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【ベトナム旅行記】初めてのハノイ・ホーチミン訪問で感じたこと3選

 

こんにちは。タカヒロです。

先日、修学旅行の下見でベトナムのハノイとホーチミンを訪れてきました。

東南アジアへ渡ったのは大学生時代に訪れたタイが最後で、ベトナムは初めての訪問でした。

変化の目まぐるしいベトナムを訪れて、感じたことや学んだことがたくさんありましたので、記事にまとめていきたいと思います。

 

備忘録的な記事です。

興味のある方のみ読み進めていってくださいませ。

 

初めてのベトナム訪問で学んだこと、感じたこと3選

①:同じアジアなのに、「当たり前」が全然違う

ハロン湾近辺の市場

 

同じアジアなのに、「当たり前」がこんなに違うのか…と感じました。

例えば、屋台。

ベトナムでは様々な所に市場があり、屋台が軒を連ね、多くの地元民で賑わっています。

しかし、現地ガイドさんの説明によると、多くの飲食店では食器は雨水を貯めた桶で流す程度で汚れや洗剤が残っていたり、油はどれくらい使われたものか分からない場合が多く、衛生面でまだまだ問題があるとのこと。

観光客の日本人は、お腹を壊してしまうことがあるため注意が必要です。

ベトナム人のガイドさんも、日本での1年の滞在を終えて帰国し、1年ぶりに屋台で食べた際にお腹を壊してしまったそうです。

 

確かに、屋台の内側を少し覗いてみると、日本では問題となってしまうであろう衛生管理がされているお店もありました。

しかし、それがベトナムでの「当たり前」。

清潔であることに慣れてしまっている日本人には、自分が持っている「当たり前」の感覚を疑う良いチャンスとなります。

 

また、ホーチミンから車で2時間ほどで行けるミトーも、現地での生活が垣間見れるためおすすめです。

集団でハンモックで寝ているおじさんたちがいたり、ココナッツの工場を見学できたり、どローカルな地に足を踏み入れることができます。

日本での生活で凝り固まった価値観を見つめ直すきっかけを与えてくれます。

ヤシの木々が作るトンネルを進むメコン川クルーズ

 

もう一つ、当たり前の違いを感じたのが、戦争証跡博物館です。

戦争証跡博物館

 

ここはベトナム戦争で使用された兵器や戦争遺物、写真が展示されている博物館です。

農村での虐殺や、枯葉剤の影響による奇形児の写真などをたくさん目にすることができます。

 

どの写真も戦争での惨劇を生々しく映しており、ぼかしなどはありません。

特に2階部分の展示は、「うっ…」と目を覆いたくなるものばかりでした。

これは、普段日本ではここまでの写真を見ることがないからだと感じました。

 

規制やフィルターを通した教科書に目を通してきた日本の学生には、衝撃的かも知れません。

しかし、ありのままを伝えるということも現地では「当たり前」

ここでも文化の違いを感じました。

 

②:信頼関係が重視されている

見渡す限り続くバイクの列

 

バイク大国のベトナム。

朝ラッシュ時のバイクの量に驚愕としました。

しかも、多くの信号のない交差点では、縦横無尽にバイクが横切っていきます。

さらには、交通量の多い通りでも、現地のおばあちゃんはゆっくりと歩いて渡っていきます。

日本では間違いなく全員、道路交通法違反です。

 

しかし、不思議と接触事故は起きません。みんなうまい具合に避けて進んで行きます。

なぜこの状況で事故が起きないのかガイドさんに聞いてみると、

みんな周りを信頼して運転してるからかねえと」話していくれました。

それぞれが微妙に気を使いながら、譲り合いながら運転しているようです。

 

さらに、「ベトナムでは、車とバイクと歩行者の誰が一番優先だと思う?」とガイドさんに聞かれ、答えに困っていると、

「正解は、勇敢な人が優先だよ。」と笑いながら話してくれました。

 

実際に、ガイドさんに先導されて道路を横断しましたが、どのバイクも止まることはなくとも、うまく避けていきます。

歩いて横断する際は、決して立ち止まらずに、一定の速さで渡るのがコツなのだとか。

一人では一生渡れる気がしません。

 

ルールや法律でガチガチに固められているより、信頼関係で成り立ってしまうということも気持ちが良いものだと実感しました。

教員と生徒の信頼関係がある学校ほど、校則が自由だったりもしますよね。

ルールって何なんだろう」と少し考えさせられました。

 

③:若者が多く、活力がある

活気にあるれるベンタイン市場

 

実際に訪れてみて驚いたのは、ホーチミンの街の大きさ、人の多さ、その活力です。

 

ホーチミンの人口は980万人。

引用先:https://worldpopulationreview.com/cities/vietnam/ho-chi-minh-city

 

右肩上がりで人口増加を続けています。

1400万人の東京にはまだ及ばないものの、追い越す日はそう遠くないかもしれません。

 

さらに注目したいのが人口構成です。

少子高齢化が問題視され、つぼ型である日本の人口ピラミッドに対し、

日本の人口ピラミッド

 

ベトナムの人口ピラミッドは以下の通り富士山型。

ベトナムの人口ピラミッド

 

若者の活力、労働力が半端ないです

実際に、今ベトナムで最大の財閥企業であるVINGROUPは、2000年からベトナム国内で急成長を遂げています。

ビンコムセンターというショッピングモールがあり、ビンマートというスーパーがあり、VINFASTというEV車が多く走っています。

さらには高級マンションをこれでもかと建設し、周囲にVINSCHOOLを作るなど、スマートシティを体現化し始めています。

 

タイのバンコクに長らく駐在され、ホーチミンへ異動されてきた旅行会社のスタッフさんは、

「今のホーチミンはまるで10年前のバンコクを見ているかのよう。バンコクは少し成熟した感じがするが、ホーチミンは勢いが増すばかり。」

と話をして下さいました。

 

今後10年で大きく発展を遂げるであろうベトナム。

今その過程を目の当たりにすることが、生徒にとって大きな刺激になることは間違いないでしょう。

 

ガイドさんの話によると、数年以内にホーチミン市内を走るバイクは電気自動にしなければならない法律ができるそう。

現在はHONDAのバイクが圧倒的なシェアを誇っていますが、電気自動バイクを開発しているVINGROUPが今後大きく飛躍していくと予想されています。

 

新陳代謝が早く、現状維持では退化してしまうばかり。

しかしその分、ビジネスチャンスも大きいのが今のベトナムです。

 

今こそアジアに目を向けよう

 

アジアの中では発展国として名を挙げてきた日本。

しかし、日本に追いつけ追い越せと急成長を遂げている国がたくさんあります。

実際にそうした地を訪れることで、今日本人がやるべきことが見えてくるかもしれません。

 

10数年ぶりに訪れた東南アジアは、とっても刺激的な訪問となりました。

3月が修学旅行の本番ですので、生徒にたくさん感じ取ってもらえるよう、事前学習の準備を頑張ります。

何を食べても安くて美味しいベトナム料理

 

まだ物価は安く、ご飯は何を食べても美味しいベトナムです。

気になった方は是非次の旅先候補にしてみて下さい。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ではまた!

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