こんにちは、タカヒロです。
新年度になりましたので、備忘録的な記事を書いてみます。
人生の選択に悩んでいる…という方のみ、読み進めていってください。
テーマはタイトルの通り、人生の選択で後悔しないために大切なのは「自分軸」を持つことです。
先日のツイートです。
退職して今日で一年。
去年多くのベテラン先生には「教採受かってるのにもったいない」と言われましたが、自分の価値観は「何でも出来る今の時代に学校現場でのみ働く方がもったいない」でした。今もその気持ちは変わらず。
多分教員を続けるのも正解、辞めて新しい事をするのも正解なんだと思います。— タカヒロ🇬🇧英語講師 (@BrightEnglishEd) March 31, 2022
僕は2021年3月31日に退職したので、丸一年が経ちました。
当時は「教員採用試験に合格しているのに、なんで辞めちゃうの?もったいないよ」と多くのベテラン教員の方にお声かけを頂きました。
みなさん僕のことを思ってくれてのことだと思うので、とてもありがたかったです。
しかし、僕の価値観としては「今は自分の意思次第で何でもできる時代になってきているから、教育現場だけで働き続ける方がもったいないかな…」という想いでした。
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今もその想いは変わりません。
多分、「教員を続けていく」という選択をすることも正解で、「辞めて新しいことをする」という選択をすることも正解なんだと思います。
今回は人生でより良い選択をするために大切なことについて考えてみたいと思います。
Contents
人生の選択で後悔しないために大切なのは「自分軸」
人は選択を繰り返して生きています。
朝何を食べるのかも選択、何を着ていくかも選択。常に選択です。
そして時より、
・どの学校を受験するのか
・どの会社に就職するのか
・転職するか、独立するか
など、人生を変えていくであろう大きな選択をする局面に出くわします。
そんなとき、何を持って選択をしていけば良いのでしょうか?
自分軸で選択をすれば、どちらを選んだにせよ、いずれその選択は「正解」になっていく
自分にとって後悔のない選択をするために大切なのは、自分の中のコア、「自分軸」を持つことだと思います。
そしてその「自分軸」さえあれば、選択すること自体に「正解」「不正解」はないのではないでしょうか。
定年まで教員として働き続けた先生方は、本当に教員の仕事にやりがいをもって勤められています。
おそらく長い教員人生の間には、「辞めて違うことをしようか」と悩んだ時期もあるのではないかと思います。
その際も「教員で居続けたい」という自分軸があったから、教員であり続けたのでしょう。
「教員として働き続けたということに後悔している」という先生には未だ出会ったことがありません。
一方で僕にとっては、「英語教育で一本通してやっていきたい」「教員として以外にもチャレンジしてみたい」という自分軸が20代の経験を通して出来上がりました。
その結果「教員を辞めて新しいことをする」という選択をしました。
選択をしてから1年経ちましたが、特に気持ちに変わりはなく、後悔もありません。
ベテランの先生方と僕は、選んだ道こそ違えど、どちらも自分軸で選択をしたことだから、きっとどちらも正解なのでしょう。
人生には様々な選択が訪れます。
アマゾン創立者であるジェフベゾフは、プリンストン大学卒業式でのスピーチで以下のように述べています。
惰性で生きるのか、それとも情熱にしたがうのか、社会の慣例に従うのか、それとも独創的になるのか、
楽で簡単な道を選ぶのか、それとも骨の折れる険しい道を選ぶのか、批判されたら邯鄲に諦めてしまうのか、それとも信念を貫きとおすのか、
間違えたときに言い訳をしてごまかすのか、それとも素直に謝るのか、
拒絶を恐れて自分の殻に閉じこもるのか、それとも故意に落ちたときには気持ちを伝えるのか、
リスクをさけるのか、それとも思い切って冒険してみるのか
困難に直面したらすぐに諦めてしまうのか、それとも歯を食いしばって乗り越えるのか、
ただ批判する人になるのか、それとも何かを創りだす人になるのか、
人を傷つけてまで賢い人になろうとするのか、それとも優しい人になるのか、
ここで、思い切って予言めいたことを言わせてください。
みなさんが80歳になり、静かに過去を振り返り、自分にしかわからない人生の物語を自分に向けて語るとしましょう。
そのとき、あなたの人生を最も適切かつ端的に表すのは、あなたが行ってきた選択の数々にほかなりません。
