こんにちは、タカヒロです。
2021年、3月31日付で、公立教員を退職しました。
この4月からは私立大学の非常勤講師、私立中高の非常勤講師、またフリーランスとして働きます。
一年前まではまさか自分が本当に退職するとは思ってもいませんでした。
この一年の間で、僕の人生での大きな分岐点が突然訪れました。
公立教員を辞めるということは、これまでの人生で一番大きな決断となっている気がしますが、今のところ後悔は一切ありません。
1月頃から周りの先生方に退職することを告げていたのですが、
「なんで辞めるの!?せっかく採用試験受かっているのに…。」
こういった質問を毎回のように頂きました。
一言で言うなれば、「チャレンジしたかったから」です。
イギリス留学で修士を取ってきたことで、多くの人が通る王道の脇に、草むらだらけの険しい道があることに気が付きました。
そんな道を見つけてしまったら、人は進みたくなるものなんですね。
公立教員を辞めて非常勤講師になることをおススメする方はあまりいないのではないかと思います。
それでも英語教育で一本化してチャレンジしていきたくなりました。
前回の記事では今後やりたいことを書きましたが、
今回の記事では公立教員を辞めるに至った経緯をもう少し細かく、正直に書いていきたいと思います。
最後にはこの選択をする上で本当に役に立った本をご紹介します。
同じように自分の将来について悩み考えている先生方へ、何かの参考になれば幸いです!
Contents
突然訪れた分岐点 公立教員を30歳で退職した理由
30歳を迎えた昨年度、教員として一生懸命勤めながら、自分の将来について様々な葛藤がありました。
その葛藤を言語化してみると、公立教員を辞めようと思った要因は大きく3つに分かれました。
学校以外の世界を知りたかった。
一番大きい要因がこれです。
今でも学校は大好きです。生徒に教えることも担任を受け持つことも大好きです。
しかし学校で勤務していると、本当に学校だけの世界で僕の人生は完結してしまうのではないか…。
そんな不安がありました。
よく「学校は狭い世界だ」といったことが言われます。
世界はもっともっと広いのに、学校の外に踏み出せないでいることを少し窮屈に感じていました。
3年前のイギリス留学では、国籍、人種、信仰が入り混じった世界に身を置き、大きな刺激を受けました。
偶然出会った日本人ですら、製薬会社からの派遣で来ていた方、金融庁の方、ANAのスタッフを辞めて留学に来た方などなど、学校では知り合えない多くの方々と共に学びました。
さらに、現地で自分のやりたいように事業を経営されている方にもお世話になりました。
そんな出会いの数々が、学校以外の世界を知りたいという想いを加速させていきました。
「たった一回の人生、学校だけで勤めるのはなんだかもったいない。」
この感覚は、本当に留学にいったことで変わりました。
こちらの記事で書いた通りです。
土日が部活で拘束されるのが嫌だった。
部活動に関しても僕にとっては大きな問題でした。
公立教員なので、半強制的に部活動の顧問になります。
自分がサッカーをやっていたこともあり、サッカー部の顧問をしていました。
顧問をしながら生徒と触れ合うこと、生徒の成長を見守ることはとても楽しいです。
やりがいも非常にあります。
しかしそのやりがいと引き換えに、土日はほぼ部活で拘束されてしまいました。
部活に力を注いでいる先生方を否定するつもりは一切ありません。
むしろ社会全体は土日の時間を使って教育活動を持続させている教員をもっと敬うべきだと思います。
しかし僕の場合は、留学を経て「土日の使える時間をもっと英語教育につぎ込みたい」、そう思うようになりました。
土日の部活が地域指導員に移行されることを待っていても仕方ないので、それなら自ら退くしかない、そう考えるようになりました。
引き受ける仕事に関して、「絶対にイエスといえないなら、それはすなわちノー」です。
自分にとって本当に意味のあることをひとつ達成していくためには、トレードオフで別の何かを切り捨てていく必要があります。
そんなエッセンシャル思考が自分の決断に勇気を与えてくれました。
続きを見る
エッセンシャル思考のまとめ「より少なく、しかしより良く」働く
個人で出来るところまでチャレンジしたいと思うようになった。
時代は移り変わり、個人で稼げる時代になってきました。
「良い大学に入って、有名な企業に入社したり、公務員になれば一生安泰」
そのような思考が正しいとは言えなくなってきました。
年収1000万の会社に入るより、年収1000万の価値がある人間になることが求められる時代です。
「組織の中に留まり思考停止に陥ってしまうよりも、一回組織から抜け出し、自分でやれるところまでやってみたい!」
そう考えるようになりました。
この4月からは非常勤講師なので給料自体は減りますが、時間や組織に拘束されずコマ数辺りの給料なので、「自分の力で稼ぐ」ということの第一歩となるのではないかと思っています。
自分で自分の実績を作り上げていって、どんどん自分で稼ぐ力を蓄えていきたいと考えています。
橘玲さんは働き方2.0VS4.0の中で、
未来世界を生き延びるのは、会社に所属しているときでも常にフリーエージェントとして仕事をしていると考え、会社のブランドに依存するのでなく、自分自身の良い評判を増やしていける人である。
このように述べています。
組織に依存し過ぎず、自分の人的資本を大きくしていけるように一歩一歩成長していきたいです!
自分の人生の主人公は自分であり、どう行動していくかは100%自分で決められます。
そんな人生ゲームをエンジョイしていきたい!
まとめ
以上、公立教員を退職するに至った経緯を書いてみました。
この大きな決断に至るまでに、色々な本を読んできましたが、自分に深く影響を与えたのは、
この辺りの本です。
どの本からも自分なりの一歩を踏み出す勇気や根拠を貰えるので是非チェックしてみて下さい!
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イメージの外側へ、いざゆかん!!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた!