初めまして。私立中高で英語教師をしていますタカヒロと言います。
この記事では、
「中学英語から学び直したい」
「英語を学び直したいが、何から取り組めば良いのか分からない」
「オンライン英会話に取り組んだが挫折してしまった」
そういった方へ向けて、
・簡単な日常英会話が出来る
・TOEIC500~600点が取れる
ことを目標に、
「英語のやり直し方」をどこよりも分かりやすく、丁寧にご紹介していきます。
すぐに本題に入りたい方は、下の記事より気になる項目をクリックしてください。
僕は帰国子女でもありませんし、海外と繋がりがあったわけでもありません。
中学生になって初めてアルファベットを習い、日本の英語教育の下で育ちました。
試行錯誤しながら英語学習を続けてきて、2021年には英検1級を取得することができました。
今は英語教員として中高生に英語を教えて11年目になります。
その中で、効率よく英語を学習する方法を追求し続けています。
2017年にはイギリス大学院へ進学し、英語教授法 修士(MA TESOL)を修得しました。
英語のやり直しに遅すぎるということはありません。
正しい方法で学習を続けていけば、誰でも英語は身に付けることができます。
「理想の留学を実現させたい」
「海外勤務にチャレンジしてみたい」
「お店に来る外国人に英語で接客できるようにしたい」
「英語で人生をより豊かにしていきたい」
そうした想いを実現させるために、今から英語をやり直していきましょう。
英語学習を通して様々な未知と出会うことで、自分の幅が大きく広がっていくことは間違いありません。
このブログでは、
・そもそもどんな英語力を身に付ければいいの?
・英語のやり直しの手順は?
・英語のやり直しに必要なものは?
・話せるようになるには何が必要なの?
そうした疑問に全てお応えしていきます。
「学生時代以来、全く英語に触れていない…」そうした方も全く問題ありません。
![](https://www.bright-english-edu.com/wp-content/uploads/2021/05/816F2972-295B-4F1F-AAB0-C79054A9A4F6-1-300x300.png)
Contents
【STEP 0】そもそもどんな英語力を身に付ければ良いの?
なんだか英語をやり直そうと思っても、途方もない道のように思えますよね。
正直、英語学習に終わりはありません。
英語を母国語として話す人々と同じレベルになろうとすると、やるべきことは延々と出てきます。
しかし、英語をやり直す多くの日本人にとっては、英語ネイティブのようになる必要はないと思います。
それは英語を第二言語として使う場面が多くなってきているからです。
例えば、日本へポーランド人が旅行で訪れたなら、お店で接客する言語はおそらく英語になります。
その際「英語」という言語の背景にある英語圏の文化はあまり考慮されません。
英語は「単なるコミュニケーションツール」になります。
細かい発音の違いは、「それぞれ違っていて当然」と思われてあまり気にされません。
それよりも、何を伝えたいのか、分かりやすい英語で伝えられることが重要とされます。
極論、シンプルな英語を使って相手に伝えたいことが伝わればOKです。
僕が思う「相手に伝えたいことを伝えるために、最低限身に付けたいこと」は、
・最低限の単語力、文法力
・相手の言っていることを聞きとるリスニング力
・シンプルにでもその場で伝えられる瞬発力
の3点です。
これをより具体的な目標に置き換えると、
・簡単な日常英会話が出来る
・TOEIC500~600点が取れる
となります。
そう思うと、少し気が楽になりませんか?
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【STEP 1】 英語のやり直しの手順を知ろう
まずは英語をやり直す手順を抑えていきましょう。
英語を効率よくやり直すには、取り組むことに順序があります。
英語をやり直す手順は、以下の通りです。
英語をやり直す手順
①基礎の単語力、文法力を磨く (1~2か月目)
②シャドーイングに取り組む (1~2か月目)
③英語日記でアウトプットを繰り返す (3~4か月目)※①、②も継続する
④音読、瞬間英作文に取り組む (3~4か月目)
⑤資格試験、オンライン英会話で力試しする(4か月目)
ざっくりいうと、
1~2か月目はインプットに重きを置き、3~4か月目でアウトプットに移行していく
という流れにすることがおすすめです。
注意ポイント
中学英文法の素地が固まっていない段階でオンライン英会話に取り組むことは、おすすめできません。
表現を学習することができても、英語を体系的に積み上げていくことは難しいからです。
英語やりなおしの手順について、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
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【英語のやり直しは何から始める?】脱初心者へのおすすめ手順を解説
続きを見る
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【STEP 2】 英語のやり直しに必要なものを揃えよう
さて、それでは英語のやり直し(インプット)に必要なものを揃えていきましょう。
英語のやり直しに必要なものは主に以下の4種類の教材です。
必要なモノ
- 単語帳
- 文法書
- シャドーイング教材
- リーディング教材
単語帳
単語帳は「レベルで分かれているもの」「音の確認がしやすいもの」を選ぶことがポイントです。
おすすめの単語帳はこちらの記事でご紹介しています。
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【社会人向け】英語初心者が選ぶべき単語帳とおすすめの使い方
続きを見る
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文法書
文法書は中学文法が「丁寧に解説してあるもの」「練習問題、確認問題がしっかりついているもの」がおすすめです。
大学受験で使うような分厚いものは必要ありません。
おすすめの教材はこちらの記事で紹介しています。
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【大人向け】中学英語のやり直しに使える参考書3選【現役教員が紹介】
続きを見る
シャドーイング教材
シャドーイングとは、流れてくる音声の少し後を追うように発声していく練習法です。
シャドーイングの練習をして一つ一つ聞き取れる音を増やしていくことで、確実にリスニング力は高まっていきます。
シャドーイング教材は、初めて聞いた際に「半分~7割くらい」理解できるものを選ぶことがおすすめです。
シャドーイングのトレーニング方法やおすすめの教材はこちらの記事で詳しく紹介しています。
