こんにちは、タカヒロです。
社会人になって改めて英単語を覚え直していきたいが、どうしたら効率が良いのか知りたい。
英語のボキャブラリーを増やしていくことによって、表現できる幅が増え、理解できる範囲も広がるので、英単語を覚えていくということは社会人の英語学習にとっても非常に重要です。
では、学生時代と同じように、英単語帳を用いることで英単語を覚えていけば良いのでしょうか?
先に結論です。
結論:単語帳の利用も有効だが、社会人の英語学習にはもっと効率的な方法がある。
この記事では社会人の英語学習におすすめの効率的な英単語の覚え方を紹介していきます。
是非最後までご覧ください!
それではどうぞ!
社会人におすすめ 効率的な英単語の覚え方とは?
学生と社会人の学習目的の違い
まず、学生と社会人の学習目的の違いを見てみましょう。
学生の英語学習では、「とにかくボキャブラリー量を増やして大学入試、検定試験等に備えること」に重きが置かれます。
そのため、自分が目指すレベルに合った英単語帳を選び、繰り返し取り組むことで、ボキャブラリーを増やしていきます。
英検2級を目指すのであれば、英検2級用の単語帳がありますし、TOEICで800点を目指すのであれば、その目的に特化した単語帳があります。
単語帳を用いて繰り返し覚えていくことが効率的だと言えます。
しかし、社会人の英語学習では目的が様々です。
日常会話で必要な実用的な単語を習得したい方、論文を読むために専門的な単語が必要な方、外国人旅行客が訪問した際の接客に必要な単語を習得したい方。
英語学習の目的によって、それぞれ習得すべき単語の種類が違ってきます。
私はイギリスへ留学してレストランでアルバイトを始めた際、「ほうれん草を英語で言えない」ということに気が付きました。
確かに学校の授業で習ったことはなかったし、使ってきた単語帳でも目にしたことはありませんでした。
「何年間も必死に英語を勉強してきて、身近な食材であるほうれん草も英語で言えないのか…。」
とショックを受けました。
しかしそのことがきっかけとなって、レストランで取り扱う食材について理解するという目的が生まれました。
目的や単語の対象が変われば、学習方法も変わります。
そして、こう気が付きました。
社会人がそれぞれのニーズに合った英単語を習得していくためには、「単語帳を使うこと」よりも効率的な方法があるのではないか!?
社会人が効率的に英単語を覚えていくためには?
次に、英単語を覚えていく際に大切なマインドセットを紹介します。
<どんなときに英単語を習得できるのか>
英単語を忘れやすいとき
・文脈に関係なく、単語や熟語をリストとして覚えさせられているとき
英単語を忘れづらいとき
・ある単語や熟語をどうしても自己表現活動に使わなければならないとき
・ある単語や熟語の意味を知らないと、目の前にある情報を読み取れない・聞き取れないとき
このマインドセットを持っているかどうかは非常に重要だと思います。
文脈に関係なく、ただひたすら単語や熟語をリストとして覚えていくことは、社会人の英語学習にとってはあまり効率的であるとは言えません。
覚える必要のない単語まで覚えていくことになり、膨大な時間が掛かります。
時間を掛けて覚えていったにも関わらず、結局使う場面がないために忘れていってしまいます。
英単語を忘れづらい時とは、「その単語を使わなければならない時」、もしくは「その単語の意味を知っておかないと情報を読み取れない、聞き取れない時」です。
例えばレストランで働く際、「~にアレルギーがある」とお客さんに言われた時にその単語を知らなければ、大きな問題に発展しかねません。
取り扱う食材について単語を知っておかなければいけないという認識の下で覚えた単語は、おそらく一生忘れません。
つまり、社会人の英語学習にとって一番大切なことは、自分がどんな英単語を身に付ける必要があるのかを理解することです。
ビジネスにおいてメール作成で使うのであれば、メールでよく使う単語や表現を、接客で使うのであれば接客英語を優先して勉強していく必要があります。
自分がどのように英語を使っていきたいのかをイメージすることで、より自分に合った効率の良い英単語を覚える方法が見つかっていきます。
社会人が効率的に英単語を覚えていく方法
それでは社会人が効率的に英単語を覚えていく具体的な方法を4つ紹介していきます!