私たちはつまるところ、自分の選択からできているのです。
それらのどちらを選択するかは、自分軸で決まってきます。どちらを選択しても、正解・不正解はありません。
そしてどちらを選ぶかを他人と比べる必要はないし、他人に強要される筋合いもありません。
自分軸を大切に、その場その場で選択をしていくことが、自分の人生を作っていきます。
自分軸と他人軸
残念ながら、日本は未だに義務教育の始まりから就職するまでどこか画一的です。
みんなが同じように学び、決められた範囲のテストで高い点数を取ることが重要で、みんな一斉に就職活動を始めます。
せっかくそれぞれが持つ個性は見え隠れしてしまい、協調性が重要視されます。
そのような中で成長すると、なかなか自分軸を作っていくことは難しいです。
結果的に、どこか「みんながしているから」といった他人軸が中心になってしまいがちになります。
また現代は情報に溢れていて、スマホを開けば様々な人の意見を見聞きすることができます。
Youtubeを覗けばインフルエンサーたちがおすすめ商品を紹介しあっています。
気を付けないと、「○○が~と言っているから」と知らない間に他人軸へと流されてしまいそうになります。
情報の取捨選択をしていくこと、画面から目を離し、自分の頭で考えることの重要性が増しています。
他人軸に惑わされることなく、自分軸を作り上げていきたい。
どうやって自分軸を作っていくか
ではどうやって自分軸を作っていけば良いのでしょうか?
解決策の一つは、「やりたくないことリスト」を作ることだと思います。
やりたいことリストはよく聞きますが、やりたくないことリストです。
いきなり「なりたい自分」を作ることは中々難しいです。
しかし、やりたくないことリストを作ることで「なりたくない自分」をイメージすることができます。
こちらの方がハードルが低いです。
僕の場合も「やりたくないことリスト」を作ることがとても役に立ちました。
「教員のままでいいのか…」ということを考えた際、
・教頭、校長になりたいわけではない
・教育委員会で働きたいわけではない
・部活に自分の土日を費やしなくない
・場所に縛られて働きたくない
といったように考えたことが
・英語教育のスペシャリストを目指そう
・土日はブログを書いたり勉強したり、自己研鑽に使おう
・フリーランスで働いてみよう
という自分軸を作ることに繋がっていきました。
「やりたくないこと」をはっきりさせると、「やりたいこと」が見えてきます。
自分を変えていくにはリスクを取る覚悟が必要
自分を変えていきたいのならば、時おり大胆な選択をする必要があるかもしれません。
人間の脳には大胆な変化を嫌がる傾向があり、いざという時に一歩を踏み出せるかどうかは、普段からの心構えや準備に掛かっています。
大胆な選択をした際のリスクを考えておき、ある程度のリスクをとることは覚悟する必要があります。
リンダ・グラットンによる名著「LIFE SHIFT2」には、進路変更するヒントとして
それぞれの進路を選んだ際に、失うもの、リスク、その後の進路を変えることがどれくらい難しいのかを知ること
とあります。
まずは起こりうる最大のリスクを考えて書き出してみることが、大胆な選択をする第一歩となります。
そしてある程度のリスクを受け入れる覚悟が必要です。
リスクゼロで大胆な変化を起こすことはやはり難しいです。リスクを取ることと大胆な変化はトレードオフの関係です。
もちろん「リスクを取ること避けて、大胆な変化は望まない」という選択をすることも一つです。
それはそれで自分軸に合った選択なのであれば「正解」だと思います。
そう考えると、人が選択をする際に唯一後悔するのは、「自分軸に合っていない選択をした時」なのではないでしょうか?
まとめ:人生は選択の連続である(ハムレット)
人生は選択の連続だとシェイクスピアの時代から言われています。
生きていく上で、選択し続けることは避けられません。
そして、後悔しない選択をするためには自分軸を持つことが大切。
どんな選択をするにせよ、「この選択をして良かった」と将来思えるように、自分軸を大切にしながら選択を積み重ねていきたいですね。
自分軸さえあれば、どんな選択をしても幸せになれる、そう思います。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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