おすすめ本 教員の働き方

【厳選】若手教員が読んでおくべきおすすめ本7選

2021年12月14日

こんにちは、タカヒロです。

 

(若手教員)教員として働き出して数年…。教員としての幅を広げていくために、参考になる本は何があるかな…。

 

こんな疑問にお応えします!

 

教員として働き出して数年経つと、様々な生徒指導の場面に出くわしますよね。

その際、教員として生徒に伝えられる幅を増やしていくためには、やはり本を読み続けることが欠かせません。

 

そこでこの記事では、「若手教員が読んでおくべき本」を紹介していきます!

この記事の内容

若手教員が読んでおくべき本7選

 

筆者の経歴

・公立中学教員6年

・県立高校教員2年

・大学非常勤講師 2年目

 

これまで勤めてきた中で、万引き、喧嘩、対教師暴力、家出トラブル、いじめ、不登校…など、様々な場面に出くわし、その都度「生徒にどんな言葉を掛ければ良いのか…」と考えてきました。

 

その際に読んでいて参考になった本を厳選してご紹介します!

 

それではどうぞ!

 

【厳選】若手教員が読んでおくべき本7選

① 嫌われる勇気

 

鉄板ですが、これは読むべきです。

 

対人関係について衝撃を受けた本でした。

 

アドラー心理学からの教えを哲人と青年の討論によって説いていく本なのですが、哲人と青年のやりとりが痛快で、ガンガン読み進めていけます。

・人間は「原因論」ではなくて「目的論」によって行動している。

・人間のすべての悩みは対人関係だ。馬を水飲み場に連れていくことは出来るが、水を飲むかは馬が決めるように、他者の課題を切り捨てるべき。

・自己を受容し、他者を信頼し、他者に貢献することで幸福になれる。

 

この本を読み終えた時には、対人関係についての考えがすっきりして思えるはずです!

 

学校で起きるトラブルの多くの根本は人間関係に関することですから、「他人とどう付き合っていくべきか」という問題については各教員が考えておくべきだと思います。



続編となる「幸せになる勇気」も必読です!

 

② ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

 

イギリスのブライトン在住であるブレイディ・ミカコさんによる代表作です。

 

こちら本では、著者の息子が平和で裕福な家庭の子供が多く通っていたカトリックの小学校から、階級も人種も様々な「元底辺中学校」に進学したことを幕開けに、イギリス社会を色濃く反映しているその中学校で、様々な問題にぶち当たっていく様子が書き綴られています。

 

・多様性を受け入れられるかどうかの問題

・マルチカルチュアルな社会で生活する上での衝突

・自分のアイデンティティとは何なのか

などを深く考えるきっかけを与えてくれます。

 

外国語科に進む生徒には是非読ませたいし、教員が読んで「へえ、イギリスの中学校はこんな感じなんだ」と日本の教育と他国の教育を比較するいい機会にもなると思います。

 

続編も出ていますので、合わせてどうぞ!

 

③ LIFE SHIFT

 

ロンドンビジネススクール教授のリンダ・グラットン、アンドリュー・スコットによる本著では、これからの100年時代の人生をどう生きていくかを考えさせられます。

 

これまでの3ステージ型(教育→仕事→引退)はもう終わり、人々が一斉進行する時代は終わりました。

現在は生涯を通して様々なキャリアを経験していくマルチステージ化が進行していて、

・エクスプローラー(幅広い針路を検討する)

・インディペンデント・プロデューサー(自由と柔軟性を重んじて小さなビジネスを起こす)

・ポートフォリオ・ワーカー(さまざまな仕事や活動に同時並行で携わる)

と呼ばれる働き方が台頭してきました。

 

そんな雇用の変化、新しいステージにおいては、

・柔軟性を持つこと

・新しいスキルに投資すること

・変身資産(人生の途中で変化と新しいステージへの移行を成功される意思と能力)を充実させること

などが重要であると紐解いています。

 

