子どもの英語教育 英語学習

「英語を学ぶ意味って何ですか?」という質問への回答例3選

2021年10月17日

こんにちは、タカヒロです。

 

英語を学ぶ意味って何ですか?

 

生徒からたまに聞かれる質問の一つですよね。

そして聞かれるたびに、どう答えようか考えさせられます。

英語教師としては、生徒が納得をしてくれるような回答を準備しておきたいところですよね。

 

 

そこでこの記事では、「英語を学ぶ意味って何だろう」という問いに、僕なりの回答を書いていきたいと思います。

生徒や自分の子どもに「なんで英語を勉強するの?」と聞かれたときに答える例も載せていますので、参考になれば幸いです!

 

この記事の内容

「英語を学ぶ意味って何ですか」という質問に対する回答例

 

筆者の経歴

・中学教員6年

・イギリス大学院(MA TESOL)

・公立高校2年

・現在、私立大学、高校で非常勤講師

 

それではどうぞ!

 

「英語を学ぶ意味って何ですか?」という質問への回答例3選

 

以前、中学校の授業で「なぜ英語を学ぶのでしょうか?」と問いかけ、グループで話し合ってもらったことがあります。

 

生徒から出てきた意見をざっくりまとめると以下のようになりました。

 

・グローバル化だから

・英語は世界共通語になってきているから

・海外旅行で役に立つから

・外国人労働者が増えてきているから

・英語ができるとかっこいいから

・就職に有利になるから

・受験で必要だから

・学校で習う教科だから

様々な意見が出てきて、とても面白かったです。

 

どれもその通りだと思います。

 

しかしどこか社会全般的なことを捉えた意見が多く、英語を学習することを「自分ごと」として捉えている意見が少ないなという印象を受けました。

 

中学生なので、それは自然なことだと思います。

しかし、自分ごとになっていないからこそ、英語を勉強することが「他人事」「自分とは直接関係のないもの」と感じられるわけですよね。

 

英語をもっと「自分ごと」として捉えることができれば、学習することに前向きになっていけるように思います。

 

そんなことを踏まえて、僕の思う英語を学ぶ意味を3つほど書いていきたいと思います。

 

 

①世界中の人々とコミュニケーションが取れることで、自分の幅が広がる

 

英語が出来れば世界中の人々とコミュニケーションが取れるということは、良く考えるととても画期的なことです。

 

アメリカ人やイギリス人など、英語ネイティブの人々のみならず、例えばポーランド人、韓国人、ブラジル人など、世界中の人々と交流することができます。

 

住んでいる国や地域が違えば、母語や文化も違います。

 

「なんで同じ人間なのに、こんなに文化が違うんだ?」

「なんで同年代なのに、こんなに価値観や感覚が違うんだ?」

 

世界中の人々とコミュニケーションを取り、より多くの異文化に触れることで、「日本で暮らす自分」を客観視することができます。

そして、時に自分のちっぽけさに気付くことができます。

 

「自分は日本のことを全然分かっていない」

「自分のことを表現できていない」

「もっと異文化を理解したい」

そう気付くことで、自分の幅が広がっていきます。

 

英語は、世界と自分を繋げる「ツール」に過ぎません。

しかし、英語が世界と自分を繋げて、自分の幅を広げるきっかけとなることは間違いありません。

 

生徒や子供に話す例①

将来、車の免許は欲しい?

車を運転できるようになれば行動範囲がグッと広がるようになるよね?

そうすると、自分の視野が広がるし、もっと色んな所に行って色んな経験をしてみたいって思えるよね。

色んな経験をすることで、自分の成長にもなるわけだよね。

車っていうツールでは海外に行くことは難しいけれど、英語っていうツールがあれば、世界中に行動範囲を広げられるよ?

その分学べることも増えるかもしれないね。

君はどうしたい?

