LIFE 教員の働き方

【教員を辞めたい…】悩んだら思い切って海外へ行こう!の話

こんにちは、タカヒロです。

 

「教員を辞めたい…。一度教員から離れたい…。」

 

そう悩んだ場合、思い切って一度海外へ行くことを強くおすすめします!

 

 

僕は教員を5年勤めたのち、海外へ飛び出しました。

 

この記事の内容

・教員が海外へ飛び出して感じたこと

教員が海外へ飛び出す方法

 

筆者の経歴

・中学教員5年 … 【残業月120時間+土日部活】の生活に嫌気が差す

・イギリス大学院 … 自己啓発等休業制度を使って1年間の留学を実現

・高校教員2年 … 帰国後高校へ異動し、外国語科も担当

・都内私立大学 … 公立教員を退職して、非常勤講師として働く

 

きっぱりと辞めてしまうのも手ですが、教員だからこそ利用できる「海外へ行く制度」があります!

せっかく苦労をして教員になったのですから、利用できる制度は検討してみましょう!

辞めるのはそれからでも遅くはないです!

 

教員を辞めようか悩んでいる方、教員の働き方に疑問を抱いている方へ、何か参考になれば幸いです!

 

 

【教員を辞めたい…】悩んだら思い切って海外へ行こう!の話

なぜ留学に踏み切ったのか

まず、僕が留学に踏み切った背景を説明させてください。

 

4年前までは【残業月120時間、土日は部活で終了】といった、ごく一般的な中学教員でした。

 

僕が特殊だったわけではなく、周りの先生方も同じような働き方だったので、特に文句等も言わずに必死に働いていました。

 

「教員という仕事がしたくて教員になったし、忙しいのは仕方のないことだ…。」と自分に言い聞かせていました。

 

やりがいは大いにありました。生徒たちは可愛いし、修学旅行などの大きなイベントを自分が指揮を執った経験には大きな達成感がありました。

 

しかし、朝は朝練のため7時に出勤、帰りは22時頃で、帰宅後は自分のことが何もできない…。土日は基本部活で終了。

そんな生活に徐々に嫌気が差していきました。

 

このままでは自分が潰れてしまう。自分がやりたいことをやる時間が永遠に作れない…。

海外が大好きなのに、お金を貯めて海外旅行に行きたくても、時間的に行けない。

海外ドラマをゆっくり観る時間すら取れない…。

 

また、海外に長期滞在する経験をしてみたいとずっと夢見ていました。

 

そんな「自分のやりたいことがやれない不満」と、「海外へ飛び出したい気持ち」が爆発し、

 

「休職して、海外へ行こう」という決心に繋がりました。

 

教員が持っている休職の特権を生かして留学してやる!!そう決めて動き出しました。

 

教員が海外へ飛び出して感じたこと

海外へ飛び出して何を感じて、何が変わったのか。

僕は「人生そのもの」が大きく変わりました。

 

大袈裟ではなく、本当に留学に踏み切ったことが全ての始まりでした。

 

具体的には、

教員が留学に行くと、

 

様々な職種の方々と出会える

「先生」として見られなくなり、「一人の人間」として見られる

・人間らしさを取り戻せる

 

このような経験をすることができると思います。

 

順番に説明していきます。

 

様々な職種の方々と出会える

学校から飛び出すと、様々な職種の方々と出会えます。

日本で教員として働いていたら、あまり他の仕事や働き方に接する機会がありません。

 

僕の場合は地元の友達くらいでした。

 

海外へ出て、様々な人と出会う中で、

「そうか、仕事は教員だけではないよな」という当たり前のことに気が付きました。

 

イギリスで出会った日本人だけでも、

・30歳で脱サラして現地でラーメン屋を開いた方

・金融庁から派遣できている方

・商社や製薬会社の駐在の方

・ANAのCAを辞めて留学へきた方

・ドローン撮影の映像を販売しながら旅している方

・大使館勤務の方

・イギリス人と結婚して現地に移り住んでいる方

・仕事を辞めてワーホリで来ている方

などなど、本当に様々なお仕事をされている方々と知り合いました。

 

「こんなにいろんな生き方があるのか…」と衝撃を受けっぱなしでした。

 

そしてみなさん、「自分のやりたいこと」をしていて、とてもイキイキしていらっしゃいました。

海外に自ら足を運ぶという時点で、前向き思考の人が多いですよね!

