英語教育

英語教員に留学経験は必要か【結論:憧れの的になるために必須です】

2021年4月17日

こんにちは、タカヒロです。

 

英語教員を目指しているけど、今のところ留学経験がない…。やはり留学は経験するべきなのだろうか…?

 

そんな疑問にお答えします。

 

結論、英語教員に留学経験は必須です。

 

英語教員を目指す、英語教員としてやっていくのであれば、全員留学を経験するべきです。

シビアな意見かもしれませんが、はっきり留学経験は必要だとお伝えしたいです。

私はこれまでに

・中2でオーストラリアホームステイ 2週間

・高2でオーストラリアホームステイ 2週間

・大学3年でイギリスへ語学留学 1ヵ月半

・大学4年でヨーロッパ周遊 1ヵ月

・教員4年を経てイギリス大学院へ留学 1年3か月

といった経験をしてきました。

正直まだまだ足りないし、もっと色々な経験をしたいと思っています。

 

この記事では、そんな経験をしながら8年間公立中高で教壇に立ってきた私が、

なぜ英語教員に留学が必須だと思うのかを書いていきたいと思います。

 

こんな方におすすめ

  • 英語教員を目指している大学生
  • 留学しようか迷っている若手教員

 

英語教員が留学を経験するべき理由

 

 

英語教員が留学を経験するべき理由は「英語力」とは別のところにあります。

正直、英語力だけであれば日本にいてもいくらでも高められるし、

オールイングリッシュの立派な授業もできます。

 

しかし、

学校における「英語教員としてのコアな部分」で留学経験は必須だと思うのです。

留学を経験すると、

・多文化を受け入れる姿勢を伝えられる

・世界の大きさを生徒に伝えられる

・留学したいと思う生徒の支援が出来る

 

このようなことを生徒に対して還元することができます。

これらは自分自身が留学を経験していないと出来ません。

 

順番に説明していきます!

 

異文化を受け入れる姿勢を伝えられる

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英語教員の役割は英語の授業をするだけではありません。

多文化共生化する社会の中で、学校にも異文化の生徒が入ってきます。

その際、生徒に「異文化を受け入れる姿勢を伝えること」が求められます。

 

教室に異文化の生徒が入ってくる

実際に私が公立中学校に在籍中に、

パキスタンからの生徒が転入してきました。

両親、本人共に日本語はほとんど使えませんでした。

 

パキスタンはイスラムの文化ですから、

給食に豚肉が入っていたら食べられませんし、ラマダーンがあります。

また1日に5回の礼拝がありますから、礼拝に使える部屋も準備しました。

日本の生徒からしたら「??」の連発です。

その中で、パキスタンの生徒がスムーズに学校生活を送れるように、

また日本の生徒が不思議に思って変に距離を置かないように、教員はその仲介役を担います。

その中心になるのが英語教員です。

 

どうしても教育現場では、

「若いし英語の先生なんだから、海外からの転入生の対応も大丈夫でしょう」

という目で見られます。

実際に留学を経験して、イスラムの文化を持つ友達がいたり、そうした異文化が共存する場で過ごしたことあれば、その経験が生きてきます。

逆にそうした経験がないと、対応がごてごてになりかねません。

 

そのような海外からの転入生は、今後公立であろうが私立であろうが、増えてくることは間違いありません。

そして日本の生徒達はそうした際の先生方の対応をよく見ています。

英語教員にとっては、教員としての威厳に関わってくる可能性すらあります。

 

なぜ英語が必要なのかを伝えられる

しかし、逆にそのように教育現場に海外からの転入生を迎えることは、

英語の必要性を生徒に伝える絶好のチャンスになります。

パキスタンからの転入生の場合では、

「日本語が分からないパキスタンの生徒」と

「アラビア語が分からない日本の生徒」は、

お互いに必死に英語でコミュニケーションを取ろうとしていました。

 

自然と「リンガフランカとしての英語」が生まれていました。

リンガ・フランカ(lingua franca)とは?

