Bright 英語教育

イギリス大学院でTESOL(英語教授法)を履修した、英語教育とイギリスをこよなく愛する高校教師が、英語教育、英語学習、イギリス留学関係、その他諸々を書き綴っていくブログです。日本のbrightな英語教育を思い描きながら…。

【Life in the UK 対策】 イギリスと国際機関編

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こんにちは、タカヒロです。

 

今はコロナ禍の影響もあり、表立ったニュースにはなっていませんが、ブレグジット問題も今年の大きなニュースの一つですね。

コロナが終息に向かうと、イギリスのEU離脱によってこれまで以上に世界が大きく動いていくことは間違いないでしょう。

一体どういった方向に進んでいくのでしょうか、、。

ニュースに注目する日々が続きますね。

 

さて、イギリスはEU(European Union) から離脱することを決めましたが、イギリスは今なお、the commonwealth(コモンウェルス)、the United Nations(国際連合)、the North Atlantic Treaty Organization (北大西洋条約機構)など様々な国際機関に加盟しています。

さすが黄金時代を築き、世界を圧巻していたイギリス。

今でも様々な国際機関で重要なポジションを占めています。

Life in the UKでも必須のトピックとなります!

 

こちらの記事では、イギリスと国際機関について、Life in the UK テストで問われる重要な点をまとめていきます。

 

 

イギリスと国際機関についてのまとめ

EU

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まずEUについてです。

どのような趣旨で加盟することになったのか、その過程が分かると、なぜ離脱したのかが見えてきます。

ざっくりと見ていきます。

 

もともとは第二次世界大戦の反省を生かして、もう争いが起きないようにヨーロッパを統合していこうという考えの下、1958年にEEC(European Economic Community)が発足しました。

加盟国はフランス、西ドイツ、イタリア、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクです。

ベーシック6と呼ばれています。

イギリスは加盟していません。

 

イギリスはEECに対抗するように、1960年にEFTA(European Free Trade Association)を発足させています。

加盟国はイギリス、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、スイス、オーストリア、ポルトガルです。「俺たちは俺たちでやっていく」というスタンスです。

 

しかし、EEC側は順調。経済の統合に留まらず、

「今まで武器開発で重要な石炭の取り合いで揉めていたから、石炭も共同管理しよう!」とECSC(ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体)を、また、「原子力エネルギーの管理、開発も一緒にやろう!」とEURATOM(ヨーロッパ原子力共同体)を発足させ、EECと3つ合わせてEC(ヨーロッパ共同体)と発展させていきました。

平和のために「経済・武器・原子力」を共同で管理していこうとしたわけです。

 

それに対し、イギリス側のEFTAは、人口が少なく、工業偏重でバランスが悪かったため、遅れを取っていました。

このままではまずい、、、そこに追い打ちをかけるようにオイルショックが起こり、さらに運営が困難になったため、イギリスはついに一転して、デンマーク、アイルランドと共に1973年にECに加盟しました。

 

(ちなみにイギリスがECへの加盟を求めた際、大のイギリス嫌いで知らせるフランスのド・ゴールによって拒否されます。最終的にド・ゴールの死後にイギリスは加盟が認められました。) 

 

その後ECは1980年代にギリシア、ポルトガル、スペインが加わり拡大ECとなり、1993年に本部をブリュッセルに置くEUへと発展していきました。

その後も加盟国を増やし、2004年には東欧10か国も加わり、現在28か国が加盟となっています。

 

ということは、

イギリス側から見たら、もともとEC(現EU)への加盟には乗り気ではなかったわけです。

経済は自分たちでやっていきたいという意思があった。

ずるいようにも思えますが、通貨もユーロを使わずに歴史と信用があるポンドを貫いてきた。

EC(現EU)に加盟すると、結果的に東欧諸国の人々がどんどんイギリスに入ってきて、イギリスの福祉を自由に利用するようになり、合わせて難民も多く流れてきて、遂に「もうEU抜けてやろうぜー!!」というふうに世論がヒートアップしてしまったわけですね、、。

 

ポイントはイギリスはEUの元であるEEC発足時のメンバーではないということです。

 

Commonwealth

commonwealthとは、1931年のウェストミンスター憲章で成立した、イギリス本国と自治領、植民地を結ぶ緩やかな連合体です。

この繋がりがあったからこそ、1932年のブロック経済の政策が可能となりました。

ブロック経済とは、1929年に起きた世界恐慌から自国の経済を守るために、お金と物の流通を自国と植民地に限定してしまう政策です。

 