 

 

②英語を第二言語として学ぶことで、日本語・日本文化の理解が進む

英語を第二言語として学ぶということは、日本語と比較しながら学んでいくことになります。

 

英単語の意味が分からず、辞書を引いてみたら、そもそも日本語訳の意味が分からなかった…。

ということは意外とありますよね。

英語を学ぶことを通して、日本語について知ることは多いです。

 

第二言語として英語を学ぶ以上、母国語である日本語の能力は切っても切り離すことは出来ません。

そして母国語を使える範囲内でしか、英語を使うことができないということも事実です。

 

逆に考えると、英語を学び、自分が知らなかった日本語にも出会うことで、母国語が使える範囲を広げていくことができます。

結果的に、英語を学ぶことを通して、実は日本語の理解も進んでいることになります。

 

また、「言語と文化」は切っても切り離すことができません。

英語を学んで英語圏の文化を知ることで、日本文化を客観的に捉えることができます。

日本語に潜む日本文化の素晴らしさに気が付くきっかけとなります。

 

 

他言語を学んで日本について客観的に考えることが、日本人としてのアイデンティティを守ることに繋がっているのではないでしょうか?

 

生徒や子供に伝える例②

先生は、日本人でいたいから、英語を勉強しているよ。

英語を勉強していると、

「日本語じゃこの場面でこう言うよなあ」

「さり気なく使っているこの日本語の意味って何だろう?」

っていうように、日本語にも意識がいって、結果的に日本語が使える範囲も広がっていくんだよ。

言語は文化と繋がっているから、英語を勉強して英語圏の文化を知ることで、日本文化の素晴らしさに気付くことも出来るよ。

先生は日本が大好きだし、「日本語が分かって、日本の文化を知った日本人」でいたいから、英語を勉強しているよ。

君はどうしたい?

 

③言語を学ぶプロセスに意味がある

「第一言語を習得出来た者であれば、誰でも第二言語の習得が可能」と言われている点も、語学の面白い所です。

 

チョムスキーを始め、様々な言語学者が研究で証明しています。

 

第二言語を学ぶことは、長距離マラソンと似ていて、学習を辞めずコツコツと続けていけば、必ず成果が出てきます。

 

しかしその道の途中では、様々な学習方法を試し、自分に合った学習方法を見つけていくというプロセスがあります。

そのプロセスは、一人一人の学習スタイルや性格などによって変わるため、それぞれ異なります。

 

言語学習の楽しさは、自分の目標に向けて、自分に合った学習方法を追求していける点にあります。

他言語を学ぶことで、学びのプロセスを楽しむことができることは大きなメリットです。

 

そのプロセスを経て、英語が使えるようになるという結果が出るため、英語の勉強は面白いのでしょう。

せっかく世界で唯一、言語が使える生物であるのだから、その能力を最大限に発揮させて成長していきたいですよね。

 

生徒や子供に伝える例③

人間の脳って面白くて、やれば誰でも第二言語を習得できるようになっているんだよ。

英語が出来るようになるまでの道のりはそれぞれ違うけれど、学びを辞めなければ、いずれ英語は使えるようになっていくよ。

色々な勉強法を試していく中で、「これは自分に合っている」「これは自分に合わない」と選別できるようになってくることに意味があるよ。

言語を学ぶっていうプロセスを楽しめるのは人間の特権だと思うよ。

その特権を生かさないのはもったいないかなあって先生は思うけど、

君はどう思う?

 

英語を学ぶことを「自分事」に出来るかが勝負

極論、「英語は誰にとっても絶対に必要だ!とは言えない」と思っています。

日本で暮らしていれば、全く英語を使わずに人生を進めていくことは出来てしまいます。

 

そのため結局のところは、英語を学ぶことを「自分ごと」に出来るかどうかが勝負になります。

生徒や子供に英語を自分ごととして考えてもらうために、「メリットはたくさんあるよ?それで、君はどうする?」と投げかけてみると良いのではないでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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また、こちらの記事「英語の勉強の仕方が分からない」を解決するおすすめの勉強法5選では英語の勉強の仕方に悩む生徒への解決策をまとめています。是非合わせてご覧下さい。

ではまた!

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