどうか、という案が出始めています。

日本人にとっては桜の時期にお別れと新しい出会いがあって、、、というイメージが強くて、あまり9月入学を想像できない人も多いかもしれませんが、発言力のある尾木ママや橋下元府知事も推奨しているので、ひょっとしたら今後現実味を帯びてくるかもしれません。

実は2012年にも東京大学が9月入学に変更することを試みましたが、そのときは他の教育機関や入社時期との兼ね合いもあり、実現はしませんでした。

しかし今回に関しては、小・中・高・大すべての教育段階において、新学期のスタートがストップしています。むしろ入社時期も含め、社会全体を9月始まりに合わせるという大きなチャンスかもしれません。

9月始まりとなれば、この4月5月の履修問題や、大会が中止されてしまった部活動の問題が解決に向かうだけでなく、多くの欧米の学校と学期始まりが重なるため、海外の学校への留学、また留学の受け入れがスムーズになり、よりグローバル化に向けた学校の取り組みが可能になります。

先生たちも、私のように中途半端に学期の途中で留学に行くようなことなく、海外の大学院等にも行きやすくなります。

当然すべての行事の時期がズレるわけですし、これまでの風習が大きく変わるようになり、乗り越えるべき障害はたくさんあるでしょうが、ひょっとしたら、今後のさらなる国際化を見据えて、この機会に9月に新年度スタート、と大転換をしてしまった方がメリットは大きいかもしれません。

 


このようになんだか大きく社会が動き出す予感がします、、、。
いろんな面で、今までの常識に捉われず、パラダイムシフトに備えて柔軟に考えていく必要がありそうです。