こんな方におすすめ
- 生成AIを使った英語の授業作りの実践例が知りたい
- 教材研究の質を高めていきたい
- 教材研究に掛かる時間を短縮したい
生成AIを授業準備に活用したいけれど、どう使えば良いか分からない…という先生方も多いのではないでしょうか。
上手に生成AIを活用することで、英語の授業作りがよりスピーディーに、より深くなります。
そこでこの記事では、筆者が最近実践している教材研究における生成AIの活用例を3つご紹介していきます。
この記事の内容
英語の授業作りにおける生成AIの活用例3選
筆者の経歴
・英語教員歴13年目
・MA TESOL修得(University of Brighton)
・現在、都内私立中高の専任教諭

Contents
生成AIを使った英語の授業作りの実践例3選
教員の業務負担を減らすため、生成AIはうまく使うととても便利です。
私は英語の授業作りで
・アイデア出し
・情報を効率的に集める
のために使っています。
それでは実践例を3つご紹介していきます。
①:導入で使えるクイズを作る
②:教材に関する背景知識を手に入れる
③:チェックすべき文法や熟語を使った例文を手に入れる
①:導入で使えるクイズを作る
新しいレッスンに入る際、教科書の内容をどのように導入するかは悩みますよね。
5分くらいの導入で、生徒にレッスンに対する興味を抱かせて、レッスンを通して何を学ぶのかを示したい所です。
そこで私は、生成AIにクイズを作ってもらい、導入で活用しています。
例えば、現在使っている教科書の新しいレッスンは「皇帝ペンギンの生態について」がテーマでした。
・生命を維持するために様々な工夫をしている動物がたくさんいること
・皇帝ペンギンもその一種だということ
を生徒に伝えるために、3択クイズを考えてもらいました。
これらの情報がたった3秒で手に入ります。
解答も要求すればしっかり教えてくれます。
良い問題がなければ、「あと10題作って」と打てば、さらに問題を作ってくれます。
いくら要求しても一切嫌な顔をせずに仕事してくれるのが生成AIの良い所です。

➡ 草食動物の馬や牛、羊などは、すぐに肉食動物から逃げられるように立って寝ることができる。
➡ タコは外敵から身を守るために、瞬間速度を上げて逃げる。瞬間速度を上げるため、身体に素早く酸素を行き届かすために心臓が3つある。
➡ クマノミは集団で行動するが、集団内で最も育ちの良い個体がメスとなる。しかし、万が一そのメスが死んでしまうと、生命存続のために二番目に大きいオスが性転換してメスになる。
これらをオールイングリッシュで行い、「では皇帝ペンギンにはどのような特殊能力」があるのだろうか?
と本文内容に繋げてみました。
これは結構うまくいきました。
生徒が「知りたい!」と思ってくれれば大成功です。

②:教材に関する背景知識を手に入れる
検索しても良いのですが、生成AIを使うとピンポイントで欲しい情報が手に入るため、時間が短縮できます。
例えば、「皇帝ペンギンの生態を教えて」と入力すれば、3秒で以下の情報が手に入ります。
さらに、疑問に思ったことをすぐに聞ける点も生成AIの良い所です。
例えば、「ペンギンって全部で何種類いるんだ?」と疑問に思ったので入力してみると、一瞬で情報を教えてくれます。

③:チェックすべき文法や熟語を使った例文を手に入れる
そして、チェックすべき文法や熟語を使った例文を瞬時に出してくれます。
検索で例文を探すと、使い方の解説なども載っており、例文を見つけるのに時間が掛かります。
「解説とかはいらないから、とりあえず例文がたくさん欲しいんだよなあ。」といった時に生成AIが大変便利です。
例えば、関係代名詞の目的語を使った例文を作ってもらいました。
ものの数秒で完成です。
いくつか選んでコピペすれば、例文を載せたスライドが出来てしまいます。
また、熟語で「be used to」が出てきたので、例文を作ってもらいました。
なかなか実用的な例文を瞬時に作ってくれます。
また、最後の一言まで秀逸でした。

教員の負担を軽減するために生成AIをうまく活用しよう
生成AIの活用は未知数であり、まだまだ無限に活用例が考えられるかと思います。
今後はテクノロジーとの共存が必須です。
「使い方が分からないから使わない」のではなく、「とりあえず使えそうなところから使ってみる」というスタンスが大切であるように思います。
使える範囲から使ってみて、教員の負担を少しでも削ることで、生徒と向き合う時間や自分のために使う時間を増やしていきましょう。
日々の授業作りの参考になれば幸いです。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた!