Bright 英語教育

H30年度 イギリスブライトン大学でTESOL(英語教授法)を履修した公立高校教師が、英語教育について感じたこと・学んだこと、その他諸々を書き綴っていきます。 日本のbrightな英語教育を思い描きながら。

仮定法の基本 (仮定法過去・仮定法過去完了の違い)

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仮定法とは、、、?


「仮定法・・・ああ if を使うあれだよね、、」

「ifを基本的に使う」ということは分かっていても、細かいところ、案外忘れていませんか?

 
仮定法と直接法の区別、しっかりとついていますか?

 

 

この記事では、

 

①仮定法とは何なのか

 

②仮定法過去と仮定法過去完了の違い

 

について、コンパクトに分かりやすく解説していきます!

 

仮定法の基本に関して、「これだけは抑えておきたい」という点をまとめました。

 

 

それではいきましょう!

 

≪ 目次 ≫

 

 

仮定法って何?

まず 「if」を用いた文にも、仮定法と、直接法があります。

 

日本語で考えてみましょう。

 

次の文は仮定法でしょうか?

「明日晴れたらさ、海までドライブ行こうよ?」

 

 

この文は仮定法ではありません。

 

上の文の場合では、実際に明日晴れる可能性がありますよね?

晴れるかもしれないし、晴れないかもしれない。

分からないけど、もし晴れたら海行こうよ。という意味合いです。

 

このように、現実に起こる可能性があることを、「もし~ならば」と表す場合は、直接法と言います。

 

直接法では、if節内は現在形を使います。

よって、上の文を英語にすると、

If it is sunny tomorrow, why don't we go for a drive to the sea?

といったようになります。

 

では仮定法とは何か。

 

仮定法は、

現実とは異なること、実際には起こりえないことを想像して表現するときに使います。

 

具体例で理解しましょう。

次の文は仮定法でしょうか、直接法でしょうか。

① もし君がサッカー好きなら、このチケットあげるよ。

② もし犬と話が出来たら楽しいのに。

③ もし明日時間があれば、映画行かない?

④ もしおれがお前なら、間違いなく想いを伝えるなあ!


①と③が直接法、②と④が仮定法になります。

 

実際には②のように犬と話をすることは出来ませんし、④のようにおれがお前になることはありません。架空の話をしていますね。

 

ここまでをまとめると、

 

「もし~なら」という表現でも、

・現実に起こる可能性がある場合 → 直接法(if内は現在形)

・現実には起こりえない、架空の話の場合 → 仮定法

 

となります。


以上が、仮定法と直接法の区別についてです。


では、例文を見ながら、【仮定法過去・仮定法過去完了】を見ていきましょう。

 

【仮定法過去】

 

(1) もし一日中体育だったら、嬉しいんだけどなあ。

 If we had P.E. all day, I would be happy.

 

 

(2)  もっと近くに住んでいたら、毎日会えるのに。

 If we lived closer, we could meet every day.

 

仮定法過去では、過去形を使いますが、

 

訳は現在形「もし~なら、・・・なのに」です。

 

形は ≪ If + 過去形, 主語 + would/ could/ mightとなります。

 

 

また、if節内のbe動詞は、主語に関わらずwereを使ってください。

 

(3) もし僕が総理大臣だったら、国民の祝日を10日増やすのに。

 If I were a prime minister, I would make 10 more national holidays.

 

日本語訳は現在形、if節の形は過去形とズレるので注意してください。

 

Ifの中を過去形にすることで、聞き手に「現実の話とは違うんだけどさ、」という意味合いを伝えているんですね。

 

 


続いて【仮定法過去完了】です。

 

【仮定法過去完了】

(4) もしもうちょっと一生懸命勉強していたら、東大受かったのになあ。

 If I had studied a bit harder, I could have entered Tokyo University.

 

 

(5) 地図を持っていれば、道に迷わなかったのに。

 If we had had a map, we would not have got lost.

 

仮定法過去完了では、過去の事実に対して、「もし~だったなら、・・・だったのに。」と後悔のような伝え方をすることが出来ます。


形は≪ If +had+過去分詞, 主語 + would/could/might + have + 過去分詞です。

 

if節にはhad、主節にはhave、とちょっと紛らわしいので注意が必要です。

 

日本語訳は過去、if節の形は過去完了形ズレることを頭に置いておきましょう。

 

 

確認問題

最後に、問題で確認してみましょう!

(1) He probably wouldn’t act that way if he (    ) in Japan.

① is   ② were   ③ would be   ④ can be    (明治大)


(2) If I (     ) harder, I could have played the violin better.

① practice  ② have practiced  ③ will practice  ④ had practiced (日本大)



≪正解≫

(1) 主節のwouldn't を見て、仮定法過去だ、と判断。

if節内では主語が何だろうがbe動詞はwereを使うので、②wereが正解。


(2) 主節のcould have playedを見て、仮定法過去完了だ、と判断。

if節内はhad +過去分詞なので、④had practicedが正解。

 

 

いかがでしたでしょうか。

ポイントをまとめると、

 

現実に起こりうるかどうかで、直接法仮定法かを判断

②仮定法の場合、

 ・訳が現在であれば、仮定法過去(過去形を使用)

 ・訳が過去であれば、仮定法過去完了(過去完了形を使用)

 

となります。

まだまだ仮定法は奥が深いですが、まずはこの基本を抑えてガンガン仮定法を使ってみましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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