Bright 英語教育

イギリス大学院でTESOL(英語教授法)を履修した、英語教育とイギリスをこよなく愛する高校教師が、英語教育、英語学習、イギリス留学関係、その他諸々を書き綴っていくブログです。日本のbrightな英語教育を思い描きながら…。

【英語学習】どうしたらリスニングは上達するのか 3つのおすすめ勉強法

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こんにちは、タカヒロです。

 

どうしたらリスニングは上達するの…?

これは日本で英語を勉強しているほとんどの方がぶち当たる壁かと思います。

 

「話す」「聞く」「読む」「書く」。英語には4技能あると言われていますが、コミュニケーションを取るために一番必要なのは「聞く」、つまりリスニングスキルなのではないかと思います。

なぜなら、相手が言っていることを理解し、それに応答することによってコミュニケーションが成り立つからです。

リスニングがままならないために、歯がゆい思いをしたことがある方は多いのではないでしょうか?

僕もうまく聞き取れず、かと言って「perdon?」などといって、言い直してもらっても聞き取れる自信がないため、結局「Yeah、、、」「I see」などと返答してしまうことがよくありました、、、。

そんな悔しさをバネに、どうしたらリスニングが上達するか時間を掛けて色々と試してきました。

中学生の頃はリスニングスキルゼロでしたが、今はどうにか英検1級に合格でき、リスニングが原因でコミュニケーションに困るということはほぼなくなりました。

 

そこで今回はどうしたらリスニングは上達するのか(リスニングが上達しない原因)、私が実際にやってみて効果を感じた3つのおすすめ勉強法を紹介したいと思います。

 

 

どうしてリスニングが上達しないのか

そもそも、なぜリスニングが上達しないのか、

その原因はずばり、

頭で理解できていないまま聞いているから」です。

 

何を当たり前のことを、、、

と言いたい気持ちは抑えて、もう少しかみ砕いてみましょう。

 

頭で理解できていない、ということを分解してみると、

・そもそも聞いた単語自体を知らない

・単語は知っているが、その単語と認識できない

という2つに分かれます。

 

原因① 単語自体を知らない

一点目の「単語自体を知らない」ということに関しては、解決策は一つです。

単に知識が足りていないので、コツコツ知識を蓄えていくしかありません。(きっとそこの部分での近道はない気がします、、、)

 

単語は覚えても使わなければすぐに忘れてしまうし、いつまで勉強を続けても知らない単語は次々に出てくるので、モチベーションの維持が難しいです。

しかし、それでもやはりコツコツ増やしていくしかないです。

 

この点については、リスニングの問題というより、知識の問題です。

コツコツ知識を蓄えていきましょう。

単語の覚え方についてはこちらをご覧ください。 

 

www.bright-english-edu.com

 

 原因② 単語は知っていたのに、その単語と認識できない

問題は二点目の「単語は知っていたのに、その単語と認識できない」という方です。

その原因は、音の繋がりによって聞き取れなかったのかもしれませんし、スピードが速くて聞き取れなかったのかもしれません。

ここを理解して訓練しない限り、一向にリスニングは上達しません。

 

私が思うこの点についての解決方法は、

「頭で理解した状態で繰り返し聞き、さらに音読/シャドーイングを繰り返し行う」

ということです。

 

そもそも、「英語が理解できる」というのはどのような状態なのでしょうか?

 

「英語が理解できる」という状態は、「文字」「音」「意味」の3つをセットで理解できている、という状態です。

schoolという文字を見て「学校」と分かる、「スクール」と音で聞いて「学校」と分かる。

この3つが揃っている状態で初めて、実践のコミュニケーションで使える単語になるわけです。

文章でも、例えば、He is getting on the bus.と目で見れば意味が分かるけれど、
実際に音で聞くと、「ヒーズゲリンオンザバス」なんて聞こえてくるから、「んん?ゲリンってなに?」となるわけです。

ということは、リスニングの原稿を一度目で見て自分の頭で意味を理解し、その上で再度聞いて音を繋げるという作業をしないと、一向に成果が上がらないということになります。

 

そこで、その効果を高めるためには、音読やシャドーイングが有効です。

音読とシャドーイング

まず音読についてですが、音読はかなり有効です。

自分の頭で意味を理解し、音を把握していない限り、音読はできません。

つまり、音読をすることによって、意味と音を理解できているかのチェックができます。

結局のところ、知っていたのに聞き取れない単語とは「自分で発音したことがなく、実践のコミュニケーションで使えるレベルまでになっていない単語」と捉えることができます。

音読に関しては、多くの学者がその有効性を説明しています。

「音読」により、身体に言葉を記憶させること、つまり内在化(internalize)させることができます。口や舌を動かすだけでなく、目も耳も同時に使うので、英語表現のしくみとコロケーション(連語関係)、リズムとフロー(流れ)を体で覚えることができます。 