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【英語初心者向け】シャドーイングの効果的なやり方とおすすめ教材
続きを見る
リーディング教材
読解力、多読する力を身に付けていくためにリーディング教材を準備しましょう。
ある程度、単語帳と文法書を進めた後に、併用して使うことがおすすめです。
初めのうちはレベルが細かく設定されている「ラダーシリーズ」などの多読用の教材がおすすめです。
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詳しくはこちらの記事で紹介しています。
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英語初中級者におすすめのリーディング教材と取り組む際のコツ4選
続きを見る
「なんか揃えるものが多くて大変…」と言う方はとりあえずこちらの記事を見て下さい。
こちらに英語のやり直しに必要なおすすめ教材をすべてまとめています。
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英語を一から独学で勉強したい社会人が揃えたいおすすめ本15選
続きを見る
【STEP 3】 英語を話す環境を手に入れよう
さて、上記の参考書を用いて英語の基礎が身に付いてきたら、英語を話すための環境を作っていきましょう。
「 インプット ➡ アウトプット 」へと舵を切っていきましょう。
日本国内で英語を話せるようになるためには、意識的に英語を話す場を作ることが不可欠です。
しかしありがたいことに、今では留学に行かなくても、自宅で英語を話す環境を手に入れることができます。
具体的な方法として最有力なのが、オンライン英会話を活用することです。
オンライン英会話を活用することで、
・自宅やカフェなど自分の好きな所で
・自分のライフスタイルに合わせた時間帯に
・自分の学習目的に合わせた内容で
英会話をする環境を手に入れることができます。
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おすすめのサービスはこちらの記事で紹介しています。
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英語教員がおすすめする初心者向けのオンライン英会話7選
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Q&A よくある質問のまとめ
Q1 モチベーションを管理するにはどうすればいいの?
英語の勉強へのモチベーションは上がったり下がったりするもの。
「何だかやる気が遠のいてしまったな…」と感じた時には、一度なぜ英語が出来るようになりたいのかを思い返してみましょう。
自分の内面にあるモチベーションを思い返せば、自ずとまたやる気が出てくるはずです。
こちらの記事でモチベーションに関してまとめていますので、是非参考にしてみて下さい。
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【英語の勉強が続かない】モチベーションを保つための理論と方法5選
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Q2 どれくらい英語のやり直しに時間はかかるものなの?
中学英語の文法は項目では20個ほどしかありません。
1日2時間勉強していけば、2~3か月で到達できるでしょう。
ちなみに、英語を仕事で使うレベルに習得するためには、日本人にとっては約88週(2200時間)が必要と言われています。
中高大を合わせた平均的な英語学習時間は1120時間であるという研究があるため、
差し引きすると、2200時間 - 1120時間 = 1080時間が必要ということになります。
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英語学習は長距離走のようなものです。
なかなかゴールは見えづらいですが、正しい方法でコツコツと続けていけば必ず成果が出ますので頑張っていきましょう!
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【学校だけでは足りない!】英語学習に必要なインプットの量とは?
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Q3 英語コーチングサービスってどうなの?おすすめは?
「短期間で確実に英語をやり直したい!」
「自分一人では続けられるかやはり不安…。」
という方は、英語コーチングサービスを検討してみる価値ありです。
専属コーチが学習をマネジメントしてくれるため、自分に合った英語力を効率よく身に付けていくことができます。
ありがたいことに、技術の進化に伴い、10年前にはなかったサービスが続々と登場しています。
費用は掛かりますが、オンラインでプロからコーチングを受けて、最短距離で英語を習得することは良い自己投資になるはずです。
おすすめの英語コーチングサービスはこちらの記事にまとめていますので、是非ご覧ください。
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【オンラインで完結】初心者におすすめの英語コーチング6選
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Q4 アプリを利用して学習するのはどうですか?
アプリを使用することもかなり有効的です。
忙しい社会人にとっては、通勤時間などを英語学習に充てることができます。
ただし、個人的には単語や文法は教材を使って一通り漏れなく学習した方が良いかと思います。
単語や文法の定着度を確認するためにアプリを使ったり、シャドーイング教材の代わりにアプリを用いたりするなど、ピンポイントで活用することがおすすめです。
教材とアプリそれぞれのメリットをうまく生かしながら活用することが理想的です。
おすすめのアプリはこちらの記事をご覧ください。
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中学英語からやり直したい社会人におすすめの英語学習アプリ6選
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まずは英語学習を楽しもう!
車の運転が出来るようになれば行動範囲がグッと広くなるように、
英語が出来るようになると、行動範囲が広くなるだけでなく、情報を得る範囲や考え方の視野もグッと広くなります。
英語は間違いなく自分の人生をより豊かにしてくれるツールです。
あまり堅く考えず、まずは英語学習を楽しんでいきましょう!
この記事が英語のやり直したい方へ何かのヒントとなれば、嬉しい限りです。
僕もまだまだ英語学習の道の途中です。お互いに頑張っていきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた!