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教員になって丸10年が経ったので、これまでのことを振り返ってみた。

こんにちは、タカヒロです。

このブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

教員になって丸10年が経ったので、これまでのことを振り返りながら、思ったことを書き綴っていきます。

 

SEO的にはこんな記事はない方が良いのでしょうけど、書きたいと思ったので書いていきます。

自分語りの記事です。興味を持って下さる方のみ、読み進めていってくださいませ。

 

 

10年経ったら気付いた変化

 

先日、大学を卒業して教員になったばかりの22歳の先生と話をしていました。

 

話の流れの中で、「勤務時間は17時までなんだから、帰れる日は早く帰った方が良いよ。」そう声をかけました。

 

22歳の新人から返ってきた返事は、

 

「いやあ、でも、勤務時間を気にしていたら部活なんてできませんよ…!」

 

彼の返事に、どこか10年前の自分を重ね、懐かしい思いを感じるとともに、この10年で自分も変わってきたのだな…と実感しました。

 

僕も新任だった頃は、「17時が定時」なんてことはろくに意識したこともなく、いつも定時で帰る先生のことは全く理解できませんでした。

学校に尽くすことが正義だと思っていたし、それで良いと思っていました。

 

しかし今では、当時の先生の考え方が理解できるような気がします。

 

別に勤務時間を意識することが良い悪いということではありません。

 

自分の信念のようなものは、経験・月日と共に知らぬ間に変わっていくのだと気付きました。

 

 

この10年を振り返って感じたこと

 

この10年で何が変わってきたのか。

ひとまず僕の10年を書き出してみたら、以下のようになりました。

 

1年目 公立中学 3副

2年目 公立中学 1担

3年目 公立中学 2担(イギリス大学院を考え出す)

4年目 公立中学 3担

5年目 公立中学 1副 (夏から休職してイギリス大学院へ留学)

6年目 公立中学 2副 (秋から復活)

7年目 県立高校 1担

8年目 県立高校 2担 (退職を決意)

9年目 大学非常勤 + 附属中高 非常勤 1年目(兼フリーランス)

10年目    大学非常勤 + 附属中高 非常勤 2年目(兼フリーランス)

11年目 私立中高 専任 1副

 

結構環境を変えながら、色々なことをやってきました。

その時々で悩みながらも、チャレンジしてみる道を選び続けてきたように思います。

 

そんな中で、知らぬ間に自分の考えにも変化が起きていました。

 

振り返ってみて感じることが2つあります。

 

自分が経験したことからしか、物事は広がっていかない

初めての海外一人旅となったイタリア ベネチア

 

1つは、結局は自分が経験したことからしか、物事は広がっていかないということです。

 

ネットに情報はあふれています。検索すれば、自分が探している答えは見つかるかもしれません。

これからはChatGPTが明確な答えを教えてくれるかもしれません。

しかし、それはあくまで文字としての情報であり、おそらく自分の信念が変わるような情報ではありません。

 

自分が実際に目にしたもの、体験した雰囲気、その時に感じたこと、そうしたことが積み重なって、自分の考えやモノの見方が変化していくのだと思います。

 

衝撃の連続だったアウシュビッツ強制収容所

 

僕の場合は、イギリスへ留学したことが大きな転機となりました。

 

15時まで講義をしていた教授に、17時半に街中でばったり会う、しかもお子さんと手を繋いでいる。

「あれ?日本ではまだ部活している時間なのに、なんでだ?」

 

留学先のブライトンでは、夏の金曜午後になると、早めに仕事を切り上げ、ビーチで仲間と飲み出す。

「あれ?今日はGWか何かか?」

 

そうした経験をしたことで、僕の「働き方」に関する考え方は知らぬ間に変わっていったのでしょう。

 

暇さえあれば来ていた留学先Brightonのビーチ

 

 

人との出会いで、自分の考え方が変容していく

 

二つ目は、人との出会いで、自分の考え方が変容していくということです。

 

環境が変わったその時々で、人との素敵な出会いがありました。

 

・イギリス大学院では各国から集まってきた先生方と、

・大学で非常勤をしていた時には、自分と同じように非常勤で勤めている先生と、

 

そんな具合に、環境が変わるごとに、新しい出会いがありました。

 

それは「中学でたまたま同じクラスになる」という出会いとは少し異質で、同じ時期に同じ志を持っていた人との出会いです。

 

そうした出会いは非常に刺激的でした。

話をしている中で、新しいことに気付き、考え方が柔軟になり、今までの自分ではなかった自分になっていくような感覚がありました。

 

新しい仲間と楽しんだアイスランドのドライブ旅

 

新しい環境に身を置き、新しい出会いを受け入れることが、自分を成長させてくれるのでしょう。

 

 

10年スパンで変化を振り返ってみる機会を作る

今までで一番の絶景:ノルウェー トロムソ

 

 

やりたいと思ったことは何でも経験し、その時々での人との出会いを大切にする。

 

 

そうすることで、今後の10年でもまた考え方が揉まれて、自分の中での信念がより太くなっていくのだと思います。

シンプルですが、それが本質のような気がします。

 

22歳の新任の先生も、今は彼の思うようにやるのが一番で、周りがつべこべ言う必要はないのだと思います。

彼は彼なりに色々なことを経験していって、時間を掛けて徐々に考え方が固まっていくのでしょう。

 

 

忙しさや情報の多さがゆえに、目の前の事ばかりに気が取られがちになる現代ですが、たまにはこうして長い目で時間を捉えてみながら振り返ってみることも良いですね。

 

ここまで読んで下さった優しい皆様、本当にありがとうございました。

この記事は文字なので、おそらくご自身の信念を変えるようなことはないでしょう。

しかし、このあと10分間でも自分の10年でどんな環境の変化があり、どんな出会いがあったのかを振り返ってみると、この記事を読み進めて下さった意味が出てくるかもしれません。

 

ではまた別の記事でお会いしましょう!

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