 

こうした出会いが得られるのは、社会人の海外滞在ならではだと思います。

教員として必死に働いた経験があるからこそ、他の方の価値観を知って刺さるものがあります。

学生の時期に留学へ行くのも全然ありですが、当然学生同士での知り合いが増えるかと思います。

 

社会人になって数年経ってから海外へ行くことで、感じ取ることの質が変わる気がします。

 

この辺りに関してはこちらでも記事にしてします。

【教員の留学】教員が留学(MA TESOL)に行くなら数年働いてからが良い理由

続きを見る

 

結局、人とのつながりの中で新しいことに気付いて、成長していくんだと思います。

 

「先生」として見られなくなる

海外に飛び出すと、「先生」として見られなくなります。

これもとっても新鮮な気分になれます。

 

日本で教員として働いていると、いつでも「先生」として見られますよね。

親戚と会っても先生、友達と会っても先生。学校では新任であろうが保護者にとっては即「先生」です。

 

僕はそれがなんだか堅苦しくて、「先生」でなく「一人の人間」「個の存在」として見て欲しい、という願望がありました。

 

海外へ足を踏み出すと、「一人の人間」になれます。

僕の場合は、「先生」としての自分ではなく「タカヒロ」として暮らせました。

 

「先生」と呼ばれることがなくなり、「タカヒロ」と呼ばれることがなんだかとても嬉しかったのです。

 

分をリセットして、自分を前面に出していくことが出来ます。

 

僕はイギリスへ飛び立つ際、これまでの「先生としての自分」からなるべく離れるため、極力日本と連絡を取らないようにしていました。

 

現地で出会った人々には「過去の自分」は関係なく、「今の自分」だけを見てもらえるし、その感覚が全て新鮮でした。

 

そうした中で一から作っていった新たな人脈こそが、人生を変えて生涯に残る財産になると思っています。

 

 

人間らしさを取り戻せる

そして人間らしさを取り戻せます。

 

教員として精一杯働いていた時期を否定するわけではありませんが、

プライベートの時間を満足に取れなかったのは事実です。

 

仕事から完全に一回離れることで、これまで見えていなかったものが見えてきます。

視野が開けてくると、気分も明るくなります。

 

学校で勤めていた時は、小難しい顔をしていたり、疲れた表情をしていたりしたと思いますが、

僕は留学に行ったことで、より明るく笑うようになりました。

留学先に選んだブライトンは、イギリスのリゾート地として有名な場所でした。

勉強に疲れたら、ビーチに出てまったりする時間を過ごしました。

 

その他、勉学の合間を縫って、様々な所へ出かけました。

ドイツ ニュルンベルクのクリスマスマーケット

 

ノルウェー トロムソの絶景夜景

 

クロアチア ドブロブニクの旧市街地スカイウォーク

留学した一年間で訪れた国は、

イタリア、ポーランド、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、アイスランド、スペイン、ポルトガル、ハンガリー、チェコ、スロバキア、クロアチア、モンテネグロの13か国です。

 

留学前まで学校に籠っていた反動で、旅したい欲が爆発しました!

 

たくさんの場所を訪れたり、国籍問わず多くの人と関わってたくさん会話をすることで、笑顔でいる時間が増えました。

 

なんだか心にゆとりができて、人間らしさを取り戻したような感覚がありました。

 

教員が海外へ行く方法

 

教員を辞めずに海外へ行く方法はいくつかあります。

 

・在外日本人学校

・JACAの派遣事業

・大学院修学休業制度

・自己啓発等休業制度

 

などです。

 

在外日本人学校

・英語には自信がない、でも海外で教員として働いてみたい

・キャリア上、確実にプラスになる経験をしたい

という方におすすめです。

 

日本人学校へ行く方法は、

・文部科学省の派遣教員になる方法

・海外子女教育振興財団の学校採用教員に応募する方法

の2パターンがあります。

 

文部科学省の派遣教員になるには、

【校長に申し出る ➡ 教育委員会の推薦をもらう ➡ 文部科学省による書類審査ならびに面接を受ける ➡ 内定者が決定する】

という段取りがあります。

 

応募資格や詳しい派遣までの流れは以下のホームページをご覧ください。

日本人学校・補習授業校への教師派遣の概要:文部科学省 (mext.go.jp)

 

給料のことも、現地での暮らしのこともさほど心配せずに海外へ行けるのは大きなメリットです。

しかし行先の指定は出来ません。

また帰国後には報告会があったり様々なしがらみがあり、文科省の派遣として海外へ行く場合は、帰国後すぐに辞めることは難しいです…。

 

もう一つは、海外子女教育振興財団(JOES)の「日本人学校等学校採用教員」に応募することです。

こちらは在外日本人学校に直接雇ってもらうような形になります。

行先を自分で選べるのは大きなメリットです!

