Bright 英語教育

H30年度 イギリスブライトン大学でTESOL(英語教授法)を履修した公立高校教師が、英語教育について感じたこと・学んだこと、その他諸々を書き綴っていきます。 日本のbrightな英語教育を思い描きながら。

日本の教育、今抜本的に見直すべし!?

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昨日読んでいた「10年後に 食える仕事 食えない仕事」からの引用です。

 

 

 

 

「OECD調査(2019年6月発表)によると、日本の中学校教師の週あたりの勤務時間は56.0時間で、世界48の国と地域の中で最長だった(平均は38.3時間)。時間に応じた成果が出ていればやりがいもあろうが、たとえば英語の成績は、各種調査で日本人は非英語圏で最下位圏が定位置で、成果が出ていない。最長の労働で最低の結果。これを「仕事の生産性が低い」という。」

 

 

 

と書かれていました。

 

 

(なにくそおおおおーーーー!)と思いました。

 

 


だがしかし、

 

 


ぐうの音も出ない。

 


世界的に日本の英語教育を見たら、これが事実です。

 

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労働時間はぶっちぎり一位です。他を寄せつけない。独走中。日本の先生たちは世界の先生たちの働き方に目を向ける暇もないから、我が道を突っ走ります。

(サウジアラビア、日本の半分くらいの労働なのに授業数は多いとか、すごっ!)

 

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しかし一方で、TOEFLの結果はお隣の韓国、中国、台湾、またタイ、ベトナムなどにも引き離されています。

そう、私たちがどこか勝手に発展国としての意識を持って?よく行くアジア諸国、私たちより英語出来ます。

(身の程を知るべきだ日本人、、、。)


なんで同じ英語を外国語として学ぶ国同士なのに、、、と思いますが、これが事実です。

「いや、これどれくらいの規模で調査してるのか分からないじゃん、日本以外は教育水準高い地域で調査してるんじゃないの!?」なんて反論もあるでしょう。

 

だがしかし、それを鑑みても、アジア諸国の方が国際的に活躍できる人材を多く輩出出来ている、ということは事実です。

私も、イギリスに留学してみて、「あ、やばい、中国人、韓国人、タイ人、英語めっちゃ出来る、、、」と痛いほど実感しました。

とあるイギリス国立大学のMA TESOL(英語科教授法 修士課程)は中国人、タイ人で合わせて95%なんてことも聞きました。ほぼアジア人やん、と思いますが、それだけアジア人が世界に向けている目は広く、深い。

日本人はまだまだ、海外で出会ったら珍しい!レアな国の人!くらいの感覚です。

 


日本の先生たちはほんとに勤勉だし、やる気に満ち溢れている超人的な先生も多くいますが、世界的なデータ、観点で見てみると、結果は出ていない。

悔しいですが、事実です。

 


これまでの文化・風習も大切だけれども、やっぱりどこか根っこの部分をごっそりと変えていかないと、ちまちました変化ばっかりを追い求めていたら、現場の大変さは変わらないのに成果は他国にさらに引き離されてしまう、という結果になってしまいます。

 

 

じゃあ、今の日本の先生方の頑張りはどこ向いちゃってんのか、というと、
明らかに授業とは関係のない時間です。

 

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部活の負担が多すぎ。

保護者が先生たちなら何でもしてくれると期待しすぎ。

事あるごとにお役所が書類を求めてくる。

 

そして日本の教員は勤勉なので、それらの期待に応えようと毎日必死です。

現場で働いている教員なら、もう誰でも前から分かり切っていることですけど、早くこの現状にメスを入れて治していかないと、先生たちは授業に集中する時間を増やすことはできません。

英語科でいえばどんどん諸外国から遅れを取ってグローバル化についていけなくなります。

 

ICTに関しても、日本は出遅れている!なんてことは前々から分かっていたのに、のらりくらりしていたから結局このコロナの騒ぎになって慌てて準備を始める。結果、まだ5%しか普及できず、テレ授業をすでに実施している諸外国にまた遅れをとる。

 

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     (2019年6月のOECD調査データ)

 

 

とにかくこの状況を抜本的に変えていかないと、日本の頑張っている先生たちも、それにちゃんと応えようとする純粋な生徒たちも、どっちも不幸になってしまう、、、。

 

ある意味、このコロナ騒動で、今まで当たり前であった部活も行事も全部ストップしているので、抜本的に見直していくいい機会だと思います!

 

そういった意味も含めて、私は個人的には9月入学賛成派です!!