
こうした疑問にお応えしていきます。
リスニングが不得意であるために、歯がゆい思いをしたことがある方は多いのではないでしょうか?
英語でコミュニケーションを取るためには、まずリスニングスキルが必要となります。
相手が言っていることを理解し、それに応答することによってコミュニケーションが成り立つからです。
そこで今回はリスニングが上達しない原因と、僕が実際に効果を感じた3つのおすすめ勉強法を紹介していきます。
この記事の内容
・リスニングが上達しない原因
・おすすめリスニング勉強法3選
筆者の経歴
・中高教員8年
・イギリス大学院へ留学
・帰国後に英検1級取得
中学生の頃はリスニングが本当に不得意で、どうしたらリスニングが上達するか時間を掛けて色々と試してきました。

しかしこの記事で紹介している方法を続けていくうちにリスニングが上達していき、今は英検1級に合格でき、リスニングが原因でコミュニケーションに困るということはほぼなくなりました。
皆さんのリスニング力の上達に参考になれば幸いです!
それではどうぞ。
Contents
英語のリスニングが上達しない原因

その原因はズバリ、
「頭で理解できていないまま聞いているから」です。
「頭で理解できていない」ということを分解してみると、
・そもそも聞いた単語自体を知らない
・単語は知っているが、その単語と認識できない
という2つに分かれます。
原因① 単語自体を知らない
「単語自体を知らない」ということに関しては、解決策は一つです。
知識が足りていないため、コツコツ知識を蓄えていくしかありません。(そこの部分での近道はありません、、、)
この点については、リスニングの問題というより、知識の問題です。
コツコツ知識を蓄えていきましょう。
おすすめの単語帳や単語帳の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【関連記事】【社会人向け】英語初心者が選ぶべき単語帳とおすすめの使い方

原因② 単語は知っていたのに、その単語と認識できない
二つ目は「単語は知っていたのに、その単語と認識できない」という原因です。
音の繋がりによって聞き取れなかったのかもしれませんし、スピードが速くて聞き取れなかったのかもしれません。
ここを理解して練習しない限り、一向にリスニングは上達していきません。
この点についての解決方法は、
「内容を理解した状態で音読/シャドーイングを繰り返し行う」
ということです。
そもそも「英語が理解できる」とは?
そもそも、「英語が理解できる」というのはどのような状態なのでしょうか?
「英語が理解できる」という状態は、「文字」「音」「意味」の3つをセットで理解できている、という状態です。
schoolという文字を見て「学校」と分かる、「スクール」と音で聞いて「学校」と分かる。
「文字」「音」「意味」の3つが揃っている状態で初めて、実践のコミュニケーションで使える単語になります。
文章でも同じで、例えば「He is getting on the bus.」と目で見れば意味が分かるけれど、実際に音で聞くと、「ヒーズゲリンオンザバス」なんて聞こえてくるから、「んん?ゲリンってなに?」となるわけです。
「文字」と「音」を繋げる作業が必要になります。
つまり、リスニングの原稿を一度目で見て自分の頭で意味を理解し、その上で再度聞いて音を繋げるという作業をしないと、一向にリスニング力は上がらないということになります。
そのためには、音読やシャドーイングが有効な練習法となります。
リスニングを上達させるおすすめ勉強法3選
上記の通り、音読やシャドーイングをして「文字」と「音」を繋げる作業をすることが、結果的にリスニングの上達に繋がってきます。
では、具体的にどのようにリスニングの練習をしていけば良いのか、おすすめの勉強法を3つご紹介します。
① 一つの音声付き教材を全てスムーズに読めるまで音読し続ける
一つの教材を、全てスムーズに読めるように、繰り返し音読しましょう。
教材に関しては、単語帳、学校の教科書、TOEICの参考書など、自分の興味のあるものでOKです。
ポイントは、音声がしっかり確認できるものということと、読解済みで自分が完全に把握している文章にするということです。
意味が分かっている状態で、音声を確認しながら、全てスムーズに読めるように音読を頑張りましょう。
音読をしていくうちに、Did you ~は「ディドゥ ユー」ではなく「ディジュー」なんだ、というように音の繋がりを体感していくことができます。
一冊音読を完成させる頃には、音の繋がりに関しての抵抗感がかなり消えているはずです。