1 英語日記を書く
英語日記を書いてoutputすることを通して、自分に必要な単語を発見していくことができます。
日記に書く単語はどれも自分にとって身近な単語なので、日記を日々書き進めていく中で、「こんな単語も知らない!」「これって何て言うんだ?」と日本語では当たり前に使っていてるのに知らない英単語を、能動的に発見することが出来ます。
「書きたいけど書けない → 調べる」というステップが入るので、忘れづらくなりますね。
英語日記に関しては、「英語日記BOY」という本がとても参考になります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
2 単語をグルーピングして覚えていく
単語をグルーピングして覚えていくことも有効です。
先ほど例で紹介した、レストランで使う食材名を覚えていく際には、単語をグルーピングして覚えていきました。
【野菜に関係した単語】
turnip(カブ) bamboo shoot(タケノコ) aubergine(ナス) Chinese cabbage(白菜) spinach (ほうれん草) bean sprout(もやし) bell pepper(ピーマン)・・・
といったように、自分なりに覚えるべき単語をグルーピングしてまとめていくことで、忘れない単語になっていきます。
その過程で、「ほうれん草はspinach、じゃあ小松菜は何て言うんだ!?」といったような疑問が生まれ、「小松菜はJapanese spinachって言うんだ…」ということを新たに知ります。
このように関連した単語を連想して調べていく作業はとても面白いですね!
そうした能動的な働きかけによって知識が体系的になっていきます。
3 文脈の中で単語を覚えられる単語帳を利用する
単語帳を使うのであれば、文脈の中で単語を覚えられるものがおすすめです。
個人的にはDUO3.0が一番気に入っています。
DUOでは、1文の中に新出単語・熟語が複数載っていて、560の例文で約2600の単語・熟語を身に付けることが出来ます。
しかもどの例文も非常に実用的で、面白いものが多いです。
例えば、
524 Between you and me, Lisa, I came across Nick passionately embracing a woman. 「ここだけの話だけど、リサ、女の人を熱く抱擁しているニックを見ちゃったんだ。」
思わず「ふふっ」と笑ってしまいます。
この例文では
・between you and me, 「ここだけの話だけど」
・come across 「~を偶然見つける」
・passionately 「情熱的に」
・embrace 「強く抱きしめる」
という単語・熟語が学べます。
このように文脈があって、使っている場面をイメージしやすい例文が載っている単語帳がおすすめです。
ちなみに続きの例文525は
Such a remark is open to misunderstanding.
「そういう発言は誤解を招きやすい。」
です。笑ってしまいます。楽しく英単語を勉強できますね!
詳しくはこちらをご覧ください。
4 アプリで気になったニュース記事を読み、気になった単語を調べてまとめる
例えば、一時期コロナ関係のニュースに目を通していると、pandemicという単語が頻繁に使われていました。
The coronavirus outbreak has been labelled a pandemic by the World Health Organization
(世界保健機関に新型コロナウイルスの流行がpandemicと位置づけされた)
といったようなニュースです。
「pandemicとは何か。似たような単語にepidemicがあるが何が違うのか…。」
そこでpandemicとepidemicは何が違うのかと調べてみます。
・epidemicはある地域においての大流行。
例えば毎年日本で冬に流行するインフルエンザはepidemic。
・epidemicが大陸を越えて世界的に大流行してしまうのがpandemic。
このように、ニュース記事をきっかけにして、自分が既に知っている知識と結びつけてまとめていくことで、忘れない知識になっていきます。
最後に
まとめると、
社会人の英語学習には単語帳より効率的な英単語の覚え方がある。
→まずは「英語学習の目的は何なのか」、「自分がどんな英単語を身に付ける必要があるのか」を理解することが重要。
おすすめの英単語の覚え方は、
1 英語日記を書く
2 単語をグルーピングして覚えていく
3 文脈の中で単語を覚えられる単語帳を利用する
4 アプリで気になったニュース記事を読み、気になった単語を調べてまとめる
いつまで英単語を勉強しても、「分からない単語がなくなる」ということはありません。
英語に触れていると、次々に知らない単語に出くわします。
しかし、「全ての単語を知っている」という人間はネイティブも含めて一人もいません。
自分に必要な単語を効率よく学ぶ方法を身に付け、学ぶモチベーションを保っていけばそれで良いのだと思います。
この記事が英語学習を取り組む社会人の方へ何かのヒントになれば幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました!ではまた!