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仮定法過去・仮定法過去完了の違いを簡潔に分かりやすく解説

2020年6月14日

こんにちは、タカヒロです。

 

「仮定法・・・ああ if を使うあれだよね、、」

「ifを基本的に使う」ということは分かっていても、細かいところ、案外忘れていませんか?

 

この記事では、

①仮定法とは何なのか

②仮定法過去と仮定法過去完了の違い

について、コンパクトに分かりやすく解説していきます!

 

仮定法の基本に関して、「これだけは抑えておきたい」という点をまとめました。

それではどうぞ!

 

仮定法過去・仮定法過去完了の違いを簡潔に分かりやすく解説

仮定法って何?

まず 「if」を用いた文にも、仮定法と、直接法があります。

 

日本語で考えてみましょう。

次の文は仮定法でしょうか?

 

「もし明日晴れたら、海までドライブ行こうよ?」

 

実はこの文は仮定法ではありません。

 

上の文の場合では、実際に明日晴れる可能性がありますよね?

晴れるかもしれないし、晴れないかもしれない。

分からないけど、もし晴れたら海行こうよ。という意味合いです。

 

このように、現実に起こる可能性があることを、「もし~ならば」と表す場合は、直接法と言います。

直接法では、if節内は現在形を使います。

よって、上の文を英語にすると、

If it is sunny tomorrow, why don't we go for a drive to the sea?

といったようになります。

 

では仮定法とは何か。

仮定法は、

現実とは異なること、実際には起こりえないことを想像して表現するときに使います。

具体例で理解しましょう。

 

次の文は仮定法でしょうか、直接法でしょうか。

① もし君がサッカー好きなら、このチケットあげるよ。

② もし犬と話が出来たら楽しいのに。

③ もし明日時間があれば、映画行かない?

④ もしおれがお前なら、間違いなく想いを伝えるなあ!

 

①と③が直接法、②と④が仮定法になります。

実際には②のように犬と話をすることは出来ませんし、④のようにおれがお前になることはありません。架空の話をしていますね。

 

ここまでをまとめると、

となります。

 

以上が、仮定法と直接法の区別についてです。

 

では、例文を見ながら、【仮定法過去・仮定法過去完了】を見ていきましょう。

【仮定法過去】

 

仮定法過去では、過去形を使いますが、訳は現在形「もし~なら、・・・なのに」です。

形は

≪ If + 過去形,  主語 + would/ could/ might ~ 動詞の原形 ≫

となります。

 

また、if節内のbe動詞は、主語に関わらずwereを使います。

※口語表現ではwasを用いる場合もあります。

 

日本語訳は現在形、if節の形は過去形とズレるので注意しましょう。

 

Ifの中を過去形にすることで、聞き手に「現実の話とは違うんだけどさ、」という意味合いを伝えているんですね。

 

 

続いて【仮定法過去完了】です。

【仮定法過去完了】

 

仮定法過去完了では、過去の事実に対して、「もし~だったなら、・・・だったのに。」と後悔のような伝え方をすることが出来ます。

 

形は

≪ If +had+過去分詞,  主語 + would/could/might + have + 過去分詞

です。

 

if節にはhad、主節にはhave、とちょっと紛らわしいので注意が必要です。

 

日本語訳は過去、if節の形は過去完了形ズレることを頭に置いておきましょう。

 

確認問題

 

最後に、問題で確認してみましょう!

 

(1) He probably wouldn’t act that way if he (    ) in Japan.

① is   ② were   ③ would be   ④ can be    (明治大)

 

(2) If I (     ) harder, I could have played the violin better.

① practice  ② have practiced  ③ will practice  ④ had practiced (日本大)

 

 

≪正解≫

(1) 主節のwouldn't を見て、仮定法過去だ、と判断。

if節内では主語が何だろうがbe動詞はwereを使うので、②wereが正解。

 

(2) 主節のcould have playedを見て、仮定法過去完了だ、と判断。

if節内はhad +過去分詞なので、④had practicedが正解。

 

 

仮定法のポイントをまとめると、以下のようになります。

 

まだまだ仮定法は奥が深いですが、まずはこの基本を抑えてガンガン仮定法を使ってみましょう!

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最後までご覧いただきありがとうございました。

ではまた!

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