教員の働き方

中学英語教師ならではのやりがい・大変なことのまとめ【元教員が解説】

こんにちは、タカヒロです。

 

(大学生)中学校の英語教師になろうかと考えているけれど、どんなやりがいがあるのかなあ…?

 

そんな疑問にお答えします。

「教師は大変」というイメージが浸透してしまっているため、英語教師になろうか悩んでいる方は多いですよね。

確かに大変なことは多いですが、英語教師はその分やりがいがあります。

 

僕は生まれ変わったとしても、もう一度中学校での英語教師を経験したいです。

 

この記事では中学校の英語教師ならではのやりがい・大変なことについてまとめていきます。

 

筆者の経歴

・公立中学 教諭6年
・イギリス大学院でMA TESOL(英語科教授法 修士)を修得
・県立高校 教諭2年
・退職して現在は私立大学で英語講師

実際に教員として働いていて感じたことをまとめました!

中学英語教師を目指す方へ何か参考になれば嬉しいです!

 

中学英語教師ならではのやりがい

 

中学校での英語教師ならではのやりがいは以下の通りです。

 

生徒に「英語が好きになる」きっかけを与えられる

一緒にホームステイに行く機会が作れる

英語を教えながら、自分のスキルアップができる

 

順番に説明していきますね!

 

生徒に「英語が好きになる」きっかけを与えられる

中学校の英語教師は、生徒に「英語が好きになる」きっかけを与えられます。

 

英語教育は小学校3年生から開始されますが、本格的な学習が始まるのが中1です。

中1からのの3年間で、英語の基礎となる部分を体系的に教えることができます。

 

週に4回授業があるので、がっつりと英語を教えることができます。

 

ある意味、英語を本格的に勉強し始めた生徒が「英語好き」になるか「英語嫌い」になるかは中学校の英語教師の力量に掛かっています。

責任は大きいですが、自分の英語の授業で「英語が好きになる」きっかけを作れることは中学英語教師の特権です。

おそらくそれが中学英語教師としての何よりのやりがいです。

 

以前、担任してした男子生徒から以下のような手紙をもらいました。

○○先生、ご報告遅れて申し訳ありません。この度、高校を卒業し△△大学へ合格したのでご報告します。

僕が大学に合格できたのは英語のおかげ、僕の英語の基礎を作り上げてくださったのは間違いなく○○先生のおかげで、本当に感謝しています。

僕の家族も○○先生のことが大好きで本当に素晴らしい先生に中学校で出会えて良かったといつも話しています。

場所はお互い変わってしまいましたが、先生のご活躍を家族全員で心から祈っています。また会いましょう〜!

 

何度読んでも心が温まりますし、疲れが吹っ飛びます。

 

もちろんこの生徒が自分で勉強を頑張った結果ですが、

たった一人でもこんな風に自分が行った授業を受け取ってくれる生徒がいるのは嬉しいです。

 

「全員に影響を与える」なんてことは無理ですが、自分にやれるだけの授業をすれば、必ずその授業が響く生徒が現れます。

学習塾などで「結果を出すために」英語を教えることと違い、「純粋に語学の魅力を生徒に伝えられる」のが醍醐味です。

 

一緒にホームステイに行く機会が作れる

近年は市町村や学校が海外と連携し、ホームステイ事業を行うことが増えてきました。
(ここ2年はコロナの影響でほとんど実施されていませんが…。)

その際に引率としての白羽の矢が立ち、生徒と一緒にホームステイに行く機会が作れるのが英語教師です。

 

僕もオーストラリアへ2週間、引率教諭として同行しましたが、仕事史上、最もわくわくした2週間でした。

ほとんどの生徒にとって海外は未知の世界であり、生徒にとっての新しい経験を間近で見守れたことは本当に幸せでした。

 

こちらの記事にその際に感じたことなどを詳しく書いています。

【効果は絶大】中学生こそ「ホームステイ」に行くべき理由

 

生徒にとって人生を左右しうる経験に同伴できることは最高です。

 