 

こちらのホームページで募集要項を確認することが出来ます。

教職員雇用支援 | 海外子女教育振興財団コーポレートサイト (joes.or.jp)

 

JACA現職教員特別参加制度

国際協力に関心がある

・発展途上国における開発等に携わりたい

という方におすすめです。

 

以下はJACAホームページからの引用です。

本制度は、公立学校、国立大学附属学校、公立大学附属学校、私立学校および学校設置会社が設置する学校の教員が身分を保持したまま青年海外協力隊、シニア海外協力隊、日系社会青年海外協力隊、日系社会シニア海外協力隊へ参加するための制度で、毎年春募集のみに募集します。

派遣期間と訓練をあわせて2年間(派遣前訓練70日間程度、派遣期間約1年9ヶ月)です。

 

ボランティアに興味がある、他言語を学んでみたいという方にはピッタリです!

 

詳しい応募条件や派遣までの流れはこちらをご覧ください。

現職教員特別参加制度(派遣期間:1年9ヶ月) | JICA海外協力隊

 

大学院修学休業制度

・海外の大学院に進学して、専修免許を取得したい

・教科の専門性をとことん高めたい

という方へおすすめです。

 

大学院修学休業制度は、「教員が国内外の大学院に在学し、専修免許状を取得する機会を拡充するために開始された制度」です。

以下はホームページから一部抜粋したものです。

制度の概要は、以下の通りです。

(1)公立学校の教員(教諭、養護教諭、栄養教諭及び講師)で、一種免許状又は特別免許状を有する者は、任命権者の許可を受けて、専修免許状を取得するため1年を単位とする3年を超えない期間、国内外の大学院へ在学し、その課程を履修するための休業をすることができます。

(2)休業中の教員は、その身分を保有しますが、職務に従事しません。

(3)休業中は給与は支給されません。

詳しくはこちらをご覧ください。

大学院修学休業制度:文部科学省 (mext.go.jp)

 

自己啓発等休業制度

・自分の行きたい海外の大学へ進学したい

・休職を取り、ある程度自由に暮らしたい

という方へおすすめです。

 

自己啓発等休業制度とは、「大学等における修学や国際貢献活動を希望する常勤の職員に対し、職員としての身分を保有したまま職務に従事しないことを認める休業制度」です。

 

僕はこの自己啓発等休業制度で留学を実現させました。

 

以下、制度の概要を一部抜粋したものです。

1.休業の事由

⑴ 大学等における修学

国内外の大学(大学に設置される専攻科及び大学院を含む。)の課程に在学してその課程を履修

⑵ 国際貢献活動

独立行政法人国際協力機構が自ら行う派遣業務の目的となる開発途上地域における奉仕活動への参加

※ 独立行政法人国際協力機構が実施する「青年海外協力隊」、「シニア海外ボランティア」等が該当

2.対象となる職員の要件

職員としての在職期間が2年以上あること

3.休業の期間

⑴ 大学等における修学のための休業 2年(特に必要な場合 3年)

※ 特に必要な場合 大学院の課程で修業年限が2年を超え3年を超えない

ものに在学してその課程を履修(大学院博士課程(後期)等)

⑵ 国際貢献活動のための休業 3年

 

なお自己啓発等休業制度は地方自治体によって細かな制度内容が変わってきます。

校長先生に制度の概要を確認してください。

 

進学先の大学へのアプライ等は全部自分でやることになりますし、イギリスであれば基本IELTS6.5のスコア提出が必要になります。

 

手続きは多いですが、教員の身分のまま留学が出来たのは大きなメリットでした。

 

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

教員の海外留学 どんな制度?

続きを見る

教員が休職をして海外留学する方法

続きを見る

 

まとめ

教員を辞めたいな…、人生を仕切り直したい…、と思ったら、思い切って海外へ行きましょう!

様々な刺激を受けて、働き方、価値観に変化が起こることは間違いありません。

その変化をもとに、改めて教員を辞めるかどうかを検討しても良いと思います。

 

準備は大変でしたが、僕は教員のまま海外へ飛び出す決断をして本当に良かったと思っています。

留学がきっかけとなって、人生が大きく動き出しました。

 

泣いても笑っても悩んでも願っても1日は24時間。時間は誰に対しても平等です。

一度きりの人生、「学校の中の自分」より「人生の中の自分」を優先して考えるべきだと思います。

「しなかった後悔」だけはしない人生にしていきたいですね!

教員を辞めてしまう前に、海外へ飛び出してみることを是非検討してみて下さい!

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