その他教育関係

修学旅行が実施されるまでの裏側!

2020年12月6日

 

こんにちは、タカヒロです。

一番思い出に残っている学校行事、不動の第1位でお馴染みの修学旅行。

 

ワクワクが止まらず出発前日は寝られなかったこと。 

新幹線で罰ゲーム付きのトランプに打ち込んだこと。

初めてみる景色・建物に息をのんだこと。

消灯後にヒソヒソと語り合ったこと。

 

みなさんもそんな思い出があるのではないでしょうか?

最高に楽しい修学旅行ですが、ただの旅行とはわけが違います。

一度に何百人という生徒をたった十数人の教員が管理していくのですから、教員側から見ても一大イベントです。

 

では、みんな大好きな修学旅行が実施されるまで、水面下では教員側によるどのような働きがあるのでしょうか。

 

私が中学校で勤務していた時、修学旅行の主担当として計画・実施していったその裏側を書いてみたいと思います!

「公立中学3年生 約200名 6月末 京都・奈良へ2泊3日」

こんな修学旅行が実施されるまでの流れを教員目線で探ってみましょう!

 

「へえ、学校の先生、頑張ってるんだなあ」と少しでも思って頂けたら幸いです!また、今後修学旅行を担当される若手の先生方へ何かのヒントになれば幸いです!

 

修学旅行が実施されるまでの裏側!

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2年前 旅行会社を決める

修学旅行に関して動き出すのはなんと生徒が1年生の時なんです!

秋ごろまでに旅行会社を決めて、新幹線・旅館の予約をしてしまいます。

複数の旅行会社が名乗りを上げてくるので、業者のプレゼン大会を開くことが多いです。

たった2泊3日の旅行で、総額1千万円ほどのお金が動くので、各旅行会社も必死になりますよね。

各旅行会社が提案してきた旅館の利便性、プランや値段、どれだけ学校に協力的か、などを検討して決定していきます。

学校の規模によって、旅館の食事会場が確保できるのか、男女別階にする部屋数のゆとりがあるかなどを確認します。

学校と連絡を密に取って計画していくので、学校に協力的かどうかはとっても重要です。

 

2~3月 旅行会社と細案を練る

生徒が2年生を修了するころ、修学旅行に向けての動きが本格化していきます。

班行動にガイドさんを付けるのか、体験活動をどうするか、クラス行動の選択肢をどうするのか等、細かい部分を決定していきます。

随時、値段交渉をしながら進め、年度末には細案が完成するようにしていきます。

この時期に生徒は事前学習として京都・奈良について調べ学習を行い、基礎知識を身に付けます。

そうしておかないと、3年生になった際に自分たちで班別コース作りをスムーズに行うことができず、自主性に欠ける修学旅行となってしまいかねないからです。

 

4月 実行委員会の発足 ルール決め

年度が変わると、生徒の動きが本格化します。

実行委員会を立ち上げて、スローガンを決めたり、ルールを決めたりしていきます。

ルールの原案は教師側から提示するのですが、あくまで生徒が主体になって修学旅行を実行できるように、原案を実行委員会で話し合い、学級討議にかけて学年生徒からの意見を吸い上げ、再度実行委員会を話し合って決定していくという流れが一般的だと思います。

実行委員会担当の先生はここが一苦労です。気になるお小遣いの金額等はこの流れの中で決定していきます。

 

5月 保護者会の開催  班行動 計画書の作成

修学旅行1ヵ月前になると、保護者会を開き修学旅行の概要を周知します。

この時には、行程表は完成済みの上、各行程でのトラブル時の対応についても詳細に把握しておかなければなりません。

この時期に生徒は、京都・奈良の班行動の計画書を完成させます。

出来た計画書は実現が可能なのか担任がチェックしていくので、担任はもれなく京都の地理に関して詳しくなります笑。

修学旅行後に生徒にアンケートを取ると、計画書に関してあーだこーだ担任に言われて差し戻されて、また計画を練って、と計画書を作っていく過程が楽しかったと答える生徒も多いです!

ここであまりに教師側がアドバイスに出過ぎてしまうと生徒の自主性が損なわれてしまうので、そのさじ加減が難しいところです。

また、この時期に部屋割りを決めていくので、女子を中心にひと悶着あります笑。

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6月 しおりの完成  アレルギー調査

いよいよ出発の月に入ると、しおりが完成し、しおり読み合わせの集会を開きます。

持ち物の確認、行程の確認をして、さらに委員会・係活動の確認をします。

食事は食事係、入浴は入浴係、掃除は美化委員会、部屋の管理は室長、といったように各委員会・係で仕事があります。

ここで事前にしっかり指導をして、旅行中は生徒が主体になって動けるようにしておきます。

またこの時期に、アレルギー調査をします。

アレルギーは生死にかかわる場合もあるため、ここは慎重に保護者から情報を集め、旅館と連絡を取り合いながらアレルギー持ち生徒用の食事を決定させていきます。

 

直前週 最終打ち合わせ

出発の直前週には、旅行業者を交えた最終打ち合わせ会議を行います。

あらゆるトラブルを想定しながら全行程での生徒の動き・教員の動きを追っていくので、会議には3時間くらい掛かります。

そうしていよいよ出発となるわけです!

 

まとめ

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いかがでしたでしょうか。

教員の働きをただ賛美するわけではありませんが、5月と6月の残業は平日で130時間ずつほどだったと記憶しています。

土日の部活を含めたら月160時間は残業していました。

晴れて過労死ラインの2倍に到達です。

今思えばいけない働き方をしていたと猛反省ですし、もっと役割分担をして負担を軽減させる必要があったと思います。

この働き方は悪い例なので、これから修学旅行を担当される先生方は真似をしないでください、、、。

一人で抱え込んでしまうとこうなるので、うまく役割分担をしながら担当をしてください。

 

しかし、一般的に教員側はそのようにぶっ倒れる思いをしながら、修学旅行に向けて準備をしています。

「そうした教員側の影での動きがあって、修学旅行は実施されている」という現実は、一人でも多くの方に知って欲しいことであります。

それでもイベントを作り上げるのは楽しいですし、生徒が喜ぶ姿を見られるとやっぱり嬉しくて、この上ないやりがいや達成感を感じます!

以上、修学旅行が実施されるまでの流れを教員目線で書いてみました。

何か参考になれば幸いです!

それではまた!

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