教員の働き方

【英語教員からの転職】20代後半から実際に検討した転職先6選

2023年9月10日

※この記事には一部PRが含まれています。

 

(20代後半の先生)担任業務と日々の授業、部活に追われる中、本当に自分はこのまま30代に突入してよいのか…。教員以外にどんな道があるのか、情報を集めたい。

 

そうした声にお応えします。

 

僕も20代後半に入った頃、教員としての自分の将来について悩み、思うままに職場を転々としてきました。

今は私立中高の専任教諭に落ち着きましたが、その過程では様々なことを調べ検討していきました。

 

そこでこの記事では、英語教員から転職しようかと考え出した方へ向けて、どのような転職先があるのかを転職活動の経験を元にお伝えします。

 

僕の経歴は以下の通りです。

筆者の経歴

・公立中学 教諭6年(一生のスキルを身に付けなければ…と一大決意)

→ 休職してイギリス大学院でMA TESOLを取得

・県立高校 教諭2年(もっと別の世界も見てみたい…と一大決意)

→ 退職して「非常勤講師+副業」の道に走る

・大学非常勤+私立中高非常勤 2年

(転職活動をしながら、やっと自分にとってのやりがいのある仕事に気付く)

→私立中高の専任教諭(+副業)

 

現在32歳ですが、自分で振り返っても結構激動の10年を過ごしてきました。

その中でも一段と大きなターニングポイントとなったのは、非常勤講師をしながら転職活動をしていた時です。

 

僕は「リクナビ」や「DUDA」のサービスを使い、エージェントさんと無料相談をしながら情報を集めていきました。

 

この記事では、その中で転職先として挙がったものを6つご紹介していきます。

 

転職へ向けた情報収集の一部となれば幸いです。

 

 

英語教員からの転職にはどのような道があるのか

 

僕が転職活動をした際、実際にお話しを頂いたり、検討してみたのは以下の6つです。

 

① 学習塾

② 英会話スクール

③ 私立中高の教員

④ 教育系出版社の教材開発部門

⑤ 教育系ベンチャー企業

⑥ 英語コーチ

 

① 学習塾

 

僕の場合は一番採用のお声かけを頂いたのが学習塾でした。

学習塾では教員の経験をそのまま活かすこと出来る点が強みです。

教える対象も中高生であることが多いため、教科指導だけでなく、生徒の学校での様子をくみ取りながら教育相談に乗ることもできます。

学校で働いているからこその強みですね。

 

ただし、勤務時間が夜にシフトすることや、受験指導が中心になって本来自分が教えたいことと乖離していく可能性があることが懸念点です。

 

② 英会話スクール

 

英語力を生かして英会話スクールのスタッフになる道もありです。

学校と違い社会人を相手に教えることもありますが、大いに第二言語習得の知識を活かすことができます。

第二言語を習得する日本人がつまづき易いポイントを熟知している点でも、教員の経験が活かせます。

 

講師としてだけでなく、運営サイドに回ることも面白いですね。

 

こちらも学習塾と同様に、勤務時間が夜型へシフトすることは懸念点です。

 

③ 私立中高の教員

 

僕が現時点で行きついた先です。

公立では自分の勤務校を直接選ぶことはほぼ出来ませんが、私立は自分で選ぶことができます。

学校によってホワイト寄りなのかブラック寄りなのか様々ですので、多方面からの情報を集めながら比較検討していくことが必要です。

 

幸いにも僕が勤めている学校は勤務時間に厳格で、基本的に18時には退勤しています。

公立で勤めていた時と比較すると、圧倒的に勤務時間が減りました。

 

自分が「良いな!」と思った学校でちょうど採用募集が掛かるとも限らない点は懸念点です。

学校の規模にもよりますが、働きやすい学校ほど先生が辞めないため、募集人数が少ない場合が多いです。

 

基本的にはこちらのサイトで求人情報は手に入れることができます。

 

毎週更新されるため、こまめにチェックしてみることがおすすめです。

 

 

こちらの記事では私立と公立の違いをまとめていますので、是非合わせてご覧ください。

 

④ 教育系出版社の教材開発部門

 

教育関係の出版社で教材開発に関わる道も面白いですね。

学校で使うドリルなどの副教材を開発する部門でも、教員として多くの教材に触れてきた経験を活かすことができます。

 

自分が開発に携わった物が出版されて学校で採択されれば、ある意味、学校現場で教えるよりもより多くの生徒に影響を与えることができます。

 

 

⑤ 教育系ベンチャー企業

 

教育系ベンチャーでは「教育×IT」にスポットを当てている企業が多くあります。

ICTの活用は今後の教育活動の中心になっていく可能性もあるため、大いにやりがいのある事業です。

 

僕の場合は、今多くの学校で採用され始めているとあるアプリのコンテンツ開発部門へのお話しを頂き、検討しました。

 

経験を生かしつつガラッと職種を変えたい人にとっては、検討してみる価値が高い転職先かもしれません。

業界1年目に戻るので、給与が下がることは避けられないケースが多いことが懸念点です。

 

 

⑥ 英語コーチ

 

英語コーチとして、英語を学び直したい社会人のサポートをして活躍することもできます。

こちらでも中高生へ第二言語として英語を教えてきた経験は大いに活かせます。

オンライン完結のコーチングサービスでは、フルリモートでの勤務も可能です。

 

ハードルは上がりますが、フリーランスの英語コーチとして活躍することも可能ですね。

 

非常勤講師として学校で働きながら、副業で英語コーチをするなど、自分の働きたいように働いてみたい方は検討する価値ありです。

こちらの記事でも詳しく紹介していますので、是非合わせてご覧ください。

 

転職したいと思ったら、まず情報を集めよう

 

「転職したい…」と少しでも感じたら、まず動いて情報を集めてみることです。

教員だけが仕事ではありませんし、教員として勤めた経歴は一部の企業にとっては大きな武器となります。

 

僕も無料相談をして自分の将来像のイメージを膨らませていったので、ぜひまずは情報を集めてみて下さい。

主な転職サイトは以下の通りです。

 

様々な道を検討してみた結果、「やっぱり教員だ!」と思うのであれば、教員でいることへの考え方も変わるはずです。

僕の場合は、転職活動をしてみた末、自分がやりたいことは営業して商品を買ってもらうことではなく、社会人にビジネス英語を教えることでもなく、「学校で中高生に海外に行く機会を与えることだ」と気付きました。

今は海外研修を充実させている私立中高で勤めることができ、とても満足しています。

 

ご自身が思い描く理想の働き方へ少しでも近づけるよう、応援しております。

最後までご覧いただきありがとうございました。

こちらの記事も是非合わせてご覧ください。

ではまた!

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