続きを見る

 

そうした場で、お互いの生徒の邪魔にならない程度に仲介役に入ってあげれば、

英語の必要性を生徒に身をもって体験させることができます。

英語教員自身に他文化の人とコミュニケーションを取った経験があれば、

スムーズにそうした場の仲介役に入れます。

 

その後はあっという間にパキスタンの生徒が日本語を話せるようになっていきましたが、

日本の生徒も他言語を学ぶ面白さに触れることができたのではないかと思います。

 

世界の大きさを生徒に伝えられる

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留学を経験していると、世界の大きさを生徒に伝えることができます。

 

教科書の裏側を伝えられる

授業は「教科書を」教えるのでなく、「教科書で」教えるのだとよく言われます。

 

しかし実際のところは教科書本文の理解、文法の理解に時間を割いて、

なぜその教科書の内容をその時期に教える必要があるのか

という所まで考えて授業をされている先生方は多くないのではないかと思います。

 

教科書には生徒に理解させたいことへのヒントがたくさん隠れています。

例えば、TOTAL ENGLISHの二年生では、

「パリに住む生徒が、パリでONE PIECEの最新刊を買ったということを日本に住む生徒とメールでやり取りする」

というレッスン内容があります。

これを本文理解だけで終わらせてしまうのはもったいないです。

 

・なぜONE PIECEが海外でも人気なのか

・ONE PIECEを英語で読んでみたら、どんな違和感を日本人は感じるのか

・他にどんなマンガ、アニメが海外では人気なのか

 

いくらでも掘り下げるポイントは見つかりますし、授業に取り入れると生徒の食いつきが変わります。

「私の経験上はONE PIECEよりもNARUTOが好きだと言う外国人が多い印象があるよ。」

などと話すと、興味を持って聞いてくれますし、

このレッスンから派生して生徒がそれぞれに調べ物をするきっかけを与えることができます。

「教科書を生きた情報と結び付ける」

そうした面でも、英語教員自身が留学を経験することが生きてきます。

 

生徒は世界を知らない

生徒は世界を知りません。

「学校の中」と「自宅」で世界が完結している生徒がほとんどです。

中学生だった頃の自分もそうでした。

それでも、「世界を知りたい」と思っている生徒は多くいます。

授業を通して世界の大きさを伝えられるのは英語科か社会科くらいです。

世界の大きさを伝えることは英語教員にとっての醍醐味でもあるし、責任でもあります。

 

生徒と世界の架け橋になれるのは英語の先生

社会科の先生は世界のあらゆるファクト(事実)に焦点を絞りますが、

英語の先生は英語の授業を通して、

「もっと英語を使えるようになりたい」「もっと世界について知りたい」

と生徒の感情に焦点を当てることができます。

生徒と世界の架け橋になれるのは各学校の英語教員だと思います。

 

架け橋になれるはずの英語教員に、世界に渡った経験がなければ、

やはり架け橋となることは難しいです。

英語の先生それぞれで橋の大きさや方向性は違っていても、

学校という閉ざされた世界しか知らない生徒に、別の世界を見せてあげる役目があります。

 

留学したいと思う生徒の支援が出来る

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これは自分が一番身に染みて感じたことです。

自分が留学した経験があることで、

留学したいと思っている生徒の支援を具体的にすることができます。

 

留学支援は英語教員の役目

年々「留学してみたい」と思っている生徒は増えているように思います。

私のところへも、

「将来僕もイギリスに行きたいんです!」「ホームステイ申し込むべきですかね?」

といった嬉しい声掛けがよくあります。

他学年の生徒が私のところへ来たり、

一回も話したことのない生徒が「留学の話聞かせて下さい!」と言いに来たりします。

そうした際に、その生徒の話を親身に聞いて、留学の支援をする、アドバイスをするのも、英語教員の役目だと思います。

 

