こんにちは、タカヒロです。

そうしたお悩みにお応えします。
新任の時は、どのように日々の授業を組み立てていったら良いのか不安ですよね。
英語を「自分が使えること」と「他人に教えること」は全く別のスキルです。
信頼できる教師になるためにも、常に生徒にとって分かりやすい授業を心掛けていきたいですよね。
この記事では、元中学教員の筆者が実際に授業で実践したことを元に、授業作りのポイントや、生徒に好評だった活動、授業で役立つ本やサイトなどを7点に分けて紹介していきます。
この記事の内容
中学英語の授業作りに役立つ7つの情報
筆者の経歴
・公立中学教員6年
・イギリス大学院でMA TESOL修得
・県立高校教員2年
・退職して、私立大学の非常勤講師1年目

それぞれの項目にリンクがあるので、是非気になった記事へ飛んで知識を増やしていきましょう。
それではどうぞ。
Contents
【中学英語の教え方】新任教師の授業作りに役立つ7つの情報
新任教員が授業を作っていく上では、以下の7つの情報が役立ちます。
①授業の流れをつかもう
②授業で使えるアクティビティ・授業アイデアを知ろう
③授業ノートの作り方を明確にしよう
④生徒を引き付ける授業のコツを抑えよう
⑤授業作りに役立つ本を知ろう
⑥授業作りに役立つサイトを知ろう
⑦生徒に聞かれることについて準備しよう
順番に見ていきましょう。
①授業の流れをつかもう
まず、授業の流れについてです。
50分の授業をどのように展開していけば生徒にとって分かりやすく、記憶に残るようになるのでしょうか。
大切なポイントは「PCPP」を意識することです。
PCPPとは、
・Presentation (提示)
・Comprehension (理解)
・Practice (練習)
・production (産出)
の頭文字を取ったものです。
このPCPPが授業の流れを作る上での骨格となっていきます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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【中学英語】授業の流れはPCPPモデルで圧倒的に分かりやすくなる
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また、こちらの記事では「ストーリーリテリング」の活動をベースにどのように教科書を進めていけば良いかを具体的に紹介しています。
事例の一つとしてご参照ください。
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【話す活動】中学英語の授業で使えるストーリーリテリングのやり方
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②授業で使えるアクティビティ・授業アイデアを知ろう
次に英語の授業で使えるアクティビティをご紹介します。
中学英語の授業では「英語の素地」を作っていくことが大切です。
その上で、毎回の授業で「帯活動」を実施して、コツコツとボキャブラリーや表現を身に付けさせていきましょう。
こちらの記事には帯活動で使えるアクティビティを10個紹介しています。
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【中学英語】明日の授業で使えるウォームアップアクティビティ10選
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また、授業の出だしで洋楽を取り扱うこともアリです。
こちらの記事には学年別でおすすめの洋楽をまとめています。
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英語の授業で使える歌のリスト【曲選びのポイントも紹介します】
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教科書を進めていく上では「文字と音」を繋げるため、音読指導が欠かせません。
こちらの記事では音読指導を10パターン紹介しています。
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【中学英語】明日の授業で使える音読指導10選(個人ペア別で紹介)
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③授業ノートの作り方を明確にしよう
中学英語の授業で欠かせないのが「授業ノート作り」です。
中学英語では授業ノートを作って、生徒が自分で復習しやすくすることが重要です。
まずはノート作りの型を明確にして、生徒に伝えましょう。
こちらの記事で授業ノートの作り方を詳しく紹介しています。
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【中学英語】復習しやすい授業ノートの書き方 3つのコツを解説!
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また、毎時間の授業終わりに「自己評価シート」を記入してもらうことも有効です。
自己評価シートを作ることで、ノートとは別の視点から授業を形に残すことができます。
こちらの記事で実践例を紹介しています。
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【実例あり】中学英語の授業で使える自己評価シートの実施方法
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④生徒を引き付ける授業のコツを抑えよう
授業が上手な先生には、共通して実践していることがあります。
それらを意識することで、生徒の授業に対する食いつき具合が変わってきます。
ちょっとした工夫を加えることが、生徒の理解度UPに繋がっていきます。
自分が実践できそうなところから取り入れていきましょう!
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【新任の先生必見】教え方が上手い先生が実践している授業のコツ5選
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また、授業中でも言うことを聞かない生徒が出てくる可能性があります。
その際に教員がどう対応するのかを傍観する生徒たちはよく見ており、叱り方が教員への信頼感に繋がっていきます。
こちらの記事を見ながら、上手な叱り方も理解しておきましょう。
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【上手な子供の叱り方】信頼される先生が実践している方法を紹介!
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⑤授業作りに役立つ本を知ろう
新任の頃はとにかく忙しく、授業準備にあまり時間が使えないかもしれません。
そこで役に立つのが、先輩の先生方が作って下さった本です。
初めは自分で授業アイデアを一から考えるのではなく、本から知識や実践例を吸収して、マネして授業で使ってみる方が良いです。
その際に役に立つ本はこちらの記事にまとまっています。手元に揃えておくと非常に便利ですよ!
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【絶対に役立つ!】新任英語教員が持っておきたいおすすめ本のまとめ
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また、理論に基づいた授業を作っていくためには、第二言語習得論について学ぶことが必要です。
授業すること自体に慣れてきたら、第二言語習得論を勉強して授業に深みを付けていきましょう!
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【第二言語習得論】が良く分かるおすすめ本5冊+番外編3冊
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⑥授業作りに役立つサイトを知ろう
本だけでなく、インターネットからも使えるツールをたくさん手に入れることができます。
効率的に活用して、自分では思いつかないアイデアやツールを取り入れていきましょう。
おすすめは以下の3つです。
①えいごネット - 英語教員のためのポータルサイト (eigo-net.jp)
こちらのサイトには中学英語で読めるやさしい英語ニュースがまとまっています。
音声もダウンロードして授業で自由に使えるので便利です。
時事ネタが授業に入ってくると、「生きた英語」に繋がりますね!
こちらのサイトにはALTが授業で使っている教材がまとまっています。
教科書別で検索することができて、新出文法に関するアクティビティを見つける上で非常に役に立ちます。
ワークシートもそのままダウンロードして使えますよ!
③中学英語 練習問題プリント集 【ちびふたEnglish】|ちびむすドリル【中学生】 (happylilac.net)
こちらのサイトには、文法の練習問題がまとまっています。
授業で使うというより、英語が苦手な生徒に補習のような形で使ったり、英語が得意な生徒に先取りでやらせたりすると良いです。
個別でパターンプラクティスをさせたいな…という時に非常に役立ちます。
問題、解答ともに印刷してそのまま使えますよ!
⑦生徒に聞かれることについて準備しよう
学校生活を通して、英語や留学について生徒から質問を受けることがあります。
その際に、英語教師としてのきちんとした考えを生徒に投げ返していきたいですよね。
生徒によく聞かれることは以下の記事にまとまっています。
是非気になった所をご覧になって、ご自身の考えを膨らませていって下さい。
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まとめ:徐々に自分なりのオリジナリティを付け加えていこう
いかがでしたでしょうか。
初任の頃は大変は事が多く、中でも特に授業作りに手を焼きます。
イチから全て自分で考えて作っていくことは時間的にも厳しいです。
先輩の先生方が実践していることをマネして取り入れつつ、そこへ自分なりのオリジナリティを付け加えていきましょう。
この記事が何か一つでも新任教員の方へのサポートになれば幸いです。
こちらの記事も是非合わせてご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!