こんにちは、タカヒロです。

そうしたお悩みにお応えしていきます!
改めて英語を勉強し直したい時、何から手を付ければ良いのか悩みますよね。
「オンライン英会話に取り組んでみたけれど、全く喋れず落ち込んで結局勉強をやめてしまった…。」という声も聞きます。
英語学習に挫折しないためには、やり直しの仕方にある程度守るべき手順があります。
この記事では、英語を学び直したい初心者の方が「何をどのような手順で」進めていけば良いのかを解説していきます。
この記事の内容
英語初心者が改めて英語をやり直す際のおすすめ手順と教材
こんな方におすすめ
- 基礎から英語をやり直したい
- オンライン英会話にチャレンジしたが、挫折してしまった
- 何からやり直せばよいか分からず、学習が続かない
筆者の経歴
・中高教員を8年勤め、計1000人以上の英語学習をサポート
・イギリス大学院でMA TESOL(英語教育法 修士)修得
・独学で勉強を進めて英検1級を取得
・現在、私立大学の英語講師

それではどうぞ。
【英語のやり直しは何から始める?】脱初心者へのおすすめ手順を解説
初心者の方へおすすめの英語をやり直す手順は以下の通りです。
英語をやり直す手順
- 基礎の単語力、文法力を磨く (1~2か月目)
- シャドーイングに取り組む (1~2か月目)
- 英語日記でアウトプットを繰り返す (3~4か月目)※①、②も継続する
- 音読、瞬間英作文に取り組む (3~4か月目)
- 資格試験、オンライン英会話で力試しする(4か月目)
英語学習には時間が掛かります。
しかし手順を抑えて学習を続けていけば、必ず英語力は上達していきます!

それでは詳しく解説していきます。
①基礎の単語力と文法力を磨く(1~2か月目)
まずは基礎となる、単語力と文法力を磨きましょう。
基礎的な単語力、文法力が英語力のベースとなっていきます。
日常会話レベルを目標とした場合、
基礎的な単語力 ⇒ 約2000語
基礎的な文法力 ⇒ 中学修了程度
が目安になります。
単語について
日常会話で必要とされる単語数は2000語程だと言われています。
中学校で学ぶ単語は約1600語のため、「中学レベル+α」といったイメージを持つと良いです。
英単語に関してはこちらの単語帳がおすすめです。

文法について
文法に関しては中学修了レベルが目安となります。
中学文法を抑えておけば、日常会話で言いたいことは、ほぼ全て簡潔な文で伝えられるようになります。
中学生の文法に焦点を当てた参考書に取り組みましょう。

「中学英語をひとつひとつ分かりやすく」は解説が丁寧で、演習問題も充実しているため、積極的な学習がしやすいです。
それぞれの項目でサポート動画もあり、理解しやすいです。
「English for Everyone」は洋書ですべて英語で書かれており、英語ネイティブが使うニュアンスを学ぶことができます。
イラストが充実していて、視覚的にも楽しいテキストです。
より詳しくはこちらの記事で紹介しています。是非ご覧ください。
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【大人向け】中学英語のやり直しに使える参考書2選【元教員が紹介】
続きを見る
中学文法は2か月ほど集中的に勉強すれば、全体を網羅できて基礎が固まってきます。焦らずひとつひとつ理解していきましょう。
文法を始めにある程度抑えておくことで、後々の勉強が楽になっていきます!
ココがポイント
基礎的な単語力・文法力が英語力のベースとなるため、じっくりと理解しながら進めていきましょう!
②シャドーイングに取り組む(1~2か月目)
単語・文法と合わせて、シャドーイングの練習に取り組んでいきましょう。
シャドーイングとは、聞こえた音声の後を追いかけるように発音していく練習法です。
シャドーイングの練習は、リスニングの力を高める上で非常に有効です。
シャドーイングの基本的な練習方法は以下の通りです。
① まずは1、2回音声を聞く。
② 本文をノートに書き出し、分からない単語を調べて意味を抑える。
③ 音声無しで2、3回音読する。
④ 音声を再生し、文字を見ながら音声の後を追いかけるように発音する。
(できるようになるまで、5~10回繰り返す)
⑤ 音声を再生し、何も見ないで音声の後を追いかけるように発音する。(シャドーイング)
(頭の中で意味を理解しながら、音に続いて言えるようになればOK!)
よくやってしまうリスニング勉強法は、②までを行って、終えてしまうことです。
しかし、ポイントは③~⑤にかけての部分です。
ここを充実させていかなくては、リスニング力は伸びていきません。
初めは簡単な文から取り組み、徐々に文章のレベルを上げていきましょう。

シャドーイングのやり方やおすすめの教材はこちらの記事で詳しく解説しています。
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英語初心者におすすめするシャドーイングのトレーニング法を徹底紹介
続きを見る
1、2か月目のポイント
まずやり直しからの1~2か月は【単語、文法、シャドーイング】に力を入れましょう。
これらの基礎力を付けていかなくては、オンライン英会話に取り組んだとしても、土台が出来ていない状態で家を建てるような形になってしまいます。
ここまではインプットメインでOKです!
学習に掛ける時間としては【インプット8割、アウトプット2割】といったイメージが理想的です。
ココがポイント
1~2か月目は単語、文法、シャドーイングに力を注ぐ。
③英語日記でアウトプットを繰り返す(3~4か月目)
ある程度の基礎が出来てきたら、英語日記でアウトプットをしていきましょう。
英語日記を書くことで、文の作り方に気付くことができたり、自分は普段よく使うのに単語帳では学べない単語を知ることができます。
お題は
・その日に起きたこと
・今考えていること
・これからやってみたいこと
など、何でもOKです。

書く際のポイント
①まずは辞書などを引かずに書けるだけ書いてみる
②書き終わった所で、辞書を使って「これはなんて言えばよかったのかな…」と調べていく
英語日記を辞書なしで書くことで「英会話をする前段階の練習」にすることができます。
会話をする際には、辞書を引くことは出来ません。
会話の流れを切らさないよう、自分が知っている単語・文法を駆使して相手に伝えていく必要があります。
「書くこと」によって、自分が言いたいことを一旦可視化することができます。
「話すこと」は自分の言いたいことを瞬間的に頭の中で組み立てて口に出していく作業になります。

英語日記を書く上では、こちらの書籍が手元にあると、日常使う単語を調べる手間が省けて便利です。
④音読、瞬間英作文に取り組む(3~4か月目)
英語日記と同時に、音読や瞬間英作文に取り組んでいきましょう。
音読や瞬間英作文のトレーニングをすることで、英語を口から発する瞬発性を鍛えることができます。
音読について
音読では、自分が無理なく理解できる文章を用いましょう。
始めのうちは音声付きの絵本を用いることがおすすめです。
より難しいものにチャレンジしたい場合は、こちらの参考書がおすすめです。

詳しい音読のやり方についてはこちらの記事で解説しています。
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【効果絶大!】英語力が爆上がりした音読のやり方とおすすめ教材
続きを見る
瞬間英作文について
瞬間英作文を行う際には、取り扱う文章の文法が理解できていることが望ましいです。
中1レベルの簡単な文章からトレーニングを重ねていきましょう。
こちらの参考書を一冊仕上げるだけでも、大量の文章を口から出すトレーニングをすることができます。

3、4か月目のポイント
3か月目からは、①②は継続しつつ、【英語日記、音読、瞬間英作文】でアウトプットに掛ける時間を増やしていきましょう。
全体としては【インプット3割、アウトプット7割】くらいの割合が理想的です。
アウトプットを重ねながら、あいまいな文法事項の理解を深め、新しいボキャブラリーも増やしていきましょう!
ココがポイント
英語日記、音読、瞬間英作文でアウトプットの割合を増やしていく。
⑤資格試験、オンライン英会話で力試しをする(4か月目)
いよいよ資格試験やオンライン英会話に申し込んで、力試しをしてみましょう。
資格試験は英検準2級、もしくは2級にチャレンジしてみましょう。
英検準2級は高校中級レベル、2級は高校卒業レベルとなります。
ポイントは、あくまで「実力試し」「課題発見の機会を作る」という意味合いで取り組むことです。
英検の攻略法やテクニックはありますが、「英検を取ること」が目的とならないように注意しましょう。
また、オンライン英会話にチャレンジして、「話す」という実践の場を作りましょう。

初心者の方へおすすめのオンライン英会話には
などがあります。
どちらもおすすめのサービスですが、
・同じ講師と、時間を決めて毎日コツコツやっていきたい方 ⇒ DMM英会話
・日本人講師との英会話から始めたい方 ⇒ レアジョブ英会話
・プロの講師から、安定した回線で学びたい方 ⇒ QQ English
がおすすめです。
それぞれ無料お試し期間があるので、自分に合うと感じたものを利用してみましょう。
ココがポイント
英検やオンライン英会話を用いて、自分の英語力を客観視していく。
4か月目にチャレンジすることが大切
オンライン英会話にチャレンジしてみて、たとえできなくても落ち込む必要はありません。
ここまでやってきた過程があるため、ただ「出来なかった」ではなく、「この部分が自分には足りていない」といった気付きがあるはずだからです。
その気付きを大切にして、また一歩一歩進んで行けばOKです。
この循環を作ることができれば、確実に英語力は向上していきます。
また、自分の成長が実感できるので、モチベーションの維持にも繋がります。
まとめ:英語はやり直し手順次第で、誰でも上達が可能!
まとめると、英語をやり直す際の効率の良い手順とは、
①基礎の単語力、文法力を磨く (1~2か月目)
②シャドーイングに取り組む (1~2か月目)
↓ (ここまではインプット8割、アウトプット2割)
③英語日記でアウトプットを繰り返す (3~4か月目)
④音読、瞬間英作文に取り組む (3~4か月目)
※①、②も継続する
↓ (徐々にアウトプットを増やして、インプット3割、アウトプット7割)
⑤資格試験、オンライン英会話で力試しする(4か月目)
↓
見つけた改善点を学習に活かしていく。
こういった手順になります。
英語学習の醍醐味は、やる気があれば年齢に関係なく誰でも上達させることができる点です。
毎日コツコツと頑張っていきましょう!
最後に、「一緒に勉強する伴走者が欲しい…」と言う方は、英語コーチングを活用するものありです。
コーチを付けることで、学習やモチベーションの管理をプロにお任せすることができます。
こちらの記事でおすすめのコーチングサービスを紹介していますので、興味のある方は是非ご覧ください。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた!