Bright 英語教育

【日本発⇒世界で活躍する人材】を目指して、英語教育とイギリスをこよなく愛する高校教師が、英語教育、英語学習、イギリス留学関係、その他諸々を書き綴っていくブログです。日本のbrightな英語教育を思い描きながら…。

旅することの目的を、ニーチェが教えてくれました。

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こんにちは、タカヒロです。

首都圏では緊急事態宣言が再び発令されましたね…。

一刻も早くコロナが収まり、平和な世の中に戻っていくことを願っています。

 

このような状況下で、旅に出ることがまた少し遠のいてしまったこともとても残念です。

私は元々旅が大好きな人間で、これまで25か国に足を運んできました。

 

「まだまだ旅目的で海外へ向かうには時間が掛かりそうだなあ…」

 

と、自分の机でぼんやりと考えていたら、こんな疑問が浮かび上がりました。

 

というか、そもそも人はなぜ旅に出るのだろう!?

なぜ自分はそんなに旅に行きたいのだろう!

 

「自分探しのため?」「自分がまだ知らない新しい場所を訪れるため?」はたまた「現実逃避のため?」

 

いろいろと考えていたら、

 

大学4年生だった頃、

 

インドにガイドさん付きの集団ツアーで訪れ、観光地のみを廻ってきた友人が、

「マジ、インド行って人生観変わったわあー。」

と言ってきて、なんだか腑に落ちない気持ちになったのを思い出しました。

 

 

あのモヤモヤした気持ちはなんだったのだろう?

 

気になって「旅の目的」について調べたり、過去に読んだ本を漁っていると、哲学者のニーチェがそのヒントを教えてくれました。

 

ニーチェと何者か

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ニーチェは19世紀の後半を生きたドイツの哲学者です。

24歳でスイスのバーゼル大学教授になりましたが、体調の悪さのため10年程で大学を離れ、その後は病気療養のためにヨーロッパ各地を旅しながら、思想を続けました。

 

以下は「生き方はニーチェに聴け!(p84)」からの引用です。

ニーチェは大学の教師で人生を終えた人ではなかった。

35歳の時に健康上の理由で大学を辞め、その後10年にわたって馬車に乗り、蒸気機関車に乗ってイタリア、スイス、フランスへの旅をつづけた。

そして45歳のときにトリノの石畳の上で倒れた。

それまで彼は、旅先の宿のランプの下でたくさんの原稿と手紙を書いたのである。

多くの見知らぬ人に出逢い、彼らを観察し、深い感動を抱きながら異国の街を歩き、誰もすぐには助けてくれない状況の中で生き抜き、ホテルのホールにあるピアノを弾き、変人扱いをされ、それでも明るさを失わず、無邪気な幼い子供たちと遊ぶのが好きだった人である。

 

 

「人生を最高に旅せよ!」という名言が印象的なニーチェですが、まさに旅と共に生きた人生だったのですね。

 

 

ニーチェが旅の目的のヒントを教えてくれた。

 

ニーチェは人生を旅になぞらえ、人生をゆく人を次の5つのレベルに分けました。

 

これが自分の中ではモヤモヤに対するヒントになりました。

 

1 自分が見られるために漫然と旅行している人

2 観光して満足している人

3 その地に特有なものを体験する人

4 自分の見聞と体験をゆっくりと味わい、ついには自分の血肉とする人

5 自分が体験し、血肉としたものを、普段の生活の中に活かしていく人

 

そしてニーチェは「5」の人「人生をあますことなく生ききる人」と呼んでいます。

 

この分類を見つけたときはハッとして、モヤモヤしていたものが晴れて頭の中で繋がり合う感覚がありました…!

 

ニーチェは人生を旅に例えていますが、逆に「どのように旅をするのか」という姿勢がその人の生き方にも関わっている気がします。

 

インドを旅した友人に対して腑に落ちなかったのは、その友人が「観光をして満足している」ように思えたからなのではないかと思います。

 

仮にその友人が「インドに二人でバックパッカーとして行き、安い宿に泊まりながらガンジス川近辺など現地の生活の現状を目の当たりにしてきた。」と話してきていたら、きっと前のめりで詳しい話を聞きたくなっていたと思います。

 

それは「3」「4」もしくは「5」に当てはまる人だと思えたからでしょう。

 

やっぱり現地でしか出来ないことを経験してきて、それを実生活に活かそうとしている人はとっても魅力的です。

 

もちろん旅をどう楽しむかはそれぞれの価値観なので、観光で十分だ!というのであればそれはそれで良いのだと思います。

 

しかし、どうせ旅をするのであれば、自分は「5」のレベルにまで到達できるように意識したいなあと思います。

 

実際これまでの旅を振り返ってみると、

・イギリスのスーパーは日曜午後5時に閉まる。クリスマスは公共交通機関もストップして家族とゆっくり過ごす、といったようなことを経験し、自分の働き方が変化しました。

 

・マカオのカジノで一回の勝負に100万円近くを賭けて、一気にお金を失くして笑っている中国人富豪を間近で見て、お金について考えるようになりました。

 

・アイスランドでオーロラ、巨大な滝、間欠泉など広大な地球、大地の生命力を感じ、自分の悩みのちっぽけさを知りました。

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・ポーランドで、日本語を熱心に勉強する学生たちと触れ合って、日本人でいることの世界的な価値を知りました。

 

・これまで訪れた国々で、お世話になった現地の人々との触れ合いを通して、国籍や人種は違っても、みんな楽しい時は笑って、悲しい時は泣いて、美味しいものを食べて喜ぶ、同じ人間なんだなと当たり前のことに気付きました。

 

これまでの旅が、自分の生活、思想のあらゆる面に影響を与えていることに気付きました。

 

自分が実際に行かなくても好きなだけ情報が得られるようになってきた現代で、

自分の眼で物事をちゃんと見て、その体験を自分の血肉にし、普段の生活や思想の中に活かしていく。

 

それが旅をする目的なのかな、と感じました。

 

人生という旅を存分に味わえ

 

ニーチェはこんな言葉を残しています。

 

人生という旅路において、体験や見聞をその時限りの記念品にしてしまえば、人生は決まりきった事柄の繰り返しになってしまう。

何事も明日からの毎日に活用し、自分を常に切り開いていく姿勢を持つことが、この人生を最高に旅することになるのだ。

 

 

旅も人生も、その時折で「今は何が特別なのか」を見極めて、その瞬間瞬間を楽しんで良ければ最高です!

自分の人生、余すことなく生ききりたい!!

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ニーチェは哲学者ながらも実用的な考えのヒントをくれるので、とてもおススメです。

気になった方は是非この本をチェックしてみて下さい!

読むともれなく「生きるパワー」を貰えます。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた!