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【高校生向け】2冊目としておすすめの英単語帳7選【教員が紹介】

※この記事には一部PRが含まれています。

 

高2生)先生、英単語帳の2冊目を探しています。何がおすすめですか?

 

先日、生徒からそうした質問を受けました。

 

英語は単語力が命であり、どの単語帳を使おうか悩みますよね。

学校で取り扱っている単語帳の他に、2冊目の検討をしている受験生は多いはずです。

 

そこでこの記事では、2冊目の英単語帳の取り扱いについて、私なりの見解やおすすめの単語帳をご紹介していきます。

この記事の内容

・2冊目の単語帳に取り組むべき生徒とは

・2冊目としておすすめの英単語帳7選

・いつから2冊目の単語帳に取り組むべきか

 

筆者の経歴

・中高英語教員13年目

・早慶東大を輩出している都内私立学校で受験指導中

・イギリス大学院修了、英検1級取得

 

英単語帳に悩むことより、どれだけ英単語帳を使い倒せるかが重要ですので、この記事で自分に合う単語帳を見つけて、早速取り掛かっていきましょう!

 

それではどうぞ。

 

そもそも2冊目の単語帳に取り組むべき生徒とは?

 

そもそも2冊目の単語帳が必要なのかどうかは、目指す大学のレベルによって変わってきます。

 

具体的には、目指すレベルが

GMARCH・共通テスト → 1冊でもOK

早慶上智 → 2冊目はマスト

であると考えられます。

 

GMARCH・共通テストレベルまでであれば、2冊目はやらなくても大丈夫です。

学校で取り組んでいる単語帳をとことんやり込むことで対応可能です。

 

それでも2冊目を行うことには、大きく2つのメリットがあります。

1つ目は、1冊目で学んだ単語に違った角度からアプローチできるということです。

1つ目の単語帳で学んだ単語が、2冊目の単語帳で出てくると、

「こんな使い方もするのか」

「この意味は知らなかった」

といったように、新しい気付きを得ることができます。

そうした気付きが知識の定着に繋がっていきます。

「1冊だけではマンネリ化してしまい、英単語が習得出来ているのか中々把握できない。」という方は、2冊目を検討しましょう。

 

逆に、「いや、特に1冊でマンネリ化することもなく、このままやり込んで習得していけそう」という方は、2冊目に取り組む必要はないかもしれません。

 

2つ目のメリットは、1冊目の単語帳で足りない単語を補うことができることです。

どの単語帳も大学入試を研究して非常によく構成されていますが、それでも1冊ではカバーしきれず抜け落ちてしまう単語があります。

1冊目をある程度仕上げた後に2冊目を行うことで、「あれ?この単語は見たことがないぞ」といった気付きを得ることができ、単語力を強化していくことができます。

 

また、早慶上智を目指すのであれば、基礎的な単語帳1冊では対応しきれないため、英検準1級レベルの2冊目はマストです。

 

 

2冊目としておすすめの英単語帳

 

それでは、ここからは2冊目としておすすめの英単語帳をご紹介していきます。

簡単な図にしてみました。

 

ここでは、一冊目の単語帳として高校生に圧倒的に取り扱われている「英単語ターゲット1900」に取り掛かっていることを前提としてますが、1冊目がシスタン、速読英単語であっても、構成は同じです。

 

順番にご紹介していきます。

 

①:ターゲット1900

 

受験英語のド定番です。やり込んでいって間違いのない1冊です。

多くの進学校で取り入れられており、受験生に絶大な支持を受けています。

受験に出る順でまとめられていて、構成もシンプルで分かりやすいです。

ただし、単調なので人によっては飽きやすいかもしれません。

 

②:システム英単語

 

駿台によって入試によく出るフレーズが研究し尽くされて生み出された1冊です。

ミニマムフレーズが秀逸で、単語単体というよりフレーズをインプットしていく方式です。

程よい余白があり、書き込みながら独自の単語帳を作り上げていける点が大きなメリットです。

 

③:速読英単語 必修編

 

長文を読みながら、テーマ別で単語を習得していきます。

流れの中で進出単語が出てくるため、文脈で覚えていくことができます。

読解トレーニングを兼ねられることが嬉しい点です。

 

この三冊は大定番です。

ちょっと変化球は欲しい方には、次の2冊がおすすめです。

 

④:DUO3.0

 

560の例文に1600単語と1000熟語が凝縮されています。

非常に実用的な例文ばかりで、文としてインプットできるため、意味を忘れにくいです。

これ以上効率的な単語帳はないのでは?!と個人的には思います。

また、復習用CDを聞き続けることで、リスニング力もアップすること間違いなしです。

丸々暗記してしまうほど聞き込んで、音読し続けると、使える英語を体得することができます。

 

⑤:鉄壁

 

語幹の説明やイラストが充実しており、読んで理解していきながら知識として単語を習得できます。

単語帳というより、読み物に近いイメージです。

「東大」と名前が付いていますが、掲載単語のレベル感はそれほど高くなく、東大を目指さなくても全然OKです。

 

ここまでは、GMARCHや共通テストレベルを目指す生徒までは対応可能です。

早慶上智を目指すのであれば、準1級レベルの単語帳に取り組んでいく必要があります。

基本的な1冊目を仕上げた後に、2冊目として以下のような単語帳に取り組むことがおすすめです。

上記で紹介した単語帳を2冊行い、3冊目として取り組むでも良いかと思います。

 

⑥:準1級EX

 

難しい単語に焦点を当てて、2400語が収録されています。

やり込んでいくには時間も労力もかかる1冊ですが、やり切ったら単語は自信が持てること間違いなしです。

準1級の取得を兼ねて利用したい単語帳です。

 

⑦:速読英単語 上級編

 

読解トレーニングを兼ねながら知らない英単語を知識に肉付けしていくことができます。

必修編と同様に、長文を通して覚えられるため、記憶に定着しやすいです。

長文もテーマごとでまとまっているため、苦手分野の克服に役立ちます。

 

いつから2冊目を始めれば良いのか

 

いつから2冊目を始めれば良いのかという点についてですが、

理想は高2の秋、遅くとも高3の春には始めましょう。

 

単語力は一周やり抜いただけでは力が付かず、繰り返し使用していくことで徐々に定着していきます。

そのため時間が掛かることは避けられません。

高3になると読解問題を多くこなしていくことが必要ですので、高3になってから単語に力を入れ始めるのでは少し遅いです。

 

高2の内には2冊目を始めて、高3の夏にはある程度単語が仕上がっていることが理想です。

 

 

また、2冊目の単語帳を利用する注意点として、基本的な1冊目が固まっていることが前提です。

単語力のコアとなる1冊目を固めてから取り組みましょう。

2冊を同じ割合で、というよりは、1冊目に肉付けしていくというイメージを持った方が良いです。

どっち付かずになり、どちらも定着できないということは避けるようにしましょう。

 

自分に合った単語帳を選んで、揺るぎない単語力を手にしよう

 

単語帳はやればやるほど味が出てきます。

そして受験のために使い込んだ単語帳は、受験後にも自身の英語力を支える柱のような存在になってくれます。

決して無駄になることは一切ありません。

自分に合った単語帳を選んで、徹底的にやり込んでいきましょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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ではまた!

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