子どもたちは将来どんな社会の中を生きていくのかを考えるきっかけを与えてくれます。

また、「世界は移り変わっているのだから、教員としての自分も変わっていかなければ取り残されるなあ、、、」ということを考えさせられる本です。

 

こちらも待望の続編が出ております。

 

④ 自分の中に毒を持て

 

岡本太郎さんによる代表作です。

 

岡本太郎の「生」に対する熱い想いに刺激を受けます。

「自分に忠実と称して狭い枠の中に自分を守って、カッコよく生きようとするのは自分自身に甘えているに過ぎない」

「人間にとっての成功とは、自分の夢に向かってどれだけ挑んだか、努力したかだ」

「本当に生きるっていうことは、自分で自分自身を崖から突き落とし、自分自身と闘って、運命を切り拓いていくことだ」

「過去にこだわったり、未来でごまかすなんて根性では現在をほんとうに生きることは出来ない」

 

生徒に熱い想いを伝えたい時にヒントとなる思想や言葉で溢れている本です!

 

「幸せとは何か」「生きがいとは何か」は結局人によって違います。

自分自身の幸せや生きがいを考える上で、この本は冒険心を持ってワクワクしながら生きることの重要性を教えてくれます。

 

⑤ 学校の当たり前をやめた

 

これからの学校教育を考えていく上で読んでおきたい一冊です。

 

世界の変動や教員の働き方に合わせるように、学校現場は大きく変わろうとしていますが、どういった方向に変わっていくのか、どういった取り組みが行われ出しているのかということがこちらの一冊から学べます。

 

「優秀な麴町中だからできることだ」という意見も多く拝見しましたが、こうした改革的なことを始めない限り何も変わりませんよね。

「自分の学校、学級経営ではどう応用させていこうか…」というように考えるきっかけを与えてくれます。

 

学校を取り上げた新書は多くありますが、教育の場で実際に改革を起こしてきた校長先生の取り組みや言葉には響くものがあります。

 

 

⑥ 中学校教師のための学級経営365日のパーフェクトガイド

 

若手教員にとっては、なんだかんだ言って学級経営が上手くいくかが一番の気がかりですよね。

 

そのノウハウを学ぶ際、こちらの一冊が手元にあると便利です!

年間を通した学級経営でどんな点に気を付けるべきなのかが具体的に紹介されています。

 

同じクラスで同じイベントは二度と起こらないからこそ、「ああ、あの時にこれを知っておけばよかった...。」とならないように、年間を見据えた行動を取っていきたいですね!

 

⑦ 伝え方が9割

 

どんな言葉を伝えるかは重要ですが、「どんな伝え方をするか」ということも同じくらい重要です。

同じ言葉を使っても、伝え方やシチュエーションで相手の受け取り方は変わります。

 

教員が話をする時、結局は聞き手の生徒が行動を改めようとするかどうかがポイントですよね。

 

こちらの本では、そうした伝え方のヒントやテクニックをたくさん学ぶことができます。

コピーライティングの視点から書かれていますが、「相手にどう印象を残すか」という面では、教育現場でも大いに参考になります!

 

本は生徒に伝えられる幅を増やしてくれる

 

この記事では、若手教員が読んでおくべき本を7冊に厳選してご紹介しました。

様々な本からヒントを吸収して、生徒に伝えられる幅を増やしていきたいですね!

 

ちなみに、数多くの本を読みたい場合、kindle Unlimitedを利用することもおすすめです。

KIndle Unlimitedは月額980円(30日間無料)で利用することができます。

全ての本が読めるわけではありませんが、電子書籍なら場所を取らず、気になった本を流し読みするには最適です。

 

 

以下の記事でも、若手の先生方へ役立つ情報を発信しています。ぜひ併せてご覧ください。

 

※今回ご紹介した本

最後までご覧いただきありがとうございました。

ではまた!

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