               日本人のための英語学習法 里中哲彦 P64

 

シャドーイングについては、流れの感覚を学ぶことができます。

シャドーイングとは、流れてくる英語の文章を、聞こえたように真似してスピーキングするというトレーニング法です。

一度リスニングの原稿を確認して、意味をしっかりと捉えてからシャドーイングをすることで、音読との相乗効果が期待できます。

音読やシャドーイングに関してはこちらをご覧ください。

www.bright-english-edu.com

 

リスニングを上達させる3つのおすすめ勉強法

では、具体的にどう練習していけば良いのか、おすすめの勉強法を3つ紹介します。

 

①一つの音声付き教材を全てスムーズに読めるまで音読し続ける

一つの教材を、全てスムーズに読めるように、繰り返し音読しましょう。

教材に関しては、単語帳、学校の教科書、TOEICの参考書など、自分の興味のあるもので良いかと思います。

ポイントは、音声がしっかり確認できるものということと、読解済みで自分が完全に把握している文章にするということです。

意味が分かっている状態で、音声を確認しながら、全てスムーズに読めるように音読を頑張りましょう。

音読をしていくうちに、Did you ~は「ディドゥ ユー」ではなく「ディジュー」なんだ、というように音の繋がりを体感していくことができます。

一冊音読を完成させる頃には、音の繋がりに関しての抵抗感がかなり消えているはずです。

私はDUOという単語帳を何度も何度も通して音読をしました。

語彙も効率よく増やせて、例文も面白いので、かなり気に入っています。

DUOに関してはこちらをどうぞ。

www.bright-english-edu.com

 

このような音読教材もおすすめです。

www.bright-english-edu.com

 

②好きな動画・ドラマの一場面を切り取り、繰り返し音読/シャドーイングする

好きな動画やドラマを意味が分からないまま流し聞くだけではあまり効果はありません。

また、いちいち分からないところで止めていたら、かなり時間が掛かりますし、せっかくの面白い内容を楽しめないかもしれません。

そこでおススメなのが、自分が気になった一部分を切り取り、そこに関して繰り返し音読/シャドーイングをする、という方法です。

私はYoutubeに上がっているTEDトークが好きで活用していました。

具体的な音読/シャドーイング方法は以下の通りです。

1、TEDトークを通して見て、使えそうなフレーズ、印象に残ったフレーズを含むパラ

  グラフを書き出す。

2、パラグラフ内で知らない単語、フレーズの意味を調べて確認する。

3、パラグラフをほぼ暗記する勢いで、音読を繰り返す。

 (イントネーションなどが分からなかったら動画を見て、シャドーイングを挟む)

4、動画の音声を消し、スピーカーになり切ってスピーチする。

 
動画やドラマからはかなり実践的なフレーズが学べますし、自分で一部分を切り取っているので、モチベーションも保ちやすいです。

個人的には短期間で一番効果が出た方法かなあと思います。

 

③資格試験の過去問は1回分を10回聞く

英検やTOEICなど、資格試験のリスニングに苦手意識を持っている方も多いかと思います。

正直、実際のコミュニケーションの場面では資格試験のリスニングのように一方的に聞き続けるという場面はあまりないので、それも自然なことだと思います。

そういった試験特有のリスニングに慣れていくためにも、過去問1回分を10回くらい繰り返し聞くようにしましょう。

一度解いて、原稿を確認して内容を理解してからが、リスニングの伸ばしどころです。

10回ほど聞いていくと、最後の方はリスニングの内容が頭にイメージとして湧くようになるかと思います。

リスニングをしたときに、話されている場面を頭に思い浮かべられるかということはとっても大切です。

資格試験のリスニングは、短い会話で様々な場面で使われる英語を聞き取ります。

ですので、試験の過去問を繰り返し聞くことは、長く聞き続けることに慣れるだけでなく、リスニングに欠かせない頭でのイメージづくりの練習にもなります。

 

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まとめ

まとめると、

リスニングが上達しないのは、

頭で理解できていないまま聞いているから。

 

解決方法は、

・単語のインプットを怠らないこと

・頭で理解した状態で繰り返し聞き、さらに音読/シャドーイングを繰り返し行うということ

 

具体的な勉強法は、

・一つの音声付き教材を全てスムーズに読めるまで音読し続ける

・好きな動画・ドラマの一場面を切り取り、繰り返し音読/シャドーイングする

・資格試験の過去問は1回分を10回聞く

 
一人一人自分に合う学習方法は違いますが、
英語学習では新しい方法にチャレンジしてみることはとっても大切です。

気になった方法を是非試してみて下さい!

英語学習を頑張る方へ、何か参考になれば幸いです!