【中学英文法 総復習】 第2回です!
この夏を契機に、「英文法を復習していきたい」という方も多いのではないでしょうか?
そこで、
・ざっくりと中学英文法の基礎を総復習したい
・中学英文法をしっかり理解できているのか確認したい
・これだけ抑えていけば、英語を話すベースが出来るというものが欲しい
・3分で読めるような記事で、無料で復習したい
このような方に向けて、本当に必要な中学英文法をギュギュっと凝縮して【全15回】(の予定)でお伝えしていきたいと思っています。
第2回の今回は、基本的な助動詞5つの意味と、よく使う日常表現について確認していきましょう。
この記事の目標
基本的な助動詞5つの意味とよく使う日常表現を抑えよう!
この記事で分かるようになる問題
Q1、He ( )( ) both English and French!
「彼は英語もフランス語も話すことができるのよ。」
Q2、Do I ( )( ) do it now?
「今それをしなきゃいけないの?」
それでは見ていきましょう!
助動詞とは何者!?
第1回では、動詞の種類について確認をしました。
英文を作る上で動詞は欠かせません。
しかし、「動詞」単体だと、swimは「泳ぐ」、speakは「話す」というように、その動作を表す意味しか出せません。
そこで、助動詞とセットで使うことで、
「話す」→「話すことができる」、「する」→「しなければならない」
のように、動詞に様々な意味を加えて表現することが出来ます。
助動詞を使うことで、一気に表現の幅が広がりますね!
助動詞の基本
形:主語+助動詞+動詞の原形
まず、助動詞と動詞は必ずセットで使います。
動詞の意味を助けるのが助動詞です。動詞の隣にいないと助けられません。
また、主語が何であろうが、動詞は原形になります。
原形とは、sやedなどが付いていない元の形のことです。
疑問文、否定文にしたいときはbe動詞のルールになります。
be動詞のルールって何?という方は第1回のこちらの記事をどうぞ。
EX) He can play tennis. (肯定文)
Can he play tennis? (疑問文)
He can not (can't) play tennis. (否定文)
疑問文にする場合は助動詞を先頭に出し、否定文にする場合は助動詞の後ろにnotを置きます。
基本的な助動詞5つの意味
次に、基本的な助動詞の5種類について抑えましょう。
どんな助動詞があり、どんな意味が付け加えられるのでしょうか。
① will ~するつもりだ、 ~だろう
② can ~できる、 ~かもしれない
③ may ~かもしれない、 ~してもよい
④ must 、have to ~しなければならない
⑤ should ~すべきだ
とりあえずこの5種類を使いこなせるようにしましょう。
他にもありますが、この5種類を知っていれば何とかなることが多いです。
EX)It may rain tomorrow. 「明日は雨が降るかもしれない。」
EX) You should watch "weathering with you". 「天気の子は見るべきだよ。」
must とhave toは日本語にすると同じ「~しなければならない」ですが、mustの方が強制力が強いとされています。
You must study. は「勉強しなさい」のように命令に近いニュアンスなのに対し、
You have to study.は「勉強しないといけないね」くらいの客観的にアドバイスをしているニュアンスです。
助動詞を使った日常表現
最後に、使用頻度の高い、知っておくと便利な日常表現を抑えていきましょう。
① Can I ~ ?= May I ~ ? : 「~してもよいですか? 」
② Shall I ~? : 「(私が)~しましょうか?」
③ Shall we ~? = Let’s ~ :「(一緒に)~しましょうか?」
④ Will you ~? = Please ~ :「~してくれませんか? 」
⑤ mustn’t~ : 「 ~してはいけない 」
⑥ don’t have to~ : 「 ~する必要はない 」
③④の書き換えなどは、高校入試でよく問われるポイントでもあります。
Ex) Will you open the window? = ( Please ) open the window.
このように両方、ほぼ同じ意味として表現することができます。
なお、友達同士や、先生が生徒にお願いする場合はWill you ~?/ Pleaseで良いですが、ビジネスシーンや、目上の人に対してお願いする場合はCould you ~?/ Would you ~?「~してくださいませんか?」というより丁寧な表現を使いましょう。
( 余談ですが、私の県では昨年度の県立高校入試で、Let's ( )となっていて、startを埋めるという問題が出ました。
Let'sの後ろは動詞の原形が続くので、startが正解なのですが、採点していると、ちらほらstartingと解答した生徒がいました。
これはひょっとしたら、テレビでリンゴちゃんが「レッツ、スターティン☆」と言っていた影響なのでは・・・!? )
また、⑤⑥に関しては特に注意が必要です。
mustとhave toは否定文にするとあからさまに意味が変わります。
mustn'tは「~してはいけない」という禁止を表しますが、don't have toは「~しなくてもない」という不必要の意味です。
伝わり方が全く異なりますので、注意してください。
なお、have toに関しては疑問文「Do (Does) 主語 have to~?」、否定文 「don’t (doesn't) have to ~」と、一般動詞のルールとなります。
EX) You must not go there now. 「今そこに行っちゃだめだよ。」
You don't have to go there now. 「今そこに行く必要はないよ。」
高校入試に関しては①~⑥の表現を抑えておけばOKです。
確認問題
それでは初めの問題の確認です。
Q1、He ( )( ) both English and French!
「彼は英語もフランス語も話すことができるのよ。」
Q2、Do I ( )( ) do it now?
「今それをしなきゃいけないの?」
Q1、He ( can )( speak ) both English and French!
「彼は英語もフランス語も話すことが出来るのよ。」
Q2、Do I ( have )( to ) do it now?
「今それをしなきゃいけないの?」
【今回のポイント使った一言フレーズ】
Can I have a Medium Latte, please. 「Mサイズのラテをお願いします。」
だいたいカフェやレストランで注文する際は「Can I have ~ 」(~もらえますか?)でいけますよ!
助動詞が使えるようになるだけで、動詞の意味合いをバリエーション多く表現できるようになります。まずは基本的な助動詞5つの意味とよく使う日常表現を抑えて、徐々に細かいニュアンスの違いを学んでいくことがおすすめです!
次回は文型についてです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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ではまた!