「よし!海外大学院へ進学しよう!!」
そう決意したのであれば、次は受験校選びですよね。
しかし、数多くの大学、様々なコースがある中、
・どのように大学院を選んでいけば良いのか
・大学院を選ぶ際、何を参考にすれば良いのか
非常に悩ましいところです。
一体どのように受験校を決めていけば良いのでしょうか。
【私の場合】
イギリス大学院進学を決意!
→ MA TESOL(英語科教授法)のある44校70コースから選別
→ 受験校を3つに絞り、2つ合格、ブライトン大学に進学
という道のりを辿りました。
その経験から、以下に受験校選びのポイントをまとめてみました!
≪ 受験校選びのポイント ≫
何を学びたいのか、何が学べるのか
自分は何を身に付けたいのかを明確にする
これが何よりも一番大切です。
まずは自分が大学院で何を専門的に学びたいのか、コース終了時にどんな知識・技能を身に付けていたいのか、を明確にしていきましょう。
同じコース名でも大学によって内容は様々です。
自分に合った大学、コースを選ぶためには、自分が身に付けたい知識・技能を具体的にイメージすることが不可欠です。
大学のホームページなどを見ながら、その大学のコンセプトや、コースの特徴を把握していきましょう。
私の場合、ブライトン大学に決めた大きな決め手は、数あるTESOLコースの中で、唯一ICTに特化している科目が選択できる、という点でした。
また、元々専門学校から大学になったブライトン大学では、理論と同様に実践も重んじている、という所も、実用的なスキルを身に付けたいという自分のイメージとマッチしました。
調べる際、こちらの留学エージェントのサイトが大変役に立ちます。
その大学では何を学べるのか
自分が身に付けたい知識・技能が、ある程度具体的にイメージ出来てきたら、気になる大学のシラバスを取り寄せて、徹底的にコース内容を熟読しましょう。
自分が受けたいと思える科目が入っているかどうか、自分がイメージしていることと近いかどうかを確認していきましょう。
また、同じコース内でも、職歴によって細かいコースが分かれている場合があります。
私の進学したブライトン大学MA TESOLでは、2年以上の教授経験がある人向けのコース、教授経験のない人向けのコース、と分かれていました。
細かいコース分けによって、一緒に学ぶ学生の質も変わってくるので、しっかりと確認しましょう。
また合わせて、入学に必要な条件は何なのか、求められる英語のスコアはいくつなのか、をしっかり確認しておきましょう。
この時点でだいたい5校くらいに絞りました。
学校全体の評判
卒業生の意見を聞く
興味のある大学・コースが絞れて来たら、その大学の卒業生を見つけて積極的に情報を集めましょう。
シラバスから分かることには限りがあるので、卒業生から実体験を聞くということはとても重要です。
同じコースに進学した卒業生が見つかればベストですが、同じ大学に進学した卒業生に話を聞くことができれば、大学全体の雰囲気や評判は掴めるかと思います。
インターネットでその大学の卒業生による体験談を読むということも大切です。
私は留学エージェントさんを通して、当時同じ大学に留学中の生徒を紹介してもらうことができ、情報を集めることができました。
世界大学ランキングはあまり気にしない
大学の評判を考えていく際、世界大学ランキングというものも気になります。
参考指標の一つにはして良いですが、あまりこのランキングに惑わされない方が良いと思います。
私が進学したブライトン大学は2020年のWorld University Rankingでは601-800位です。
決して高いとは言えませんが、日本で言えば、慶應、早稲田も601-800位です。
ランキングが高い大学が優秀、低い大学は優秀ではない、とは限りません。
世界的に有名な大学、ランキングが上位の大学に越したことはありませんが、あまり気にしすぎる必要はないのでは、と個人的には思います。
それよりも、その大学で何を学びたいのか、何が学べるのかという意識の方がよっぽど大切です。
International studentsの割合
幅広い国・地域からの留学生がいるか
海外の大学ではinternational studentsを積極的に受け入れている場合が多いですが、その内訳を把握するようにしましょう。
当然、幅広い国と地域から留学生が集まっていれば、その分幅広い多様性の中で留学生活を送ることができます。
これは留学の醍醐味でもあると思うので、大学ホームページを確認して、大学全体の留学生の割合と内訳、自分の興味のあるコースの留学生の割合と内訳を把握しましょう。
特定の国に偏りがないか確かめる
その際、特定の国に偏りがないかをよく確かめましょう。
近年、中国やタイからの留学生が大半を占めるコースもあるようです。
私が調べた中では、なんとコース全体の70-80%が中国からの留学生という所もありました。
そのようなコースが絶対ダメ、という訳ではありませんが、そうした場合、その地域の留学生同士でコミュニティが出来てしまいます。
そして、英語ではなく、その国の言語を耳にする場面が増えてしまうということは避けられません。
留学生の出身国籍が、バランス良いかどうか良く確認しましょう。
地理的な要素
どんな場所で留学生活を送りたいか考える
最後に、自分はどんな場所で留学生活を送りたいか、選んだ大学がそのイメージに合うかどうかを考えましょう。
田舎暮らしが良いという方もいれば、都会で暮らしたいという方もいるかと思います。
せっかくの留学ですから、留学する場所も非常に重要です。
その大学がある街はどんな街なのか、よく調べてみましょう。
私は海の見える街で暮らしてみたい、という願望があったので、最終的に3校に絞った受験校から、第一志望はブライトン大学に決めました。
ブライトンはロンドンから近く、とても活気のある街で、授業外の生活や旅行も充実させたいという自分の思いにマッチしそうだ、と思ったことも大きな決め手です。
まとめると、
1、何を学びたいのか、何が学べるのかを明確にする
2、学校全体の評判を把握する
3、International students の割合を調べる
4、地理的な要素を考える
これらのポイントを意識していけば、自分に合った大学、コースが見えてくるのではないかと思います!
これから海外大学院を目指す皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
留学を目指す方はまず、留学エージェントに相談をしてみましょう。