語彙も効率よく増やせて、例文も面白いので、かなり気に入っています。
DUO3.0に関してはこちらの記事をご覧ください。
続きを見る
【超効率の良い最強単語帳】DUO3.0のおすすめポイント4選
こちらの音読教材も内容が面白いためおすすめです。
続きを見る
【英語の音読が面白くなる!】世界の名スピーチを使ったおすすめ教材
② 好きな動画・ドラマの一場面を切り取り、繰り返し音読/シャドーイングする
好きな動画やドラマを意味が分からないまま流し聞くだけではあまり効果はありません。
また、いちいち分からないところで止めていたら、時間が掛かってせっかくの面白い内容を楽しめないかもしれません。
そこでおススメなのが、自分が気になった一部分を切り取り、そこに関して繰り返し音読/シャドーイングをする、という方法です。

具体的な音読/シャドーイング方法は以下の通りです。
1、TEDトークを通して見て、使えそうなフレーズ、印象に残ったフレーズを含むパラグラフを書き出す。
2、パラグラフ内で知らない単語、フレーズの意味を調べて確認する。
3、パラグラフをほぼ暗記する勢いで、音読を繰り返す。
(イントネーションなどが分からなかったら動画を見て、シャドーイングを挟む)
4、動画の音声を消し、スピーカーになり切ってスピーチする。
動画やドラマからは実践的なフレーズが学べますし、自分で一部分を切り取っているので、モチベーションも保ちやすいです。
個人的には短期間で一番効果が出た方法かと思います。
シャドーイングに関してはこちらの記事で詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
【関連記事】【英語初心者向け】シャドーイングの効果的なやり方とおすすめ教材
③ 資格試験の過去問1回分を10回聞く
英検やTOEICなど、資格試験のリスニングに苦手意識を持っている方も多いかと思います。
正直、実際のコミュニケーションの場面では資格試験のリスニングのように一方的に聞き続けるという場面はあまりないので、それも自然なことだと思います。
そういった試験特有のリスニングに慣れていくためにも、過去問1回分を10回くらい繰り返し聞くようにしましょう。
一度解いて、原稿を確認して内容を理解してからが、リスニングの伸ばしどころです。
10回ほど聞いていくと、最後の方はリスニングの内容が頭にイメージとして湧くようになってきます。
リスニングをしたときに、話されている場面を頭に思い浮かべられるかということはとても大切です。
資格試験のリスニングは、短い会話で様々な場面で使われる英語を聞き取ります。
そのため、試験の過去問を繰り返し聞くことは、長く聞き続けることに慣れるだけでなく、リスニングに欠かせない頭でのイメージづくりの練習にもなります。
リスニングを上達させて英語を得意にしていこう!
この記事では、リスニングが上達しない原因と、おすすめの勉強法についてご紹介しました。
まとめると、
リスニングが上達しないのは、頭で理解できていないまま聞いているから。
解決方法は、
・単語のインプットを怠らないこと
・内容を理解した状態で音読/シャドーイングを繰り返し行うということ
具体的な勉強法は、
・一つの音声付き教材を全てスムーズに読めるまで音読し続ける
・好きな動画・ドラマの一場面を切り取り、繰り返し音読/シャドーイングする
・資格試験の過去問1回分を10回聞く
となります。
一人一人自分に合う学習方法は違いますが、英語学習では新しい方法にチャレンジしてみることはとても大切です。
気になった方法を是非試してみて下さい。
英語学習を頑張る方へ、何か参考になれば幸いです!
こちらの記事では英語学習に役立つアプリをまとめて紹介しています。リスニング上達に役立つものもありますので、ぜひ併せてご覧ください。
【関連記事】中学英語からやり直したい社会人におすすめの英語学習アプリ6選
最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた!