英語学習

英語にできない日本語を調べてみたら、日本の素晴らしさに気が付いた!

2021年4月29日

 

こんにちは、タカヒロです。

こちらのブログに遊びに来ていただきありがとうございます!

さて、

「言語と文化は表裏一体」ということは良く言われています。

その土地の文化に合わせて、その土地ならではの言語が出来ていきます。

日本語の裏には日本文化があり、英語の裏には英語圏の文化があります。

ということは、「英語にできない日本語」を調べれば、日本独自の文化が発見できるに違いありません!

そこで今回は、英語にできない日本語を10個、調べてみました!

日本の素晴らしさ、独自性を再発見しましょう!

 

英語にできない日本語を調べてみたら、日本の素晴らしさに気が付いた!

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① もったいない

まだ使えるのにそのままにしておいたり、むだにしてしまったりするのが惜しいという意味の「もったいない」。

物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、嘆く気持ちを表しています。

英語にすると「What a waste!」が一番近いのかと思いますが、

日本語の「もったいない」には、

「誰かがあなたのためにそれを準備するのに多くの努力をした。それを無駄にするのはもったいない」

といったように、どこか嘆きのニュアンスが入っているように思います。

最近「サステナブル」という言葉をよく聞くようになりましたが、

もともと日本人にはサステナブルな心がインストールされているように思います。

トイレの水を流す際、日本には「大小」があり、海外にはないのはなぜでしょうか?

水という資源が「もったいない」からですよね。

やっぱり日本、素敵ですね!

② 切ない

意外と英訳が難しい「切ない」という言葉。

kind of sad (ちょっぴり悲しいときの切なさ)

painful (失恋などでつきさすような切なさ、痛み)

miss (誰かに会いたいときの切なさ)

などが近い英訳になりますが、

ぴったり言い換えることは難しいです。

ちなみにポルトガル語のサウダージ(saudade)という単語には

日本語の「切ない」に近いニュアンスがあるようです。

ポルノグラフィティの曲を思い出しますね…。「愛が消えていくのを、夕日に例えてみたりして、そこに確かに残るサウダージ。」

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さくらが散る際の「切なさ」を共有できるのって、

ひょっとしたら日本人とポルトガル人だけなのかもしれません。

 

③ いただきます

英語にない日本語の代表格ですね。

「ごちそうさま」も同様です。

日本人は作ってくれた人や食べ物へ「感謝」を言葉で示します。

海外で食事をしても、日本人だけ小声で「いただきます」と言っていたりしますよね。

というか、もはや言わないとなんだかムズムズしてしまいます。

これ意外と面白い日本人の特性ですよね!

個人的にはこの「いただきます」を言う文化がとても好きで、日本人で良かったなあと思います!

 

④ お疲れ様です

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これが一番謎な日本語かもしれません。

サラリーマンが電話を掛けた際の第一声は「お疲れ様です。」

職場を去る際に使うのも「お疲れ様です。」

相手が疲れていることを前提にしているように聞こえますね。

日本では相手へのねぎらいの言葉として定着していますが、

海外では

・How are you? (電話の出だし)

・See you tomorrow. (会社の去り際)

といった挨拶程度のニュアンスでしょうか?

そのまま訳して「You must be tired.」と伝えても

「??!」と反応されてしまいます。

日本でも「お疲れ様です」は形式化されていますが、

昔から日本には「ただならぬ過酷な業務」がはびこっている、

ということの証拠なのかもしれませんね。

 

⑤ よいしょ

何か重いものを持ち上げる時、何というか。

「よいしょ。」

特に意味のない言葉なのに、なぜ日本人はみんなこの言葉を使うのでしょう?

どこで覚えた言葉なのでしょう?

由来には諸説ありますが、

仏教用語で、修行僧が山に入り修行をする際に「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と唱えながら山を登った。ここから由来し、やがて「どっこいしょ」、「よいしょ」と言われるようになった。

という説が有力なようです。

もし国籍判定で迷った時には、何か重いものを持たせて

「よいしょ」と言うかどうかで、日本人かどうか判定できそうですね笑。

 

⑥ 生きがい

英語にすると「a reason for living」ですが、

一つの英単語としては表現出来ないようです。

生きがいに関しては面白い図を発見しました。

アメリカ人起業家のMarc Winnさんは、日本の「生きがい」という言葉に出会い、

うまく英語に翻訳ができないこの言葉を「Ikigai」として可視化しました。

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これ面白いですね!

様々な要素が組み合わさって「生きがい」になっているのが良く分かります。

自分の「生きがい」って何だろう?と疑問に思った際に、逆に活用できそうです!

 

⑦ お世話になっております

これも日本人が大好きな定番フレーズですね。

メールの書き出しは大体これですよね。

英語にすると

「Thank you for your kind cooperation.」

が近いでしょうか。

「お世話になっております」という言葉には、

対象の定まらない(漠然とした)感謝の気持ちを述べるという意味合いがあります。

相手が自分のために尽力してくれたことに、労いやお礼を表すことを好む国民性が表れている一語ですね。

「お世話になります。」

という言葉になると、

・「I’m look forward to ~ing」

・「Thank you in advance.」

が近い英語になりますね。

ちなみに「お世話様です」目上の人から目下の人限定で使われるようで、

敬語ではないので注意です。

「お世話になっております。」を使うのが間違いないようです。

日本語、ムズカシイデスネ…。

 

⑧ よろしくお願いします

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日本語では頻繁に使う「よろしくお願いします。」ですが、

英語ではぴったり当てはまる言葉はなく、シチュエーションによって変わります。

・始めましての際は「Nice to meet you.」

・今後ともよろしくお願いしますの際は「Keep in touch」「See you again soon.」

・お願いごとのときは「I’m counting on you(よろしく頼むよ)」

・メールの最後に添えるよろしくお願いしますの際は「Kind regards.」

そう考えると、日本語の「よろしくお願いします」って本当に便利な言葉ですね!

 

⑨ おかげさまで

「おかげさまで、何とかやっています。」

「おかげさまで、商談が成立しました。」

日本人は何かある度に「おかげさまで~。」という癖が付いているように思います。

目に見えない存在の「お陰」を感じる

自分の味方になってくれる人、協力してくれる人が居ると感じる

という意味から成り立っている「おかげさまで、~」ですが、

日本人以外には

「え、直接お世話した覚えはないよ…?」

と捉えられる可能性があります。

日本人ならではの、非常に謙虚で奥ゆかしい言葉ですよね。

最近は「個人で稼ぐ時代」となり、

「自分の力で稼いだ実績」など個人の力に注目が行きがちですが、

その陰にはサポートしてくれている仲間、家族、そしてお客さんが多くいます。

自分がどんなに力を付けていったとしても、

日本人ならではの「周囲への感謝」を常に忘れないようにしたいですね。

 

⑩ 私、俺、僕、吾輩、拙者、わし、おいら、うちなど…の一人称

英語ならば一人称は「I」のひとつなのに、

日本語では一人称を表す言葉がたくさんあります。

ここにも言語の面白さが隠されていますね!

日本人が会話の中で主語を使い分けているのは、

場の空気を乱さないようにすることと関係しています。

友達同士の会話では「俺」という人でも、

多少フォーマルな場では「私」を使いますよね。

日本人は知らないうちに主語を使い分けて、TPOに合わせた表現にしている器用な国民なんですね!

 

まとめ

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いかがでしたでしょうか。

「英語にできない日本語」を調べてみると、日本の素晴らしさ・独自性が見えてきました!

こうして言語を比較してみることで発見できる異文化って、とっても面白いですね!!

最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた!

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