LIFE その他諸々

今この時代を生きるということ

2020年12月2日

 

先週、修学旅行の事前学習として、鹿児島にある知覧特攻平和会館とZOOMで各教室を繋いで平和学習を行いました。

現在勤めているのは埼玉県にある公立高校ですが、鹿児島とリアルタイムで繋がって授業が出来てしまうとは、改めて凄い時代になりました。

英語の教科書では、ちょうど題材として “Letters form Battlefield” 「硫黄島からの手紙」を取り扱っています。

そんなこんなで、ここ数週間、個人的にも戦争に関して考えを巡らせることが多くありました。

思ったことをつらつらと書いてみたいと思います。

ぼやーっと考えていると、ふと、この疑問にぶち当たりました。

改めて、「幸福」とは何か。

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たくさんのお金を得ることでしょうか?

高い学歴を得ることでしょうか?

色々な価値観があって当然だと思いますが、

ひょっとしたら、「人生における選択ができること」なのではないかと感じました。

たった75年前、召集令状を受け取った若者たちは、「お国のために尽くして参ります。」と言い、戦場へと向かいました。

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硫黄島の戦い

 

硫黄島での戦いでは、兵士たちは日本が敗戦に向かっていることを知りながらも、本土への攻撃が少しでも長引くよう、最後まで勇敢に戦いました。

そうした状況下で、兵士たちは家族への手紙を書き残しました。

「父母上様、虎雄 ケイ 榮造 糺 オタカ 季治 兄姉上様、辰巳 文子 タツ子殿、何時までもお元気でお過ごし下さい。父母上様には殊に老年のゆえ、お体を大事にして下さい。

私が心残りにすることは、父母上様が今迄せっせと一生懸命に御働きになって御作りになった、あの新しい立派な家を見られなかったのが、今考えて心残りするだけです。外にはなにもありません。」

戦後、このような遺書とみられる手紙がたくさん見つかりました。

何度読んでも込み上げてくるものがあります。

これらの手紙の内容は、当時を生きた若者たちの本心なのでしょうか?

本当に心残りはお家が見られないことだけなのでしょうか?

ひょっとしたら、もう戦争マインドになっていて、本当にそのように思っていたのかもしれません。

でも本当は、自分の気持ちをごまかすように、強がってそう書いていたのかもしれません。

本当は、家族の元に帰って、一緒に暮らしたかったのかもしれません。

自分の意思では戦争という状況をどうすることも出来ず、悩みもがいていた若者は多くいたのではないでしょうか。

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特攻隊員を見届ける女子学生たち

 

時は75年経ち、私達は今この時代を生きています。

インターネットが普及し、海外も身近になり、やろうと思えば何でもできる時代になりました。

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ほぼすべてのことを「自分で選択できる時代」になっています。

結婚する/しないも自由、仕事を変える/変えないも自由、留学する/しないも自分の自由です。

しかし、そうした「選択ができる」ということが、当たり前になりすぎてしまっている気がします。

日常の忙しさに忙殺されてしまって、「選択ができる」ことの喜びを実感できていないまま生きてしまっているような気がします。

たった75年前、同じ日本の若者は「死」を直前にして、限られた状況下で「生」を全うしました。

 

自分は今、この「何でもやればできる時代」「自分で選択ができる時代」で「生」を全うできているのか、自分自身に問い続けていくべきなのかもしれません。

「選択ができる」ことの喜びを再認識しつつ、「やらない後悔」のない生き方を全うしていきたい。

・選択できる世の中に感謝する。

・やりたいと思ったことは全てやってみる。

・チャレンジングな姿勢を忘れない。

そうすることで、より豊かな人生を送ることができる気がします。

 

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過去に起きたこと、歴史を変えることはできませんが、そうした歴史を知って、これからの自分の生き方に活かしていくことはできます。

それが歴史を学ぶ一番の意義なのかもしれませんね。

来週は生徒と共に知覧特攻平和会館に足を運び、一つでも多くのことを学び、感じ取ってきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ではまた。

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