憧れの的にならなくてはいけない

そもそも、なぜそうした生徒が、他の英語教員のところへではなく私のところへ来たのか。

それはやはりその学校の中では、私が一番留学の経験が豊かだったからです。

生徒もやっぱり実際に留学を経験した先生から話を聞きたいですよね。

学校の中では、生徒にとって世界への架け橋に成りうる英語教員だからこそ、

教員が留学の経験をして、留学をしたい生徒にとっての憧れの的にならなくてはならないのではないかと思います。

生徒にとって魅力的な英語の先生って、やっぱり留学を経験して、世界に対するそれぞれの知見を持っています。

 

どんな留学が必要か

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ではどのような留学が必要なのでしょうか。

極論、留学の形態や期間に正解はなく、自分の思ったように海外を経験すればOKだと思います。

「留学」に縛られず、ホームステイでもいいし、ワーホリでもいいし、青年海外協力隊に参加するのもありです!

 

1年間の「留学」

それでもやはり、出来れば一年くらい「留学」をして、海外で暮らす経験をすると良いと思います。

1年くらいを海外で過ごすと、様々な文化に触れられて、多様な人的ネットワークを築くことができると思います。

「留学」であれば、学校に行くことで必然的にそうしたネットワークに触れられます。

これが強力な武器になっていきます。

 

ワーホリや青年海外協力隊でも様々な人と出会うことができますが、「人的ネットワークの幅」という面では、留学には及ばないのではないか、と思います。

休職して大学へ留学するもあり、一度辞めてしまって留学するのもありだと思います。

 

私はイギリス大学院で1年3か月程過ごしたことで人生が変わりました。

 

下の記事の通りです。

【人生を変えた英国留学】変化したことベスト5

続きを見る

 

コロナが心配でいけない…。

という声も聞こえてきそうですが、

行くと決めてしまって、計画を立てることは出来ます。

それに、本気で行くと決めた人は、気にせず行きますよね。

現地で生活している人はたくさんいます。

 

春休み、夏休み等を利用した1ヵ月程度の研修

様々な海外の大学が英語教員向けのサマーセミナーを開催しています。

そうしたサマーセミナーに参加するのもありです。

期間は短くても、様々な国の先生方と交流することができます。

日本人だけが参加しているプログラムはおすすめしません。多文化を体験する機会が減ってしまうためです。

また、世界中から教員が集まっているセミナーのように見えて、

実際は中国人の参加者が8割…という場合もあるので、セミナーの評判、参加者の国籍の割合は要チェックです。

 

国内プログラム

それでもやはり国内で、ということであれば、

国内のプログラムに参加するのもありです。

ブリティッシュヒルズという福島県にある英語研修施設で、

がっつりと英語やイギリス文化に浸ることができます。

教員研修用のプログラムもありますし、個人参加型での訪問もできます。

ブリティッシュヒルズ 公式サイト (british-hills.co.jp)

こうした日常とは違った場に身を置いて、異文化を体験することも貴重な経験になります。

 

もしくは、東京、大阪近辺にお住まいであれば、

ホテルで海外語学学校に留学するような疑似体験ができるプログラムが登場しています。

駅前にある英会話教室に通うという手もありますが、

結局モチベーションを保つことが難しい、という方は、

こうした2,3泊程度のホテル滞在型のプログラムに参加してみるのもありだと思います。

(国内留学プラン:スパトレ)

 

こちらの記事も合わせてご覧ください。

【短期集中】スパトレ ホテル宿泊型の国内英語留学で英語力の強化!

続きを見る

 

まとめ

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英語教員にとっては、いかなる形でも留学を経験することは必須だと思います。

 

・多文化を受け入れる姿勢を伝えられる

・世界の大きさを生徒に伝えられる

・留学したいと思う生徒の支援が出来る

 

そうした英語教員が生徒にとっては魅力的に映りますし、

学校現場には必要です。

海外留学は教員になってからでも遅いことはありません。逆に教員を数年経験してからの方が学びが深くなります。

【教員の留学】教員が留学(MA TESOL)に行くなら数年働いてからが良い理由

続きを見る

 

是非、自分自身での留学の形を検討してみて下さい。

生徒にとって魅力的な英語教員がより一層増えていくことを願っています。

ではまた!

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