現在では元イギリス領を中心に、53か国が加盟しています。

イギリス女王が組織のトップを務めています。現在はエリザベス2世です。

経済的なしがらみはなく、あくまで緩やかな連合体です。

加盟国は以下の通りとなります。

イギリス、キプロス、マルタ、インド、パキスタン、スリランカ、マレーシア、シンガポール、バングラデシュ、ブルネイ、カナダ、トリニダード・トバゴ、ジャマイカ、バルバドス、バハマ、グレナダ、ドミニカ国、セントビンセント・グレナディーン、セントルシア、ベリーズ、アンティグア・バーブーダ、セントクリストファー・ネイビス
ガイアナ、南アフリカ共和国、ガーナ、ナイジェリア、シエラレオネ、タンザニア、ウガンダ、ケニア、ザンビア、マラウィ、ボツワナ、レント、スワジランド、モーリシャス、セーシェル、ナミビア、モザンビーク、カメルーン、ルワンダ、オーストラリア、ニュージーランド、トンガ、サモア、フィジー、パプアニューギニア、ソロモン諸島、ツバル、キリバス、バヌアツ、ナウル

国旗に小さくユニオンジャックが入っている国はたいていコモンウェルスに入っています。

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ツバルの国旗


これらの国々とポンドでやりとりをしていたことが、ユーロを導入しなかった大きな理由ということですね。

 

UN

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1945年に発足したUN(国際連合)は、ニューヨークに本部を置き、51か国の加盟国でスタートしました。

第二次大戦後に世界平和と安全保障を確立していくために作られた国際機関です。

現在では192か国が加盟しています。

ポイントはイギリスはロシア、中国、フランス、アメリカと共に、安全保障理事会の常任理事国(Parmanent members of the Security Council)となっていることです。

採決の際はこの5つの国が全て賛成している必要があります。

イギリスがNOと言ったら全て否決になってしまうのですから、イギリスの世界への影響力は今でも大きいです。

 

NATO

イギリスはNATO(北大西洋条約機構)にも加盟しています。

NATOも平和維持を目的とした国際機関の一種です。

ソビエト連邦が力を増して、東欧諸国を影響下に置き、冷戦の激しさが増す中で、イギリス・アメリカが中心となってNATOは誕生しました。

もしNATO加盟国が他国に攻撃されてしまったら、いつでも助けるからね、といった決まりが含まれています。

 

ちなみに、一方でロシア側は東欧8か国とワルシャワ条約機構を発足させ、NATOと真っ向から対峙していきます。

 

1991年、ソ連崩壊によりワルシャワ条約機構は解体されましたが、NATOは今なお残っています。 

 

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青色の国がNATOの加盟国です。

 

イギリスと国際機関に関するLife in the UK 問題

それでは問題を解いてみましょう!


(1) Is the following statement TRUE or FALSE?

  The UK was one of the founding members of the European Economic Community.
  A  True            B    False.


(2) Which of the following is an aim of the United Nations?

 A  Resisting threats of invasion by the Soviet Union
 B  Promoting international security
 C  Teaching people English
 D  Promoting free trade


(3) Queen ElizabethⅡ is the head of state for which TWO of the following?

 A  The United Kingdom      B  The European Union
 C  NATO              D  Many Commonwealth countries

 

(4)  Who is the ceremonial head of the Commonwealth?

 A  The Prime Minister      B  The President of the USA
 C  The Queen          D  The Prince of Wales

 

(5) Which international organization, of which the UK is a member, was set up to promote international peace and security?

 A  FIFA   B  NATO   C  The United Nations   D  The Eisteddfod

 

(6) Which of the following statement is correct? 

 A  The Commonwealth is a group of countries which support each other and work together.

 B  The Commonwealth is a group of regions which compete together at the Olympics.

 

(7)  Which TWO of the following countries are members of the Commonwealth?

 A  USA    B  Pakistan    C  Canada    D  Brazil

 

(8) Is the following statement TRUE or FALSE?

 The UK is a permanent member of the UN Security Council.

 A  True   B  False

<解答>

 

(1)  B   False

(2)  B   Promoting international security

(3)  A   The United Kingdom  、 D   Many Commonwealth countries

(4)  C   The Queen

(5)  C   The United Nations

(6)  A   The Commonwealth is a group of countries which support each other and
      work together.

(7)  B   Pakistan 、    C   Canada

(8)  A   True


イギリスの国際機関での立ち位置が分かると、世界中でのイギリスの影響力やその歴史の深さが分かりますね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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