これも学校で教える英語教師ならではの特権です。

 

 

英語を教えながら、自分の語学力アップができる

英語教師は生徒に教えながら、自分の語学力を上げることができます。

中学校の英語であっても、予習をして教え方をイメージした際、うまく説明できない点、自分の知識があいまいな点はたくさん見つかります。

教えることを前提として予習するため、そうした点に気付きやすいわけです。

 

結果的に、中一から中三までを一周すれば、一通り日常会話に必要な文法をしっかり教えられるレベルで理解することができます。

 

お給料をもらいながら自分の語学力のアップも図れるというのは最高ですよね!

 

「英語が話せる・使えること」と「教えられること」は全くべつのことなので、

教えられるスキルは自分の武器になっていきます。

 

学校に限らず、「英語学習」に対する需要は今後より一層増えていくでしょうし、

たとえ中学校での勤務を辞めたとしても、一生使えるスキルになっていくでしょう。

 

中学英語教師の大変なこと

 

反対に、大変だった…と感じたことを紹介していきます。

 

英語ができると見なされる

スピーチコンテストの担当になる

 

英語ができると見なされる

当然と言えば当然のことですが、生徒にも他の先生にも「英語ができる」と見なされます。

中学校にはそもそも英語が出来る人がそんなにいないですから余計です。

 

そうした認識が、たまにプレッシャーになることはあります。

 

例えば、ALTの先生が任期を修了して体育館でスピーチをする際、翻訳を任されることがあります。

体育館で生徒も先生方も見ているため、恥をかくわけにはいきません。

(その場で翻訳できる力があれば問題ないですが、そうでない場合は事前に原稿を見せてもらうなどの対応が必要です。)

 

要は、英語力は恥ずかしくないレベルでしっかり身に付けておくべきです。

 

準1級は持っておくべき

 

その基準の一つが英検準1級です。

中学校の教師といっても、英検準1級は取っておいた方が良いです。

しかし実態は、英検準1級程度以上を取得している中学英語教員は38.1%です。(文部科学省の2019年度英語教育実施状況調査)

 

これは正直まずいですね。

 

なぜかと言うと、

実際の学校では、学年に数名、英検2級を持っている生徒がいます。

そしてそういった生徒に限って「先生は英検何級持っているんですか?」と質問してきたりします。

準1級を持っていないと舐められる可能性があります。

また、もちろん英検準1級の指導も出来ません。

英語教員としての権威性に関わります。

 

実態に甘えず、英語教員を目指すのであれば、大学生のうちに英検準1級を取得しておきましょう。

 

スピーチコンテストの担当になる

 

英語教師ならではの仕事で大変なことは、スピーチコンテストの指導をすることです。

参加する生徒に恥をかかせるわけにはいかないため、スピーチ原稿を何度も直し、発音の指導も行っていきます。

高度な知識が必要になりますし、大抵は夏休みが練習期間になってくるので、時間的な拘束も増えます。

 

生徒が舞台での発表を終えた後は、生徒とともに達成感を味わうことができますが、そこに至るまでの過程は大きな負担になります。

参加者が数人いれば、英語教師で担当を振り分けるので、初任者であってもベテランと同様の負担がかかると覚悟しておきましょう。

これも英語教師ならではの仕事です。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

中学英語教師は大変なこともありますが、魅力がたくさんあります。

「英語が好きになる」きっかけを生徒に与えられるというやりがいが大きすぎて、大変なことはあまり気にならないと個人的には思います。

ご自身の進路を考える上での参考になれば幸いです。

 

こちらの記事【大学生必見!】英語教師になるまでにやっておくべき5つのことでは、英語教師になることを決心した後、大学生中にしておいた方が良いことをまとめています。主に大学4年生向けですが、合わせてご覧ください。

「中学と高校の違いを知りたい」という方はこちらの記事【中学教員と高校教員】仕事・労働時間の違いを現役教員が解説!をどうぞ。

ではまた!

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