Bright 英語教育

H30年度 イギリスブライトン大学でTESOL(英語教授法)を履修した公立高校教師が、英語教育について感じたこと・学んだこと、その他諸々を書き綴っていきます。 日本のbrightな英語教育を思い描きながら。

学校でのより良い叱り方とは??

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「叱ること」って本当に難しいですよね。

特に教員駆け出しのころなんて、経験がないため自分の感覚でやっていかなくてはいけないことも沢山あります。

しかし、叱るべき場面で叱れないと、信頼される先生には成り得ないし、学級崩壊を引き起こすきっかけにもなってしまいます。

私もこれまでに叱り方を間違えてしまったがために、その生徒との関係を改善させるのにかなりの時間が掛かってしまったことがあります。

 

もうほんとに大失敗でした。叱り方は重要、、、。

 

まだまだ叱り方は勉強中なのですが、これまでの経験と、先輩の先生方から頂いた考え方から、よりよい叱り方についてまとめていこうと思います。

 

 

叱るのは基本的な信頼関係が築けてから

叱りたいのであれば、まずは先生側から信頼関係を築こうとするべきです。

日常的に会話を重ねて、生徒の言っていることにも耳を傾けていきましょう。

先生が生徒の言うことを聞かないのであれば、生徒は先生の言うことを聞くわけがありません。

信頼関係が全く築けていない状態で叱るのは、ただの教師側の自己満に過ぎないと思います。生徒からは「何言ってるんだ、この先生」くらいに思われるか、ただの怖い先生と思われてしまいます。

私は新任の時、信頼関係が全く出来ていなかったのに叱って、大失敗しました。

まだ6月頃でしたが、ある野球部の生徒が、授業中やるべきことをやっていなかったため、その場で叱ったのです。こちらは「教師としての威厳を守らなければ!」「他の生徒に緩いって思われないようにしなければ!」という思いだけで結構きつく叱りました。その生徒の気持ちは全然考えられていませんでした。

結果、その生徒はその後私を避け、1年間くらいは口を聞いてくれなくなりました。

そのクラスでは結構ムードメーカー的なキャラの生徒だったので、そのクラスでの英語の授業はその後ずっと苦しかったです。

 

 

叱るのは一対一で

叱るのは一対一でするべきです。

他の人が見える所で叱ってしまうと、恥が先行してしまって、生徒はなぜ叱られているのか理解しづらくなってしまいます。

叱られている内容は本人だけが分かっていればいいし、仮に周りに叱られる理由を伝えたくても、「○○、ちょっと職員室に来なさい」と言えば、「ああ、あいつあれで叱られるのか」ということは間接的に伝わります。

他の人から見える所で直接叱ることはデメリットの方が大きいです。

野球部の生徒も、私がその場でガツンと叱ってしまったから、「プライドを傷つけられた」ことが先行してしまって、私は嫌な新任先生になってしまったのだと思います。授業後に呼び出して、話をしながら行動を改善するように説諭するべきだったと、今では思います。

 

何がいけなかったのかを明確にしてピシッと叱る

叱る時には「何がいけなかったのか」をしっかり伝えて叱ることが大切です。

たまに「だからお前は○○なんだよ!」というように勢いからその生徒の人格まで否定するようなことを言ってしまう先生もいますが、これは確実にNGです!

あくまで、その生徒がしてしまった「行動」について叱るべきです。

そうすれば、生徒がその「行動」を改めた時には褒めやすくなりますし、やっぱり最終的にはそうやって変化に気が付いて褒めた時に、叱った効果が一番出るのかなと思います。

また、叱る時は「ビシッ!」よりも「ピシッ!」と叱ることを心掛けた方が良いです。

ダラダラと叱ってしまうと、生徒に伝えたい内容が薄れてしまって、生徒にも「説教が長かった」という趣旨とは違う印象を与えてしまいます。

短時間で、いけなかった「行動」についてピシッと叱る方が効果はあると思います。

 

 

自分が直接目撃していない事柄に関しては怒鳴らない

叱り方にも「怒鳴る」パターンや「説諭」パターンなど、先生の立場やキャラによって様々だと思います。

自分の見ているところで起きたことであれば「何してるんだー!!」と怒鳴ってもいいかもしれませんが、基本的に、自分が直接目撃していない事柄に関しては怒鳴らない方が良いと思います。

やはり自分が他の先生や生徒から聞いた情報であれば、まずそのことが真実なのか、本人に確かめる必要があります。その生徒にはひょっとしたら何か理由があるのかもしれません。

その過程を省いて、「何してくれてるんだー!○○だって聞いたぞ!」と叱っても、「先生は生徒の言うことを聞いてくれない」と逆効果になってしまうかもしれません。

自分が目撃していないことに関しては、まずは生徒の言い分を聞いて、それからいけなかったことを考えさせて改められるように説諭するのが良いかと思います。

自分のクラスの生徒や部活の生徒だと、ついつい熱が入って叱ってしまいがちですが、そんな時こそ冷静になりたいです。

 

 

 

最後に、 逆に褒める時は基本みんなの前で褒めるように心がけています!

褒められた子は少し誇らしげな気分を味わえるし、周りの生徒の褒められたい、認められたい願望も刺激できて一石二鳥です。

私は毎週末に学級通信を発行していましたが、「今週のSpecial Thanks」コーナーを作って、その週に目立った善い行いを取り上げて書いていました。

給食当番じゃないけど休みの人の分をやってくれた、とか、掲示物が剥がれかけていたのを直してくれた、とか、大繩の練習で人一倍声を出していた、とか、何でも気になった善い行いを取り上げていました。結構生徒は喜んで見てくれていたように思います。

 


生徒の可能性を伸ばすために「どう叱っていくか」、「どう褒めていくか」、ということは、教員にとっては一種の永遠のテーマかもしれません。

引き続き追求していきたいと思います!!